菜翁が旨さんの事上磨錬の糧(2.b)
菜翁が旨さんのほほ～ぇむ健康ペ～ジの サイトマップ へHomeへ ⇔ 前へ ⇔ 次へ ⇔ 番外へ
菜翁が旨さん の 事上磨錬 の 糧 2.b
増補字源 簡野道明編集 角川書店発行(昭和44年2月20日150版)より
増補字源 簡野道明編集 角川書店発行(昭和44年2月20日150版)より
乞巧
〔荊楚歳時記〕
｢ｷﾂｶｳ」
【陰暦七月七日の夕,即ち七夕に牽牛･織女の二星を祭るに,女児五色の絲を捧げて手芸の上達を祈るをいふ,我国にて乞巧奠とて,天平勝宝七年始めて清涼殿の庭にて行はる。】
｢ｷﾂｶｳ」
【陰暦七月七日の夕,即ち七夕に牽牛･織女の二星を祭るに,女児五色の絲を捧げて手芸の上達を祈るをいふ,我国にて乞巧奠とて,天平勝宝七年始めて清涼殿の庭にて行はる。】
乞言
〔禮,内則〕
｢ｷﾂｹﾞﾝ」
【老人に善言の教えを乞ふ。】
｢ｷﾂｹﾞﾝ」
【老人に善言の教えを乞ふ。】
乞身
〔後漢書〕
｢ｷﾂｼﾝ」
【辞職を乞ふ,仕える者は身を委ねて君に事ふ,故に致仕を--といふ。】
｢ｷﾂｼﾝ」
【辞職を乞ふ,仕える者は身を委ねて君に事ふ,故に致仕を--といふ。】
乞食人
〔戦国晋策〕
｢ｷﾂｼﾖｸｼﾞﾝ」
【こじき。】＝乞人･乞丐
｢ｷﾂｼﾖｸｼﾞﾝ」
【こじき。】＝乞人･乞丐
他者
〔論,学而〕
｢ﾔﾊ」
【といふの義。】｢孝弟--其為仁本興｣
｢ﾔﾊ」
【といふの義。】｢孝弟--其為仁本興｣
乳媼
〔唐書,元徳秀傳〕
｢ﾆﾕｳｱｳ」
【うば,めのと。】=乳母,乳嫗
｢ﾆﾕｳｱｳ」
【うば,めのと。】=乳母,乳嫗
乳柑
〔太真外傳〕
｢ﾆﾕｳｶﾝ」
【くねんぼ,九年母,香橘。浙江,永嘉等の縣に出づ。】
｢ﾆﾕｳｶﾝ」
【くねんぼ,九年母,香橘。浙江,永嘉等の縣に出づ。】
乳臭
〔史,高祖紀〕
｢ﾆﾕｳｼｳ」
【ちちくさし,経験に乏しき者を嘲りていふ。】
｢ﾆﾕｳｼｳ」
【ちちくさし,経験に乏しき者を嘲りていふ。】
乳母
〔史,張蒼傳〕
｢ﾆﾕｳﾎﾞ」
【うば。】=乳嫗,乳媼,嬭母
｢ﾆﾕｳﾎﾞ」
【うば。】=乳嫗,乳媼,嬭母
旋乾転坤
〔韓愈,潮州謝上表〕
｢ｹﾝｦｾﾝｼｺﾝｦﾃﾝｽﾞ」
【天地の局面を回転する,天下の乱を平定する義。】
｢ｹﾝｦｾﾝｼｺﾝｦﾃﾝｽﾞ」
【天地の局面を回転する,天下の乱を平定する義。】
乾坤清気
〔僧貫休詩〕
｢ｹﾝｺﾝｾｲｷ」
【天地に満てる清き気。】
｢ｹﾝｺﾝｾｲｷ」
【天地に満てる清き気。】
乾道成男
〔易,繋辞〕
｢ｹﾝﾀﾞｳﾊﾀﾞﾝｦﾅｽ」
【乾は天にして陽に配す,故に男を成すといふ。〔乾道成男,坤道成女〕】
｢ｹﾝﾀﾞｳﾊﾀﾞﾝｦﾅｽ」
【乾は天にして陽に配す,故に男を成すといふ。〔乾道成男,坤道成女〕】
乾艾
〔斎民要術〕
｢ｶﾝｶﾞｲ」
