"菜翁が旨"さんのほほ~ぇむ健康ペ~ジ

日本人はカルシウムの摂取を心がけよう!



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日本は、火山国なので、太古の噴火による火山灰が国土を覆いその上に積もった土壌から成り立っているので、土壌にはカルシウムが少なく、野菜や草を食べる動物の肉にも、カルシウムが露出して出来た「ドーバーの白い壁」で知られているように、そしてまた、スイスのユングフラウの断崖に貝の化石が見られるように、海の底がせり上がって出来たアルプスとその周りのヨーロッパのカルシウムの豊富な土壌に比べて、カルシウムが非常に少ないのです。

ヨーロッパでは、大地に生えている草木にも、湧き出す水や流れる水にもカルシウムがたっぷりと含まれています。

従って、ヨーロッパの土地で育つ牛も馬も人間も、特に意識しなくとも充分なカルシウムを摂ることが出来ます。

例えば、ヨーロッパのなかでも比較的カルシウムの少ないドイツの土壌で育ったほうれん草でさえも、日本で採れたほうれん草より4倍もカルシウムを多く含んでいます。

競走馬のサラブレッドは、カルシウムをたっぷりと含んだイギリスの草を食べて育っているからこそ、足が細くても、硬くて弾力性に富んで、美しい肢体をしているのです。

※   ※   ※

食が洋風化している昨今では、日本人は特に意識してカルシウムを充分に補給することを心がけて、骨や歯や神経る守る必要があります。

骨は、先ずタンパク質の枠組みが出来て、その後、カルシウムが沈着していって、しっかりした強い骨になります。

また、カルシウムには、気持のイライラを鎮め、精神を穏やかにする作用があります。

浅間山山荘たてこもり事件の、たくさんの仲間の残酷なリンチ殺人事件も、3ヶ月以上もの間、野菜やカルシウムを摂らず、日光に当たらないので体内でのビタミンDの生成不足になり、ましてや、身体のなかのカルシウムの排泄を促進するリンをたくさん含んだインスタント食品ばかりを食べていたために、イライラが高ぶったことにも一因がある、という説もあるほどです。

閉じこもりがちの子供がキレやすいのも、同じ理由ですね。

食の欧風化に伴って、タンパク質は充分に摂るようになっても、西欧の野菜に比べてカルシウムの非常に少ない野菜を食べている日本人は、カルシウムの摂取がタンパク質の摂取についていっていないのが、日本人の食の現状です。

従って、成長期の子供は特にカルシウムを積極的に摂るようにする必要があります。

少なくても、一日1g、できれば体重の1万分の1を目安に摂るとよいでしょう。

例えば、体重30Kgの子供なら30gということになります。

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♥カルシウムを多く含む食品

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カルシウムを摂る時には、必ず、ビタミンDを一緒に摂ることが大切です。

ビタミンDは「カルシフェロール」といって、「カルシ」はカルシウム、「フェロール」は"運ぶ"という意味です。

その名のとおり、ビタミンDはカルシウムを体内の必要なところにに摂り込むためにはなくてはならないものです。

例えば、煮干を丸ごと食べる、ということは、骨のカルシウムとはらわたにあるビタミンDを一緒に摂ることになり効果的です。

【煮干の選び方:煮干は、うつむいているものが新鮮で美味しい。

偉そうにそっくり返っているものは、古くなっておなかにガスが溜まっている証拠です。】

また、椎茸には「エルゴステロール」という成分が含まれており、これが太陽の紫外線に当たるとビタミンDに変わるので、椎茸は一度充分に太陽の光りに当ててから、食べるようにするとカルシウムの摂取には効果的です。

