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物価の裏側を覗き見(植物由来食品)
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物価の裏側を覗き見(1)(植物由来食品)
アボガド(H23.8.)
・主産地はメキシコ。
・米国の消費量は日本の9倍で、カリフォルニア産が大半を占めるが、2011年は「季節はずれの降雨や気温上昇で不作」のために、メキシコからの輸入を増やしたために、産地は高値がつく米国向けを優先する動きも見られ、日本の輸入量が減った。
日本の店頭価格も高い。
・アボガドにはカリウムが多く含まれているので、ナトリウムを排泄して血圧上昇を防いでくれる。
・アボガドの木。
・美味しく戴いたあとの種を遊び心で鉢植えにしてみたら、芽がでました。
インゲン
・インゲンは17世紀の中ごろ、京都の万福寺を建てた隠元禅師が中国からもたらしたといわれる。
・種を播いてから三度収穫出来るところから、関西地方では三度豆とも呼ばれる。
・タンパク質が比較的多く、アミノ酸が多く含まれるので、程よいうまみが楽しめる。
・手軽な料理としては、「インゲンとトリ肉のイタリア風いため」、「インゲンと牛肉のいため物」、「インゲンとちくわのサラダ」などがある。
オクラ
・オクラは暑い盛りの夏が旬。
・エジプト辺りでは、二千年ほどまえに既に栽培されていたといわれる。
・あめりかでは、レデースフィンガーとも呼ばれ、南米では食卓に欠かせない野菜とされる。
・独特のぬめりがあり、糖質のほか、カルシウム、カロチンなどを含む。
・真夏のカンカン照りの青空の下で咲いた妖艶なオクラの花。
カブ(蕪)
・春の七草ではスズナとも呼ばれる。
・冬場のカブは身がキュンと締まり、色が白い。
・漬物によく、煮物にはさらによい。
・根にも葉にもビタミンCが多く含まれている。
カンピョウ(干瓢)
・干ぴょうはウリ科の夕顔の実を皮をむくように薄く削り、乾燥して生産する。
・干ぴょうは恵方巻きで知られているように主にのり巻きの具材に使われる。
・中国の産地は東北部の黒竜江省。
・中国産を主力とする輸入干ぴょうは約三千トンで国内シェアの約9割を占める。
・国内産は約300トンで殆どが栃木県産で、高級品として取引されている。
グレープフルーツ(H23.11.)
・フロリダ産は例年11月から東京・大田市場に入荷が始まる。
・南アフリカ産は5~10月を中心に出回る。
・今シーズンの南アフリカ産の輸入は350万ケース(1ケースは17kg)。
グローブ(スパイス)(H23.8.)
・ソースなどの原材料になる。
・日本国内でマダガスカル産が主に使われている。
・年間輸入量は359トン(2010年実績)で、マダガスカル産が5~6割、タンザニア産が2~3割。
・主産地はインドネシアであるが、多雨などの天候不順による不作が2年間続いている(2011.8)。
コーヒー(H23.4.)
・コーヒーの2010年7月~2011年6月の世界生産量は過去最高の見通しであるが、今年が裏年に当たるブラジルでは生産減が予想されているが、同国内需要は旺盛であり国際価格は14年ぶりの高値圏にある。
・中国やベトナムでも消費が増えている。
・全国の喫茶店数は約8万軒でピークだった1981年の約半分。(2011年9月)
・レギュラーコーヒーは主にアラビカ種。
・高級品はコロンビア産とブラジル産。
・缶コーヒーは中級品のロブスター種。
・高級なコロンビア産の配合比率をを落として中級のロブスター種を増やして輸入価格の上昇に対応している。
・コーヒーの主成分のカフェインは医薬品で薬事法で劇薬に指定されている。
・薬事法では内服で体重1キログラム当り300ミリグラム以下、この値を超えると急性毒性が現れる半数致死量と定義されている。
・例えば体重60Kgの人であれば18gが半数致死量となる。
・コーヒー1杯に含まれるカフェインの量は普通、100~150ミリグラムほどである。
・番茶一杯で15ミリグラム、ほうじ茶は30ミリグラム、玉露茶で180ミリグラムほどである。
・風邪薬などの市販薬にはカフェインを含んだものがあるので、注意書きをよく読んで、必要ならコーヒーやお茶を控えることが望ましい。
ココア
・カカオ豆の主産国はコート-ジボワール、ガーナ。
・ココア(カカオ豆)は主にチョコレート原料。
・欧州は世界需要の4割を占める最大の消費地。
・ココアにはココアの原料・カカオのポリフェノールの持つ抗ストレス効果による発ガン予防効果、抗動脈硬化作用などがあるようだ。
また、胃潰瘍などの原因になるとして注目されている細菌・ヘリコバクター・ピロリの付着をココアが抑制するようだ。
小麦粉(H23.5.)