【もぐさ,ほしたるよもぎ。灸術に用ふ。】
｢ｶﾝｶﾞｲ」
【もぐさ,ほしたるよもぎ。灸術に用ふ。】
乾鵲噪而行人至
〔西京雑記〕
｢ｶﾝｼﾞｬｸｻﾜｷﾞﾃｶｳｼﾞﾝｲﾀﾙ」
【かささぎが鳴くときは遠行の客が帰り来るしるしなりといふ俗説。】
｢ｶﾝｼﾞｬｸｻﾜｷﾞﾃｶｳｼﾞﾝｲﾀﾙ」
【かささぎが鳴くときは遠行の客が帰り来るしるしなりといふ俗説。】
乾笑
〔能改斎漫録〕
｢ｶﾝｼｾｳ」
【うはべをよそほひて強いて笑ふ。】
｢ｶﾝｼｾｳ」
【うはべをよそほひて強いて笑ふ。】
乾飯
〔後漢書〕
｢ｶﾝﾊﾞﾝ」
【ほしいひ。】
｢ｶﾝﾊﾞﾝ」
【ほしいひ。】
乾物
〔-〕
｢ｶﾝﾌﾞﾂ」
【食用食物の干したるもの,干瓢(ｶﾝﾋﾟｮｳ)椎茸の類。】
｢ｶﾝﾌﾞﾂ」
【食用食物の干したるもの,干瓢(ｶﾝﾋﾟｮｳ)椎茸の類。】
乾没
〔史,酷史傳〕
｢ｶﾝﾎﾞﾂ」
【水を乾(ﾎ)し竭(ﾂｸ)す如く,財利をきびしく民より取りて己の有とする義。】｢一説に利を得るを乾といい,利を失うを没という。｣
｢ｶﾝﾎﾞﾂ」
【水を乾(ﾎ)し竭(ﾂｸ)す如く,財利をきびしく民より取りて己の有とする義。】｢一説に利を得るを乾といい,利を失うを没という。｣
乾浴
〔雲笈七籤〕
｢ｶﾝﾖｸ」
【湯水を用いずしてゆあみをする,夜臥するとき,両手にて身體をこする一種の養生法。】
｢ｶﾝﾖｸ」
【湯水を用いずしてゆあみをする,夜臥するとき,両手にて身體をこする一種の養生法。】
乾酪
〔唐書,地理志〕
｢ｶﾝﾗｸ」
【牛乳を精製して,乾かしさらしたる食品。】
｢ｶﾝﾗｸ」
【牛乳を精製して,乾かしさらしたる食品。】
乾糧
〔-〕
｢ｶﾝﾘﾔｳ」
【ほしたる食料,ほしひの類。又飲料に対して全ての食物。】
｢ｶﾝﾘﾔｳ」
【ほしたる食料,ほしひの類。又飲料に対して全ての食物。】
乱蛩
〔范成大詩〕
｢ﾗﾝｷﾖｳ」
【しきりに乱れ鳴くこほろぎ。】
｢ﾗﾝｷﾖｳ」
【しきりに乱れ鳴くこほろぎ。】
乱獄
〔周禮,秋官〕
｢ﾗﾝｺﾞｸ」
【不公平なる裁判。】
｢ﾗﾝｺﾞｸ」
【不公平なる裁判。】
乱辞
〔史,屈原傳,懐沙賦,注〕
｢ﾗﾝｼﾞ」
【歌の終に於いて,一篇の大旨を撮(ｱﾂ)めていふ辞。】
｢ﾗﾝｼﾞ」
【歌の終に於いて,一篇の大旨を撮(ｱﾂ)めていふ辞。】
乱真
〔南史〕
｢ﾗﾝｼﾝ,ｼﾝｦﾐﾀﾞﾙ」
【模倣(ﾏﾈﾙ)の巧みにして真物と別ち難きをいふ。】
｢ﾗﾝｼﾝ,ｼﾝｦﾐﾀﾞﾙ」
【模倣(ﾏﾈﾙ)の巧みにして真物と別ち難きをいふ。】
乱舞
〔-〕
｢ﾗﾝﾌﾞ」
【順序も無く乱れ舞ふ。】〔梁間文帝,筝賦〕
【古,五節(ｺﾞｾﾁ)の舞の後などに,殿上人等が今様歌をうたひてまひし舞,又,能の舞の間に舞ふもの,らつぶ。】〔国〕
｢ﾗﾝﾌﾞ」
【順序も無く乱れ舞ふ。】〔梁間文帝,筝賦〕
