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"菜翁が旨"さんのほほ~ぇむ健康ペ~ジ
ありふれた田舎の生活のひとこま(1)
ありふれた田舎の生活のひとこま(1)
もう、半世紀ほど前にもなるだろう、3,4メートルはあろうかと思われる枯れ始めた松の木や雑木の根元を荒縄で引っくくって、標高400メートルほどの山の頂上から、激しい雨水の流れでところによっては4,50センチほどの深さに坂道の真ん中が掘り裂かれて曲りくねって深い溝が出来て岩肌が牙をむき出している急峻で危険な、それでも一応は山道と呼ばれている、この山道を、藁ぞうりを履いたままで、右に左に飛び跳ねるように、足場を一歩一歩捜しながら駆け下りて、トンド飾りを組み上げる田圃まで運び込む。
足元の足場になる場所を一瞬の判断で見つけながら、である。
※ ※ ※
この時代には、山は子供の日常の遊び場の一つでもあった。
なんせ、山には、山菜だけでなく、採って直ぐに食べることが出来るおいしい山の味覚が豊富であった。
だからこそ、このように山道での危険な作業にも、危ない・怖い、という認識はなく、楽しい遊びの延長くらいにしか思っていなかった。
※ ※ ※
獲り立ての活きのよい鰻の頭に釘を打ち込んで出刃包丁でさばいたり、ノコギリで竹を切り、鎌で竹を割り、肥後ナイフで竹を削り、紙鉄砲、杉鉄砲、くす球鉄砲、水鉄砲、竹トンボなど誰に教わるともなく作ったりして、大人の使う刃物を一人前に扱って、かすり傷こそ負っても、大きな怪我をすることもなく、何時の間にか自在に使って遊んでいた。
※ ※ ※
そんなだからこそ、トンド飾りは小学生の冬休みの作品の一つであった。
*2
秋にわが家の菜圃で掘り起こしてして、葉と茎を切り落として、土の付いたそのままで、発泡スチロールの箱に、
籾殻
もみがら
を詰めてそのなかで保存している里芋。
里芋は、親芋のまわりにに子芋が付いて、さらに子芋の先に孫芋が連なるところから、子孫繁栄の縁起物とされている。
普通、店頭には子芋が里芋として並んでいる。
里芋の煮物の中では、イカと里芋の赤味を帯びた
鼈甲
べっこう
色の煮付けは絶品である。
たっぷりといかのうま味を吸って口の中でネットリと崩れる里芋、シコシコ・ムッチリとしたイカの歯応え、この煮物をぶっかける丼めしの美味さは天下一品である。
子芋のなかで、小さからず、大きからず、そして形状のよいものを、翌年の種芋として、人間にも小動物にも食べられないように、大切に保存しておくことを忘れてはならない。
昔は、どこの家にも「漬物部屋」という、夏でも涼しい一斗樽の並んだ部屋があった。
今では、わが家の秘伝(?)の
糠床
ぬかどこ
は冷蔵庫の野菜室のタッパーの中にある。
夏は朝採りのみずみずしいキュウリや茄子を漬け込み、冬は大根が美味しい沢庵に漬けあがる。
噛めば、ポリポリ、パリパリ、独特の音や歯ごたえをしっかりと味わうことが出来る。
糠床が古くなれば、塩を控えすぎにしても、充分に美味しく漬け上がる。
本物の糠床には木の桶がよい。
木の桶は、呼吸をしているので、その呼気が豊穣な糠床に育ててくれる。
『糠漬け』は、米ぬかを発酵させて旬に採れすぎた野菜を漬け込んで栄養価を増殖させて保存する、という日本ならではのまさしく、伝統のヘルシー食であろう。
今年も、お正月を飾る見事な紅い実をつけたわが家の前栽の百両。
その隣りでは紅黄の千両、紅白の万両も満開。
お金を出して買えば、形のいいものを沢山の中から選べますが、「偽」の多い昨今、自分で作った注連縄は「福の神」だけしか入れないように作っている(?)ので安心です。