・政府の売り渡し価格の引き上げにより、価格が上昇する見通しである。
コショウ(スパイス)(H23.1.)
・主産地は気温の高い東南アジアの亜熱帯や熱帯で生産されている。
主産地と年間生産量はベトナムの約10万トン、インドとインドネシアが約5万トン、ブラジルが約3万5千トン、マレーシアが約2万トン。
・世界の生産量は黒コショウが約25万トン、白コショウが約7万トン。
・黒コショウは未成熟な実を摘み取って乾燥させたものを出荷する。
風味が強く飲食店などで利用される。
・白コショウは黒コショウを水に浸して皮を剥いだもので、まろやかな味わいが摺る。
加工工程が加わるので、黒コショウより割高になる。
・インドでは人口増と所得拡大で消費が伸びている。
・中国ではインスタントラーメンの普及が進んでコショウの需要も旺盛である。
・ベトナムでは2月から収穫がはじまる。
・過去の最高値は1997年であったが、2011年はそれを上回っている。
米(コメ)(H24.3.)
・新潟県産コシヒカリは量販店などで欠かせない人気銘柄。
・
2011年産の食味ランキング「特A銘柄」(日本穀物検定協会)
・北海道(全道)ななつぼし
・北海道(全道)ゆめぴりか
・岩手 (県南)ひとめぼれ
・宮城 (県北)ひとめぼれ
・宮城 (県中)ひとめぼれ
・山形 (全県)ひとめぼれ
・山形 (全県)コシヒカリ
・山形 (全県)はえぬき
・山形 (全県)つや姫
・福島 (会津)コシヒカリ
・福島 (会津)ひとめぼれ
・福島 (中通)ひとめぼれ
・栃木 (県北)なすひかり
・新潟 (魚沼)コシヒカリ
・新潟 (岩船)コシヒカリ
・新潟 (中越)コシヒカリ
・新潟 (佐渡)コシヒカリ
・長野 (北信)コシヒカリ
・三重 (伊賀)コシホカリ
・京都 (丹後)コシヒカリ
・奈良 (県北)ヒノヒカリ
・福岡 (全県)元気つくし
・佐賀 (全県)さがびより
・長崎 (県南)にこまる
・熊本 (城北)ヒノヒカリ
・熊本 (城北)森のくまさん
以上 特Aランク 38銘柄
◆米の食味ランキングは、主な産地品種銘柄について、当協会がその供試試料を食味試験した結果に基づいて評価するものであり、流通するすべてのお米を評価しているものではありません。
なお、第三者が当協会の確認を受けずに米の食味ランキングに関する情報を用いて行い、又は行っている一切の行為について、責任を負うことは出来ません。
◆米の食味ランキングのランクを精米袋等に表示される事業者様へのお願い。
精米袋等に特A評価を表示される場合については、「商品そのものの評価ではありません」等と表示を行い、消費者に誤解を与えるおそれのないようにしてください。不当景品類及び不当表示防止法(昭和三十七年法律第百三十四号)の不当な表示の禁止第四条で問題になる可能性があります。
◆あなたが毎日食べているお米は「安全ですか?」「美味しいですか?」
米袋についている
『情報提供マーク』
でチェックしてみましょう。
以上 一般財団法人 日本穀物検定協会より転載
・精米して店先に並んでいるお米は、下等米や異銘柄、横流しされた加工米や飼料米などが多少ブレンドされていても素人ではなかなか分かりにくい。
・最大のコメ輸出国はタイ。
・輸入国のフィリピンは自給率の向上を打ち出して、輸入量が減少している。
コーン油(H23.4)
・大豆油や菜種油と共に食用油の原料。
・コーン油の原料はトウモロコシから作るコーンスターチの副産物の胚芽。
・コーンスターチは飲料等に使われる。
・通常は夏場に向けた飲料の増産で胚芽の供給が増えて需給が緩みコーン油の出荷価格は下落する。
サツマイモ
・サツマイモは中央アメリカが原産で、スペイン、アジア経由で17世紀ごろの日本に伝わった。
・土壌を選ばない容易な栽培が可能なことから、救荒地作物として栽培され、各地に広がった。
・夏の中ごろから晩秋までが旬。
・近頃では、ビタミンC、食物繊維、多い健康食品として注目されている。
・手軽な料理としては、「サツマイモのポタージュ」、「サツマイモの炊き込みご飯」、「サツマイモのトリひき肉の含め煮」など。
サトイモ
・サトイモは日本では古くから栽培されているが、原産地はインドとその周辺。
・親イモに子イモが付いて、さらに孫イモが連なるところから、子孫繁栄の縁起物とされている。
・一般に、子イモがサトイモとして店頭に並んでいる。
サトウキビ(H23.9)
・ブラジルは世界の砂糖輸出の5割を占める最大の産地。