【古,五節(ｺﾞｾﾁ)の舞の後などに,殿上人等が今様歌をうたひてまひし舞,又,能の舞の間に舞ふもの,らつぶ。】〔国〕
乱弊
〔魏志,注〕
｢ﾗﾝﾍｲ」
【国乱れて民疲弊す。】
｢ﾗﾝﾍｲ」
【国乱れて民疲弊す。】
乱流
〔-〕
｢ﾗﾝﾘｳ」
【流れを正しく横ぎりてわたる。】〔爾雅〕
【水がみだれ流れる。】〔李嘉祐詩〕
｢ﾗﾝﾘｳ」
【流れを正しく横ぎりてわたる。】〔爾雅〕
【水がみだれ流れる。】〔李嘉祐詩〕
了債
〔馬臻詩〕
｢ﾚｳｻｲ」
【負債をかへし終わる。】
｢ﾚｳｻｲ」
【負債をかへし終わる。】
起予
〔論,八佾〕
｢ﾖｦｵｺｽ,ﾜﾚｦｵｺｽ」
【己の心附かざりしことを人より注意せられて悟る。】
｢ﾖｦｵｺｽ,ﾜﾚｦｵｺｽ」
【己の心附かざりしことを人より注意せられて悟る。】
予告
〔避暑録話〕
｢ﾖｺｸ」
【官吏が暇を賜いて家に帰るを得ること。】
｢ﾖｺｸ」
【官吏が暇を賜いて家に帰るを得ること。】
予豈好辯哉
〔孟,滕文公〕
｢ﾜﾚｱﾆﾍﾞﾝｦｺﾉﾏﾝﾔ」
【吾は決していたづらに辯舌を弄するを好む者に非ず。】
｢ﾜﾚｱﾆﾍﾞﾝｦｺﾉﾏﾝﾔ」
【吾は決していたづらに辯舌を弄するを好む者に非ず。】
事機
〔晋書,温嶠傳〕
｢ｼﾞｷ」
【をり,はづみ,機会。】
｢ｼﾞｷ」
【をり,はづみ,機会。】
事事無成
〔白居易,酔吟詩〕
｢ｼﾞｼﾞﾅﾙｺﾄﾅｼ」
【何事も成功せしことなし。】
｢ｼﾞｼﾞﾅﾙｺﾄﾅｼ」
【何事も成功せしことなし。】
事典
〔周禮,天官,太宰〕
｢ｼﾞﾃﾝ」
【百般の事を行い邦国を富ませる法則,司空の職に属す。】
｢ｼﾞﾃﾝ」
【百般の事を行い邦国を富ませる法則,司空の職に属す。】
事不師古
〔書,説命〕
｢ｺﾄｲﾆｼﾍｦｼﾄｾｽﾞ」
【事を成すに古人の教を手本と為さず。】
｢ｺﾄｲﾆｼﾍｦｼﾄｾｽﾞ」
【事を成すに古人の教を手本と為さず。】
襄事
〔左,定十五〕
｢ｺﾄｦﾅｽ」
【葬式を済ます。】
｢ｺﾄｦﾅｽ」
【葬式を済ます。】
不経事少年
〔晋書,桓沖傳〕
｢ｺﾄｦﾍｻﾞﾙｾｳﾈﾝ」
【世の経験を積まざる年少者。】
｢ｺﾄｦﾍｻﾞﾙｾｳﾈﾝ」
【世の経験を積まざる年少者。】
先事慮事
〔荀,大略〕
｢ｺﾄﾆｻｷﾀﾞﾁﾃｺﾄｦｵﾓﾝﾊﾟｶﾙ」
【事の生ぜざる以前に,其の事の是非成敗などを考へる。】
｢ｺﾄﾆｻｷﾀﾞﾁﾃｺﾄｦｵﾓﾝﾊﾟｶﾙ」
【事の生ぜざる以前に,其の事の是非成敗などを考へる。】
因事制宜
〔漢書,韋玄成傳〕
｢ｺﾄﾆﾖﾘﾃﾖﾛｼｷｦｾｲｽ」
【其の事に応じて相当の方法を施す,臨機の処置を為す。】
｢ｺﾄﾆﾖﾘﾃﾖﾛｼｷｦｾｲｽ」
【其の事に応じて相当の方法を施す,臨機の処置を為す。】
事以蜜成
〔韓非,説難〕
｢ｺﾄﾊﾐﾂｦﾓﾂﾃﾅﾙ」
【凡そ事業は,慎密を以て成就す。】
｢ｺﾄﾊﾐﾂｦﾓﾂﾃﾅﾙ」