黄金色の稲穂が生んだ自給自足の味わいのある田舎の生活の一端です。
・寒風に
晒
さら
して作る大根の
蛸干し
たこぼし
。
・『切り干し大根』より厚みがあるので甘味も歯ごたえもたっぷり。
・ただ、肉厚で半乾燥なので、キッチンの三角コーナーや排水口用の水切りネットなどに小分けして、冷凍保存する。
・ベランダの雨雪を避けられる場所に、ステンレスの針金を張っておけば汚れを落とすだけで毎年使えるので簡便。
・こんな時期もありました。虫盛り!の大根の葉っぱ・・・
・ピンセットまで持ち出す虫取りのおかげで、残留農薬の苦味の残らない甘味タップリの大きな冬大根に育つ。
・虫食いの葉っぱは、嘘・偽りの無い無農薬証明書です。
・大根は四季を通じて収穫されるが、特に冬大根には甘味があり、煮込み料理に適しそのおいしさは格別。
・大根はかっては800を超す種類があり、今でも100種ほどの地ダイコンが日本各地で栽培されている。
・大根はエジプトや地中海沿岸が発祥の地と言われている。
・ビタミンCが多く、葉の部分にも、ビタミン類やカルシウムなどの無機質が含まれている。
・葉っぱを干して刻んでゆでて、おにぎり様に固めて凍らせておいて、湯で戻して味噌で溶く「干し葉汁」は、素朴でありながらビタミン豊富で身体も温まる。
・大根の葉っぱは小さく刻んで、油炒めにするのも、手軽で美味しい。
・葉っぱの部分を虫に喰われて捨てたくなるような白菜の白身の軸の部分も、もったいないので蛸干にして冷凍保存しておけば、年中みそ汁などの具にできる。
・インスタント食品の具材に加えるのもよし。
・富有柿が採れすぎたので、皮を剥いて八つ割りにして、種を外して、干してみました。
・渋柿の干し柿と同様、生乾きで食べると柔らかくて甘味もたっぷりで、美味しく食べれます。
・冷凍庫で保存すれば、何時までも美味しい干柿を楽しめます。
・銀杏の木の根元に自然に落果しているギンナン。
・銀杏の木は、昔から墓地や寺の境内に植えられていることが多かった。
・木が古くなって枝が折れたり、倒壊したりなどで墓石を壊す恐れがあるので、切られてしまうようになった。
・山の中などに自生している木を見つけて採取するのだが、山中の樹林のなかの斜面ではこれがなかなか重労働である。
・平坦地の木を見つけておいて、自然落下したものを、拾うのが得策。
・腐敗したギンナンの果肉は独特の悪臭があるが、このように山中のギンナンにはその悪臭がない。
その分、ギンナン独特の味わいは劣るのかも…。
・長靴で踏んで果肉の中から実を取り出して拾ってバケツの中で水を何回も替えながらかき回して、きれいになったギンナン。
・田舎の野菜即売所などでは、一合ほどの量が100円位で販売されているようだ。
・殻をペンチで割って、中の薄皮は熱い湯に浸すと剥しやすくなる。
・キッチンの片隅でコーヒーの空き瓶の中で熟成中のニンニク醤油。
・2,3片のニンニクを薄切りにして加える。
・浮かんでいたニンニクが底に沈むとニンニク醤油は完成。
・長方形に切って手元に置いて年中愛用している「おやつ昆布」
・口が寂しくなれば直ぐにパクリッ。お菓子より健康的です。
・菜園の片隅の富有柿や山椒の木の下で、顔を出し始めた春の香り・蕗の薹。
・ふきみその香りが漂ってくるようですね。
・収穫したふきのとう
・蕾ができても、まだ香りを味わえる。
・菜園の片隅の富有柿や山椒の木の下で、顔を出し始めた春の香り三つ葉。
・みそ汁も春に衣替え…ですね。
・富有柿の木の下で芽を噴き出した、木の芽を収穫。
・新鮮な「木の芽和え」が味わえます!