この「エルゴステロール」は人間の皮膚の下、真皮と脂肪層の間にもあるので、日光浴をすることによって、ビタミンDを作ることが出来ます。

カルシウムは水に溶けやすい水溶性なので、摂り過ぎても小便と一緒に排泄されるので、摂り過ぎても心配する必要はありません。

鍾乳洞は、地中浸み込んだ雨水によって、地中にあるカルシウムが溶け出されて出来たものですね。
カルシウムはそれだけ水に溶けやすいものです。

※   ※   ※

カルシウムは、なるべく思春期前までにたくさん摂ると骨密度が高くなります。

そして、年をとってからも骨がもろくなるのを防ぐことが出来ます。

子供の頃には、小魚をまるごと食べるのがよい、と言われている所以である。

また、骨は夜作られるから、カルシウムを摂るなら、夕食時がよい。

牛乳を飲むなら夕食時がよいということになる。

そして、夕食後に果物を食べるとよい。

それは、果物に含まれているクエン酸やリンゴ酸がカルシウムの骨への沈着を促進するからである。

思春期などの成長期には、カルシウムを夕方に摂るのが効果的であると言うことになる。

※   ※   ※

菜翁が旨さんの小学生のころは、近くの小川でフナやどじょうや川エビなどの小魚を獲って、醤油でまるごと煮て、夕食のおかずの足しに食べていた。

少し大きいなまずやぎんぎんなどは、背開きにして腹わたを抜いて醤油で付け焼きにして、これも骨まで食べていた。

中学生になると、学校から帰ってきて毎日、ミミズを入れた丸くて長く、口にジョウゴのついた竹籠を川底に浸けて浮いてこないように重石を乗せて、海から溯上して夜活動する天然のうなぎを、早朝に籠をあげてきて、獲っていた。

獲ったうなぎは、古いまな板の上で、生きたままのうなぎの頭に釘を打ち付けて、出刃包丁で背開きにして、コンロの炭火で醤油を二度浸けしたかば焼にして朝・昼は弁当に入れて・夕の三食、骨まで食べていた。

その上、獲れすぎて食べきれない余分のうなぎは、近所の魚屋さんで買ってもらって、小遣いまで稼いでいた。

醤油だれが、素材のうま味を引き出してくれていた。

今はもう、あの頃のような旨いうなぎを食べることができないのは残念である。

そしてまた、今の子供達が、「自分の力で小魚を獲って食べる」という機会がなくなってしまったことも、残念である。

※   ※   ※

しっかりカルシウムを摂っても、リンが入っている清涼飲料やインスタント食品を飲みすぎたり食べ過ぎたりすると、せっかく摂ったカルシウムがムダになってしまう。

カルシウムはリンとくっつくと、第三リン酸カルシウムという不溶性のものになってしまって、吸収されなくなってしまう。

♥りんを多く含む食品

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 牛乳をがぶ飲みすると、お腹が痛くなったり、下痢をしやすくなりますが、これは、牛乳が固まらないまま腸に流れ込んで吸収され難いからです。

そこで、ビスケットなどを食べながら飲むと、ビスケットに吸収されて胃の中で長くとどまって、ヨーグルトのように固まって小腸でよく吸収されるようになります。

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 さらに、牛乳にきな粉を加えて飲むと、カルシウム+イソフラボンと言うことで、骨格形成には、いっそう良いですよ。

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骨を焼く    トパーズさん
お邪魔しまぁす。
私が子供の頃、祖母が秋刀魚を食べた後の骨をこんがり焼いて食べさせてくれた事を懐かしく思い出しました。
確かに、身には無い、旨みが凝縮しているように思います。(2011.11.06 03:52:24)

Re:骨を焼く(11/03) 菜翁が旨さんさん
カルシウムの骨への沈着は夜、寝ている間に行われるそうです。
夕食に食べたサンマの骨を焼いて夜食に食べる…昔の人は、医学の知識がなくても理にかなった生活をしていたのですね。
医学・科学の進歩した時代を生きている現代人は、理に反した生活をしているように思えます。(2011.11.06 10:18:57)


 サプリメントを摂るときには、摂り過ぎないように充分注意してください。

過剰にしかも長期に亘って摂り過ぎると、全身倦怠感、食欲不振、発熱、かゆみなどの肝障害をおこしやすくなります。

気付かずに習慣的に長期に摂り続けると、重症化して劇症肝炎をおこすこともあります。

※   ※   ※

コーヒーを飲むときにも、スプーン一杯の炭酸カルシウムを入れて、骨や歯を守るとよさそうですね。

間違っても、削ったチョークの粉を入れないようにして下さいね(笑)



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