【凡そ事業は,慎密を以て成就す。】
二簋可用享
〔易,損卦〕
｢ﾆｷﾓﾂﾃｷﾔｳｽﾍﾞｼ」
【心に誠敬を主とすれば,二簋の薄物にても神を享すべきをいふ,簋は黍稷を盛る器。】
｢ﾆｷﾓﾂﾃｷﾔｳｽﾍﾞｼ」
【心に誠敬を主とすれば,二簋の薄物にても神を享すべきをいふ,簋は黍稷を盛る器。】
無二言
〔唐書,衛大経傳〕
｢ﾆｹﾞﾝﾅｼ」
【一たび口より出せし言は決して違はざる義。】
｢ﾆｹﾞﾝﾅｼ」
【一たび口より出せし言は決して違はざる義。】
二十四気
〔淮南,天文〕
｢ﾆｼﾞﾌｼｷ」
【一年を分かちて二十四気節(毎月二気)とす,立春･雨水(正月),啓蟄･春分(二月),清明･穀雨(三月),立夏･小満(四月),芒種･夏至(五月),小暑･大暑(六月),立秋･処暑(七月),白露･秋分(八月),寒露･霜降(九月),立冬･小雪(十月),大雪･冬至(十一月),小寒･大寒(十二月)。】＝二十四節
｢ﾆｼﾞﾌｼｷ」
【一年を分かちて二十四気節(毎月二気)とす,立春･雨水(正月),啓蟄･春分(二月),清明･穀雨(三月),立夏･小満(四月),芒種･夏至(五月),小暑･大暑(六月),立秋･処暑(七月),白露･秋分(八月),寒露･霜降(九月),立冬･小雪(十月),大雪･冬至(十一月),小寒･大寒(十二月)。】＝二十四節
二姓之好
〔禮,昏義〕
｢ﾆｾｲﾉｶｳ」
【男女両家のよしみ。】
｢ﾆｾｲﾉｶｳ」
【男女両家のよしみ。】
于喁
〔荘,斎物〕
｢ｳｸﾞ」
【前後の声の相和する貌,籠かきのかけごゑの類。】
｢ｳｸﾞ」
【前後の声の相和する貌,籠かきのかけごゑの類。】
于飛
〔-〕
｢ｳﾋ」
【夫婦の和合に喩ふ,詩経の｢鳳凰--｣に本づく。】
｢ｳﾋ」
【夫婦の和合に喩ふ,詩経の｢鳳凰--｣に本づく。】
云云
〔史,汲黯傳〕
｢ｳﾝｳﾝ」
【しかじか,此の如し此の如しといふが如し,言を略していふに用ふ。】
｢ｳﾝｳﾝ」
【しかじか,此の如し此の如しといふが如し,言を略していふに用ふ。】
五友
〔*〕
｢ｺﾞｲｳ｣
【五っの節操ある植物】竹･梅･蘭･菊･蓮〔薛文清文〕
【五っのすぐれし友】道友・義友・自来友・娯楽友・相保友〔明一統志〕
｢ｺﾞｲｳ｣
【五っの節操ある植物】竹･梅･蘭･菊･蓮〔薛文清文〕
【五っのすぐれし友】道友・義友・自来友・娯楽友・相保友〔明一統志〕
五感
〔〕
｢ｺﾞｶﾝ｣
【眼･耳･鼻･口･肌の五っの感覚】
｢ｺﾞｶﾝ｣
【眼･耳･鼻･口･肌の五っの感覚】
五諫
〔家語、辨政〕
｢ｺﾞｶﾝ｣
【五種のいさめかた。｢譎諫･戇諫･降諫･直諫･諷諫｣】
｢ｺﾞｶﾝ｣
【五種のいさめかた。｢譎諫･戇諫･降諫･直諫･諷諫｣】
五義
〔周語〕
｢ｺﾞｷﾞ｣
【父義･母慈･兄友･弟恭･子孝】
｢ｺﾞｷﾞ｣
【父義･母慈･兄友･弟恭･子孝】
五畜