・ご近所から頂いたたけのこ。
・新鮮なので湯がくときには木灰や重曹などは不要。
・富有柿の木の下の蕗も三つ葉のそばで芽を噴き出した。
・小さいうちは、山蕗同様皮を剥ずにそのまま煮物などに出来ます。
・菜園の隅でアスパラガスも芽を噴き出し始めた。
・鉢植えでも立派に育つパセリ。
・手近なところにあると便利である。
・植える鉢は深いものがよい。
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・一本の茎で2個採りする初夏採りのブロッコリー。
・移植後に勢いよく生育を始めた頃合いを見計らって親芽を摘み取る。
・新たに芽が出たら二本だけ残して他の脇芽を全部、忘れずに摘み取る。
・効率的な栽培法です!勿論、肥料はたっぷりと施さないと…
・生育中の玉葱の中で芽を吹いたかぼちゃの苗。
・かぼちゃのつるは収穫後の玉葱の茎に巻きつきながら生育する。
・毎年、葉の繁った富有柿の木の下に群生して大きく育った蕗。
・軸の長さも、葉っぱの大きさも50センチにもなる。
・大きく太くても、日陰で育っているので柔らかくて美味しい。
・木の芽にも花の蕾がついた。
・山椒はキウイなどと同様に雌雄異株であるから、近くに雄株がないと花が咲いても実がつかない。
・苗木を買う時には心得ておくとよさそうだ。
・小さな苗木のころは、雌雄を見分けるのが難しいようである。
・茂みの中で柔らかい白い花が…
・菜園の片隅の富有柿や山椒の木の下で、ふきや三つ葉や自然薯や雑草の蔭に隠れている盛夏の香り"みょうが"
・とっくに収穫を終えたイチゴの苗から勢い良くランナーが伸びている。
・来年のいちごの苗を育てるためにこのランナーを大切に育てるのだ。
・育成する苗は大きな実がたくさん付いている苗がよいので、収穫前に忘れずに苗の根元に目印に割り箸などを立てておく。
・夏の暑さでもランナーを枯らさず大事に育てるために、日陰を作り、夕方には毎日忘れずにたっぷり潅水する。
・夏の終わりごろには苗をランナーから切り離して苗床に仮植えする。
・このときに目印に、親株側のランナーのつるを1cmほど切り離す苗に残しておく。
・イチゴは親株の反対側のランナーの伸びてゆく側に実がつくので、定植時に目印に残したランナーを畝の内側になるように植えつけると、畝の谷側に実がつくので幼児でも収穫しやすい。
・秋の終わりには目印のランナーを確かめながらイチゴの畝に定植する。
・冬でも畝が乾燥しているときには忘れず水遣りが要る。
・大切に育てて春先にはマルチングして赤い実がつくの待つだけとなる。
・子供の頃のいちごは甘酸っぱい初恋の味だったように思える。
・孫達がいちごいちごと、にぎやかに騒ぎ喜ぶ姿は、一年中菜園の一角を独り占めしているいちごの苗を大切に手をかけて育てる人の優しさがイチゴの実のなかに詰まっていることを知ってのことだろうか。
・菜園の至る所に群生している赤紫蘇。
・毎年の事であるが、種なぞ播かずとも菜園には紫蘇が溢れるばかりに育っている。
・刈り取らずにそのまま数本残しておけば、秋には実(種)が付くので、それを又、畑に撒き散らしておけば、翌年も確実に群生する。
・早速葉っぱを採取して紫蘇ジュースを作った。
・昨年採りの乾燥保存していた紫蘇で作っていたジュースより美味しい。
・紫蘇ジュースもやっぱり旬のものが美味しい。
・梅干に漬け込んだり、紫蘇ジュースを作っても余りある。
・刈り取って洗って乾燥させて、葉を切り取って玄米の袋で保存しておけば、年中、紫蘇ジュースを楽しめる。
・冬になるとかまどに火を起こしてもち米をセイロで蒸して臼に移して杵でついておもちやおかきを作るときに、乾燥した紫蘇を加えながら杵でつく。
薄紫色のお餅やおかきが出来上がる。
杵でついている時に、ほのかに紫蘇の香りが漂ってくる。
臼の杵でついたおかきは細長く伸ばして餅箱で乾かしてから「かきもち切り」でうすく切ってお蚕棚のようなところで毎日裏返しながら乾かしていた。
火鉢の炭火で焼いて食べるおかきもほのかに紫蘇のかおりが漂ってくる。
紫蘇を見るたびに、遠い昔の子供の頃の紫蘇入りのお餅やおかきを思い出す
・キッチンの生ゴミを腐敗させた肥料たっぷりの『ゴミ生堆肥ステーション』の狭い場所でも大きく育つニンニク。
