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OKITACコンピュータで印刷した世界初の年賀状(昭和39年元旦)

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OKITAC5090コンピュータで印刷(印字)した世界初の年賀状を初公開


          著者:菜翁が旨さん 

 菜翁が旨さんは、1964年(昭和39年)の年賀状を世界で初めてコンピュータ印刷(印字)した。

当時のコンピュータは、まだ漢字を印刷(印字)する事ができなかった。

また、印刷(印字)できる装置としては、ラインプリンタかコンソールタイプライタしかなく、連続帳票しか扱う事ができなかった。

OKITAC5090コンピュータは、紙テープの読み取り・さん孔機能付きの「OKITYPER」をコンソールタイプライタとして使用していた。

更に、当時の年賀状は、コンピュータで印刷するなんてことは、全く想像すらされていなかったので、連続帳票として扱うことは出来なかった。

ただ、コンソールタイプライタはラインプリンタに比べては一文字づつシリアルに印字するので、印字速度が格段に遅かったので、「年賀状」をプラテンに鋏んで注意深く一枚ずつ印刷してみると、かろうじて印刷することが出来そうであった。

そこで、コンソールタイプライタとして使っていた「OKITYPER」で、一枚づつ注意深く年賀状を印刷,というより、印字させた。

これがその「 OKITAC5090で印刷(印字)した世界初の年賀状 」である。

F1964年にコンピュータで作成した年賀状
1963年12月にコンピュータで印刷(印字)した世界初の年賀状

F1964年の年賀状表
1964年の年賀状(表)

1964年賀状表裏
1964年賀状(表)(裏)

1964年の年賀状を印刷したOKITYPER
1964年の年賀状を印刷(印字)したOKITYPER
(実は、この写真は後継機で、年賀状を印刷(印字)したOKITYPERはもっとダサイものでした。
 OKITYPERは、新宿・横寺町の「旺文社」の向い側に新設された「日本電子頭脳センター」での日本で始めての大規模データ(全国の英検受験者の解答データ)の紙テープへのパンチングにも耐えてくれた優秀な機械でした。)



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