〔*〕
｢ｺﾞｷｳ｣
【五っの家畜,牛･羊･豕･鶏･犬】〔漢書〕
【馬･牛･羊･猪･狗】〔雲笈七籤〕
｢ｺﾞｷｳ｣
【五っの家畜,牛･羊･豕･鶏･犬】〔漢書〕
【馬･牛･羊･猪･狗】〔雲笈七籤〕
五經
〔*〕
｢ｺﾞｷｮｳ｣
【易経･書経･詩経･春秋･禮記】
【五っの医書,素問･霊枢･難経･金匱要略･甲乙経】
【五っの禮,吉･凶･軍･賓･嘉】〔禮記〕
〔*〕
｢ｺﾞｷｮｳ｣
【易経･書経･詩経･春秋･禮記】
【五っの医書,素問･霊枢･難経･金匱要略･甲乙経】
【五っの禮,吉･凶･軍･賓･嘉】〔禮記〕
五金
〔*〕
｢ｺﾞｷﾝ｣
【五種のかね,金･銀･銅･鉄･錫】
〔*〕
｢ｺﾞｷﾝ｣
【五種のかね,金･銀･銅･鉄･錫】
五葷
〔-〕
｢ｺﾞｸﾝ｣
【五種の臭菜,佛家にては,大蒜(ｵﾎﾆﾝﾆｸ)･小蒜･興蕖(ｱｻﾂﾞｷ)･慈葱(ﾈｷﾞ)･茖葱(ﾆﾝﾆｸ)】
【道家にては,韮(ﾆﾗ)･薤(ﾗｯｷｮｳ)･蒜･芸薹･胡荽(ｺｴﾝﾄﾞﾛ)】
〔-〕
｢ｺﾞｸﾝ｣
【五種の臭菜,佛家にては,大蒜(ｵﾎﾆﾝﾆｸ)･小蒜･興蕖(ｱｻﾂﾞｷ)･慈葱(ﾈｷﾞ)･茖葱(ﾆﾝﾆｸ)】
【道家にては,韮(ﾆﾗ)･薤(ﾗｯｷｮｳ)･蒜･芸薹･胡荽(ｺｴﾝﾄﾞﾛ)】
五果
〔素問〕
｢ｺﾞｶ｣
【桃･李(ｽﾓﾓ)･杏･栗･棗(ﾅﾂﾒ)】
〔素問〕
｢ｺﾞｶ｣
【桃･李(ｽﾓﾓ)･杏･栗･棗(ﾅﾂﾒ)】
五官
〔荀･天論〕
｢ｺﾞｶﾝ｣
【五っの官能,鼻･目･口･耳･形】
〔荀･天論〕
｢ｺﾞｶﾝ｣
【五っの官能,鼻･目･口･耳･形】
五候鯖
〔西京雑記〕
｢ｺﾞｺｳｾｲ｣
【非常の珍味,よせなべ。鯖は𦙫に同じ,魚を煮,肉を煎るをいふ。】
〔西京雑記〕
｢ｺﾞｺｳｾｲ｣
【非常の珍味,よせなべ。鯖は𦙫に同じ,魚を煮,肉を煎るをいふ。】
五穀
〔-〕
｢ｺﾞｺｸ｣
【稲,黍(ｷﾋﾞ),稷(ｱﾊ),麥,菽(ﾏﾒ)】〔周禮,職方氏〕
【麻,黍,稷,麥,豆】〔漢書,食貨志,注〕
〔-〕
｢ｺﾞｺｸ｣
【稲,黍(ｷﾋﾞ),稷(ｱﾊ),麥,菽(ﾏﾒ)】〔周禮,職方氏〕
【麻,黍,稷,麥,豆】〔漢書,食貨志,注〕
五采
〔書,益稷〕
｢ｺﾞｻｲ｣
【青･黄･赤･白･黒。】
〔書,益稷〕
｢ｺﾞｻｲ｣
【青･黄･赤･白･黒。】
五臓
〔書,籃庚,琉〕
｢ｺﾞｻﾞｳ｣
【肺臓･心臓･脾臓･肝臓･腎臓】＝五蔵･五倉 六腑 〔書経,籃庚,琉〕
【大腸,小腸,胃,膽,膀胱,三焦(水分排泄器官)】
｢ｺﾞｻﾞｳ｣
【肺臓･心臓･脾臓･肝臓･腎臓】＝五蔵･五倉 六腑 〔書経,籃庚,琉〕
【大腸,小腸,胃,膽,膀胱,三焦(水分排泄器官)】
五事
〔-〕
｢ｺﾞｼﾞ｣
【貌･言･視･聴･思】〔書,洪範〕
【兵事の要五っ。道･天･地･将･法】〔孫子,始計〕
｢ｺﾞｼﾞ｣
【貌･言･視･聴･思】〔書,洪範〕