・『ゴミ生堆肥ステーション』を数基作って循環して使えば便利。
・囲いは物干しなどの張り替えた古い波板を使えば充分。
・カンカン照りの空の下で咲く妖艶なオクラの花。
・このあとつくオクラの実を食べるのかと思うだけでも、盛夏を元気で乗り切れそうですね。
・菜園や節電カーテンなどで沢山採れ過ぎて乾燥中のゴーヤー。
・みそ汁の具やゴーヤ茶などで年中美味しく戴きます。
・夏の終わりに妖しく咲いた韮の花。
・蕾の時には軸も蕾も炒めもので美味しく食せる。
・韮は生命力が強い手近な薬味ですね。プランタンでも育てることが出来ます。
・アスパラに実(種)がついた。
・枯れて色が付いたらプランタンに仮植えしておいて、翌年、緑の爪楊枝のような芽が出たら本植えするとよいですね。
・3~4年も経てば食材に出来るような太さに育ってくる。
・花が咲いた頃のドクダミを刈り取って乾燥させる。
・乾いたら素手でよく揉んで、小さく切ってお米の空き袋に入れて保存する。
・ドクダミ茶の飲茶や、ガーゼの袋に入れてドクダミ薬草風呂にしたり…
・軒下に吊り下げて干して秋に植えつけるための分葱の苗。
・春に収穫したあとの残り株を毎年秋に植えつける。
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・根を張ったランナーから切り取って仮植えして元気になったないちごの苗。
・毎日、水遣りが欠かせないですねぇ~。
・けど、真っ赤に熟れたいちごをほおばる嬉しそうな孫の顔が浮かぶと…
・大葉(青じそ)の花。
・種が実ればその辺りに撒き散らしておけば、来年も忘れずに大きな葉っぱに育ってくれます。
・赤じそも同様ですね。
・マツタケと並び珍重な大自然の惠の山の幸・アケビ。
・野山を駆け回って生傷の絶えなかった子供の頃が懐かしいですね。
・アケビと並ぶ秋の山の幸・ザクロ。
・山椒の実も綺麗に紅く色付きました。
・これも秋の味覚・川ガニの王様、モクズガニ。
・命の源泉の滝の水で育って秋の雨上がりの朝に下る途中で収穫できます。
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・こちらも負けずに、虫盛り!の白菜の葉っぱ・・・
・これでも冬には柔らかくて甘味たっぷりの美味しい大きな白菜に育ちます。
・偽造できない無農薬証明書ですね。
・ハクサイは、鍋物などには欠かせない野菜。
・寒さが増すごとに甘味が乗っておいしくなる。
・ビタミンC、カリウム、カルシウムが比較的多く含まれている。
・白根も青葉も無駄なく食べれる生育中の岩津ネギ。
・上手に育てると、太さは直径はゆうに5センチ以上は確実で、白根部は60~70センチも夢ではありません。
・冬には白根が5センチ以上になって、食べ応えがあって美味しい!
・特にストーブの直火で焼く焼葱は甘味が豊富で口の中に入れると、とろけるようになり最高の美味です!
・富有柿の木の周りで育てているラッキョウに花が咲きました。
・ラッキョウは1年に2回、晩秋と初春に分球するので多収できます。
・自家製のものは、こりこりとしっかりした歯ごたえがたまらない。
・アボガドの木。
・アボガドの主産地はメキシコ。
・美味しく戴いたあとの種を遊び心で鉢植えにしてみたら、芽がでました。
・つわぶきの蕾。タンポポの花を大きくしたような黄色い花が咲きます。
・この時期のつわぶきの軸は柔らかいので、キンピラで美味しく頂くことが出来ます。
・秋の最大の味覚はなんといっても、黄金色の新米。
・田植えから収穫まで年中目の前にある田圃で採れるので、確実に安全・安心。
・精米して店先に並んでいるお米は、古米ならまだしも下等米や異銘柄を混入(ブレンド)されていても素人ではなかなか分からない。
米の食味ランキング『特A銘柄』
・刈り取って乾燥中の鷹の爪。
・菜園に1,2本だけ植えておけば、向こう何年も使える。
・乾燥して真っ赤な綺麗な色にならないものでも、辛味は替わらない。
・糠床などには、茶色いものでも充分に使える。
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