2.バルはほんとに赤字なの?
下記の表を見ていただければ判るが、一回のスキル使用にかかる費用は以下の通りである。 実際は自動回復のマナもあるので一概には言えないが、狩りの際にスキルを連発している際には、自動回復など当てに出来ない。各上狩場などではほぼ、この表のような形の経費がかかるわけである。尚この表にはHP回復は含まれていないので、更にHP回復用POTを使用した場合はこれ以上の費用がかさむわけである。
| 種別 | 価格 (合成価格) |
回復量 (%) |
1マナ 単価 |
Haste (30) |
Aura (74) |
Bind (15) |
DA (28) |
Burst (20) |
WoV (36) |
CF (48) |
Shadow (95) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
マナPOT(S)
|
120 | 15 | 8 | 240 | 592 | 120 | 224 | 160 | 288 | 384 | 760 |
|
マナPOT(M)
|
360 | 32 | 11.25 | 337.5 | 832.5 | 168.75 | 315 | 225 | 405 | 540 | 1012.5 |
|
マナPOT(L)
|
(1080) | 64 | 16.87 | 506.1 | 1242.38 | 253.05 | 472.36 | 337.4 | 607.32 | 809.76 | 1602.65 |
|
マナリカバー(S)
|
(2240) | 63(20%) | 35.55 | 1066.5 | 2630.7 | 533.25 | 995.4 | 711 | 1279.8 | 1706.4 | 3377.25 |
|
マナリカバー(M)
|
- | 126(40%) | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
|
マナリカバー(L)
|
(6720) | 158(50%) | 42.53 | 1275.9 | 3147.22 | 637.95 | 1190.84 | 850.6 | 1531.08 | 2041.44 | 4040.35 |
これを見ていただければ判るが、デスクラスを倒すのに必要なパターンとしての「DA2発+バインド」の繰り返しについては、一回のパターンについてマナPOT(M)使用時で「798.75クロ」かかっているわけである。黒装備以降、また防具STR制限撤廃以降は物が持てるようになり、ある程度はカバーできるようになったものの、以前はPOTを持ったら戦利品を拾えないこともままあった。
バルが大赤字という理由には、このマナ消費に加え、DAによる武器破損率の増大による修理費。HPが低いが為のPOT連打が上げられる。また、バインドはバルがHPの消費を抑えるために使用するものの、クロに換算すると120~250程度の消費があるため、HPの自動回復で間に合う程度なら、そのままDAやCFを打ち続けた方がよい場合もある。また、PTでタゲを分散させることが第一目的の場合はDAを使用せず、通常攻撃でタゲを取るというのも一手ではある。
左手を酷使する事を前提ならマナPOT(S)を使用して、各スキルの単価を押さえるのも手である。この場合はDAを一回使用するのにマナPOTを2回ほど飲まねばならない。また、POTラグがスキルを撃てなくすることもあるので、各上狩場でこの使用が出来るかは、バインドの腕とプレイヤースキルにかかる割合が大きい。
さて、マナPOT(M)99本で撃てるDAは約113発。マルスオーラのデスクラスだと10発撃っても倒れないこともしばしば。あっという間に1SET分溶かしてしまうわけだ。PTなどの場合だと、特に役割ごとに効果的に動くことが要求されるので、Attackerとしてのバルキリーは常に経済的な戦いを強いられている。
黒字転換するには、各スキルで使用したマナPOT代以上の収入を得ることが肝要である。
安定した収入を考えると、ソロの場合Taiteは未だ島に渡れない形である。島では緑防具のドロップがあれば問題ないが、白ばかりの際には赤字に転落する場合もある。
PTの場合だと殲滅速度的にソロより劣らない場合は良いが、収入的にもソロと同様を確保するのは難しい。PT時には各上狩場に行くことが多く、経済的な職業である他職業に比較しても、DAの使用頻度がソロより上がる為、収入を得る目的でいくと気がついたら大赤字になることも多々あるわけだ。
バルの最大MPが少ない以上、リカバー系は他職業に売却もしくは譲渡したほうがこの表からも明らかである。適材は適所に。
黒字を目指すなら費用とそれにかかる単位時間を割り出し、最も経済効率の良い狩場を探すことが肝要になる。クロノス城で狩をすれば、費用は限りなく0に近くなるのだが、いかんせん収入が少なすぎる。
これについては、店売りと修理金額より使用したPOT代を引くことで計算できるわけである。また、合成素材などの売却価によってはそこそこの価格をたたき出すことも可能であるので、その場合の狩場を選択するのも一考であろう。
現在のTaiteでは、カイヌゥスが黒字採算ラインとして上げられるが、単位時間当たりの厳密な考察はいま少し回数をこなす必要があるだろう。現状、一回の狩りにマナPOT(S)を7SET持ち、収入的には150K~180Kを15分程度でこなすことが可能である。あるいは1マナ単価を少し上げても、マナPOT(M)を3-4SETにした方が、アイテム欄の有効活用からしても効率が良いかもしれない。また、クエストをこまめに活用することで、POT代を浮かし、現金収入を増やすのも必要ではある。
クエストをこなさないと赤字になる。また、クエストでマナリカバーしか入手できない島などでは、クエストの選択制限自体が厳しい部分もあるので、ターラ以降はバルには厳しい箇所が続くこととなるのではないだろうか。


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