【兵事の要五っ。道･天･地･将･法】〔孫子,始計〕
五臭
〔*〕
｢ｺﾞｼｭｳ｣
【五っの臭。羶(ﾆｸﾉｸｻﾐ),焦(ｷﾅｸｻｼ),香,腥(ﾅﾏｸﾞｻｼ),朽】〔禮,月令〕
【五っの臭気ある草木,薜茘･白芷･蘼蕪･椒･連】〔管氏〕
｢ｺﾞｼｭｳ｣
【五っの臭。羶(ﾆｸﾉｸｻﾐ),焦(ｷﾅｸｻｼ),香,腥(ﾅﾏｸﾞｻｼ),朽】〔禮,月令〕
【五っの臭気ある草木,薜茘･白芷･蘼蕪･椒･連】〔管氏〕
五色
〔老子〕
｢ｺﾞｼｷ｣
【青･黄･赤･白･黒】
｢ｺﾞｼｷ｣
【青･黄･赤･白･黒】
五色無主
〔推南,精神〕
｢ｺﾞｼｷｼﾕﾅｼ｣
【恐懼すること甚だしく,顔色定まらず。】
｢ｺﾞｼｷｼﾕﾅｼ｣
【恐懼すること甚だしく,顔色定まらず。】
五十歩百歩
｢孟,粱恵王｣
｢ｺﾞｼﾞﾂﾎﾟﾋﾔｸﾎﾟ｣
【少しの差にて大体同じき義。】
｢ｺﾞｼﾞﾂﾎﾟﾋﾔｸﾎﾟ｣
【少しの差にて大体同じき義。】
五十而知四十九年非
｢淮南,原道訓｣
｢ｺﾞｼﾞﾌﾆｼﾃｼｼﾞﾌｸﾈﾝﾉﾋｦｼﾙ｣
【今年始めて前年の非を知り得たりとの義。】
｢ｺﾞｼﾞﾌﾆｼﾃｼｼﾞﾌｸﾈﾝﾉﾋｦｼﾙ｣
【今年始めて前年の非を知り得たりとの義。】
五辛
｢風土記｣
｢ｺﾞｼﾝ｣
【韮(ﾆﾗ)･薤(ﾗｯｷｮｳ)･葱･蒜(ﾆﾝﾆｸ)･薑(ﾊｼﾞｶﾐ)】
｢ｺﾞｼﾝ｣
【韮(ﾆﾗ)･薤(ﾗｯｷｮｳ)･葱･蒜(ﾆﾝﾆｸ)･薑(ﾊｼﾞｶﾐ)】
五辛盤
｢風土記｣
｢ｺﾞｼﾝﾊﾞﾝ｣
【五種の辛きものを盤に盛り,元旦に之を食すれば,五臓の気を通じ健康を保つといふ。】
｢ｺﾞｼﾝﾊﾞﾝ｣
【五種の辛きものを盤に盛り,元旦に之を食すれば,五臓の気を通じ健康を保つといふ。】
五常
〔白虎通〕〔漢書,董仲舒傅〕
｢ｺﾞｼﾞﾔｳ｣
【仁･義･禮･智･信】
｢ｺﾞｼﾞﾔｳ｣
【仁･義･禮･智･信】
五爵
〔禮,王政〕
｢ｺﾞｼｬｸ｣
【五つの位,公･侯･伯･子･男。】
｢ｺﾞｼｬｸ｣
【五つの位,公･侯･伯･子･男。】
五性
〔大戴禮〕
｢ｺﾞｾｲ｣
【人の五っの性情をいふ。喜･怒･欲･懼･憂】
｢ｺﾞｾｲ｣
【人の五っの性情をいふ。喜･怒･欲･懼･憂】
五節句
〔-〕
｢ｺﾞｾﾂｸ｣
【陰暦にて一年中五っの祝日,正月七日の人日,三月三日の上巳,五月五日の端午,七月七日の七夕,九月九日の重陽。】
｢ｺﾞｾﾂｸ｣
【陰暦にて一年中五っの祝日,正月七日の人日,三月三日の上巳,五月五日の端午,七月七日の七夕,九月九日の重陽。】
五宋
〔史記,太史公自序〕
｢ｺﾞｿｳ｣
【高祖･曾祖父･祖父･子･孫】
｢ｺﾞｿｳ｣
【高祖･曾祖父･祖父･子･孫】
五體
〔*〕
｢ｺﾞﾀｲ｣
【筋･脈･肉･骨･毛皮】
【頭･兩手･兩足】〔法苑,珠林〕
｢ｺﾞﾀｲ｣
【筋･脈･肉･骨･毛皮】
【頭･兩手･兩足】〔法苑,珠林〕
五蟲
〔家語,執轡〕
｢ｺﾞﾁﾕｳ｣
【五種の動物。｢鱗蟲(龍為之長),羽蟲(凰為之長),毛蟲(麟為之長),介蟲(亀為之長),裸蟲(人為之長)｣】
｢ｺﾞﾁﾕｳ｣
【五種の動物。｢鱗蟲(龍為之長),羽蟲(凰為之長),毛蟲(麟為之長),介蟲(亀為之長),裸蟲(人為之長)｣】
五聴
〔周禮〕
｢ｺﾞﾃｲ｣
【訴を聴く五っの法,辭聴(直からざれば言葉煩わし)色聴(直からざれば顔色あかくなる)氣聴(直からざれば氣喘ｱﾍぐ)耳聴(直からざれば聞くこと惑ふ)目聴(直からざれば眸子ﾋﾄﾐ昏し)】
｢ｺﾞﾃｲ｣
【訴を聴く五っの法,辭聴(直からざれば言葉煩わし)色聴(直からざれば顔色あかくなる)氣聴(直からざれば氣喘ｱﾍぐ)耳聴(直からざれば聞くこと惑ふ)目聴(直からざれば眸子ﾋﾄﾐ昏し)】
五典
〔書,舜典〕
｢ｺﾞﾃﾝ｣
【父は義･母は慈･兄は友･弟は恭･子は孝,一説に父子親あり,君臣義あり,夫婦別あり,長幼序あり,朋友信あり】＝五倫･五品･五常
｢ｺﾞﾃﾝ｣
【父は義･母は慈･兄は友･弟は恭･子は孝,一説に父子親あり,君臣義あり,夫婦別あり,長幼序あり,朋友信あり】＝五倫･五品･五常
五徳
〔*〕
｢ｺﾞﾄｸ｣
【人の五っの徳,聡明叡智(生知之資)･寛裕温柔(仁)･発強剛毅(義)･斉荘中正(禮)･文理蜜察(知)】〔紺珠,朱注,五者之徳〕
【将軍の五っの徳;智･信･仁･勇･厳】〔孫子･始計〕
｢ｺﾞﾄｸ｣
【人の五っの徳,聡明叡智(生知之資)･寛裕温柔(仁)･発強剛毅(義)･斉荘中正(禮)･文理蜜察(知)】〔紺珠,朱注,五者之徳〕
【将軍の五っの徳;智･信･仁･勇･厳】〔孫子･始計〕
五父
〔〕
｢ｺﾞﾌ｣
【ちちとして敬ふべき五っの閒柄,実父･養父･継父･義父･師父】
｢ｺﾞﾌ｣
【ちちとして敬ふべき五っの閒柄,実父･養父･継父･義父･師父】
五福
〔*〕
｢ｺﾞﾌｸ｣
【人の五っのさいはひ。】
壽･富･康寧･攸好徳･考終命〔書経〕
壽･富･貴･康寧･子孫衆多〔新論〕
｢ｺﾞﾌｸ｣
【人の五っのさいはひ。】
壽･富･康寧･攸好徳･考終命〔書経〕
壽･富･貴･康寧･子孫衆多〔新論〕
造五鳳楼手
〔談苑〕
｢ｺﾞﾎｳﾛｳｦﾂｸﾙﾉｼゆ｣
【文章の巧妙なるをいふ。】
｢ｺﾞﾎｳﾛｳｦﾂｸﾙﾉｼゆ｣
【文章の巧妙なるをいふ。】
五味
〔禮,禮運〕
｢ｺﾞﾐ｣
【五っのあぢ,辛,酸,鹹(ｼｵｶﾗｲ),苦,甘】
注に,春は酸多く,夏は苦多く,秋は辛多く,冬は鹹多くすとあり。
｢ｺﾞﾐ｣
【五っのあぢ,辛,酸,鹹(ｼｵｶﾗｲ),苦,甘】
注に,春は酸多く,夏は苦多く,秋は辛多く,冬は鹹多くすとあり。
五薬
〔葦書拾唾〕
｢ｺﾞﾔｸ｣
【五種の薬材。草･木･蟲･石･穀】
｢ｺﾞﾔｸ｣
【五種の薬材。草･木･蟲･石･穀】
五欲
〔管子〕
｢ｺﾞﾖｸ｣
【耳目鼻口の欲と心に愛憎ある欲と。財欲･色欲･飲食欲･名欲･睡眠欲】
｢ｺﾞﾖｸ｣
【耳目鼻口の欲と心に愛憎ある欲と。財欲･色欲･飲食欲･名欲･睡眠欲】
五里霧中
〔後漢書,長楷傳〕
｢ｺﾞﾘﾑﾁﾕｳ｣
【大霧中に在り,迷ひて往く所を知らざる喩。】
｢ｺﾞﾘﾑﾁﾕｳ｣
【大霧中に在り,迷ひて往く所を知らざる喩。】
五禮
〔書経,舜典〕
｢ｺﾞﾚｲ｣
【吉(祭祀)･凶(喪祭)･賓(賓客)･軍(軍旅)･嘉(冠婚)】
｢ｺﾞﾚｲ｣
【吉(祭祀)･凶(喪祭)･賓(賓客)･軍(軍旅)･嘉(冠婚)】
五霊
〔何承天,白鳩頌〕
｢ｺﾞﾚｲ｣
【五っのくしびなる動物。麒麟(ｷﾘﾝ),鳳凰(ﾎｳｵｳ),亀,龍,白虎(ﾋﾞﾔｸｺ)】
｢ｺﾞﾚｲ｣
【五っのくしびなる動物。麒麟(ｷﾘﾝ),鳳凰(ﾎｳｵｳ),亀,龍,白虎(ﾋﾞﾔｸｺ)】
五勞
〔宣明五氣論〕
｢ｺﾞﾛｳ｣
【五っの人体を勞するもの。血勞(心),氣勞(肺),肉勞(脾),骨勞(腎),筋勞(肝)】
｢ｺﾞﾛｳ｣
【五っの人体を勞するもの。血勞(心),氣勞(肺),肉勞(脾),骨勞(腎),筋勞(肝)】
操井臼
〔後漢書,馮衍傳〕
｢ｾｲｷｳｦﾄﾙ｣
【井水を汲み,杵臼(ｷﾈｳｽ)を繰りて,家事に勤めむる。転じて自ら家政の労に服する義とす。】
｢ｾｲｷｳｦﾄﾙ｣
【井水を汲み,杵臼(ｷﾈｳｽ)を繰りて,家事に勤めむる。転じて自ら家政の労に服する義とす。】
井戸
〔宋史,食貨史〕
｢ｾｲｺ｣
【市中の家,古の市を為す者は井辺に集る,故にいふ。】
｢ｾｲｺ｣
【市中の家,古の市を為す者は井辺に集る,故にいふ。】
井中覗星
〔尸子,廣澤〕
｢ｾｲﾁﾕｳﾎｼｦﾐﾙ｣
【私心におほはるるときは,見るところ狭きに喩ふ。】＝坐井観天
｢ｾｲﾁﾕｳﾎｼｦﾐﾙ｣
【私心におほはるるときは,見るところ狭きに喩ふ。】＝坐井観天
井底蛙
〔荘,秋水〕
｢ｾｲﾃｲﾉｱ｣
【井の底のかはず,見解の小なるに喩ふ,世間知らず。】＝井蛙･管見。
｢ｾｲﾃｲﾉｱ｣
【井の底のかはず,見解の小なるに喩ふ,世間知らず。】＝井蛙･管見。
坐井観天
〔韓愈,原道〕
｢ｲﾆｻﾞｼﾃﾝｦﾐﾙ｣
【見るところの小なるに喩ふ。】＝用管窺天
｢ｲﾆｻﾞｼﾃﾝｦﾐﾙ｣
【見るところの小なるに喩ふ。】＝用管窺天
些些
〔白居易詩〕
｢ｻｻ｣
【少なき貌。】＝些少,瑣瑣
｢ｻｻ｣
【少なき貌。】＝些少,瑣瑣
亜潅木
〔-〕
｢ｱｸﾜﾝﾎﾞｸ｣
【潅木と草本との中間に在る植物,芙蓉の類。】
｢ｱｸﾜﾝﾎﾞｸ｣
【潅木と草本との中間に在る植物,芙蓉の類。】
亡酒
〔史,斉悼恵王世家〕
｢ﾊﾞｳｼﾕ｣
【酒宴の席を逃れ避ける。】
｢ﾊﾞｳｼﾕ｣
【酒宴の席を逃れ避ける。】
Homeへ ⇔ 前へ ⇔ 次へ ⇔ 番外へ
© Rakuten Group, Inc.