・ブラジルのサトウキビの55%がエタノール向け(2010年)で、2020年には7割まで拡大するという地元調査期間の試算もある。
・サトウキビから生産されたエタノールはガソリンでもエタノールでも走る「フレックス車」の燃料に使われ、ブラジルの2010年の新車販売約351万台(日本のほぼ7割)の9割が「フレックス車」であった。
・エタノールの燃料効率はガソリンの約7割程度で、ドライバーは価格がガソリンより3割以上安ければを利用する。
・ブラジルを上回る世界最大のエタノール生産量を誇るのは米国で、その主原料のトウモロコシは、2011年には初めてエタノール向けが従来の飼料用を上回る見通しである。
酒米(H23.8)
『山田錦』・日本酒醸造に使われる代表的な酒米。
・全国の酒米の生産量(2009年)は7万1千トンで「山田錦」が2万1千トンを占める。
・兵庫県の生産量は1万5千8百トンで、全国の75%を占める。
・出荷時の等級は6段階に分けられている。
・「山田錦」は1923年(大正12年)兵庫県の試験場で誕生し、1936年(昭和12年)に「山田錦」と命名された。
・中心にあるでんぷん質「心白」が大きく、たんぱく質や脂肪を含む割合がすくない。
『愛山』兵庫県産で灘の老舗「剣菱酒造」が山田錦に加えて使用している。
『越端麗』新潟県産の新品種。
シイタケ
・シイタケは、日本でもっとも消費量の多いキノコ。
・一年を透して店頭に出回る。
・買い求めたら、かさの裏側を三十分ほど日に当てると、味がよくなる。
ショウガ(スパイス)(H23.1)
・中国の生産量が多い。
・胃腸薬の原料にも使われている。
スパイス(H23.1)
・スパイスとは植物の茎と葉、花以外の部分を主に乾燥させたもの(全日本スパイス協会)
・カレーのルーに含まれるスパイスの割合は約7%(エスビー食品)
ソバ粉(H23.5.)
ソバ粉の国内消費の7割は中国産である。
2010年は干ばつを受けたロシアの輸入急増により価格が2倍に上がっている。
玄ソバ(ソバの実)(H23.4.)
米国産の2011年産の日本向け種まき前契約価格が2010年産に比べて3割引き上げで決着した。
作付けは6月ごろから始まり日本が輸入するのは秋以降になる。
日本はソバ原料の約8割を輸入に依存している。
2010年の貿易統計によると、玄ソバ輸入量約7万トンのうち、中国産が73%、米国産が24%だった。
米国の主要産地はワシントン州やノースダコタ州で、米国産は契約履行などの面で安定しているので、需要家の要望が増えている。
世界最大のソバの生産・消費国のロシアは2020年は干ばつで生産が大幅に減少し、中国からの輸入を大幅に増やした。
ターメリック(スパイス)(H23.1)
・主産地はインドで最大産地。
・カレーの着色に使う。
・漢方薬に使うウコンはターメリックの別名。
・インドでは衣類の着色料、化粧品にも使っている。
・インドでの内需が拡大しており、その上ここ数年の天候不順で在庫が少ない。
大根(冬大根)
・大根の発祥の地はエジプトの地中海東岸一帯といわれている。
・大根は四季を通じて収穫されるが、冬大根のおいしさは格別。
・甘味があり、煮込み料理に適する。
・ビタミンCが多く、葉の部分にも、ビタミン類やカルシウムなどの無機質が含まれている。
・干した葉は刻んでゆで、おにぎり状に固めて凍らせる。お湯で戻して味噌を溶き入れれば、冬場のビタミン源、干し葉汁が出来上がる。
大豆ミール(H23.10.)
・大豆油の生産時に副産物として発生し、主に飼料原料として使われる。
・2000年頃は国産品が6割を占めていたが、最近では、インド産、米国産や中国産が増えて国産のシェアは4割程度に下がっている。
・2010年の輸入量は218万トンで10年前の3倍に膨らんでいる。
・
安全性を重視する飼料メーカー
には国内産に根強い需要があるが、最近では価格メリットも考慮する飼料メーカーもあるようだ。
タケノコ
・国内ではタケ林の43%近くが食用タケノコ採取のためのモウソウ竹林で、良質のタケノコが取れるように手入れされている。
・その典型的な例が京都の西山や山城地方のタケ林で、わらを敷いたり土を入れ、タケの本数も減らして地表に陽光がよく差し込んで少しでも早く地温が高くなるようにしている。
これらはいずれも柔らかくて美味なタケノコを採るための工夫である。
・タケノコは水分と繊維が多い食品といわれている。
成分の約92%が水分で、残り8%余りを糖質、たんぱく質、繊維、脂肪、灰分などで占めている。
・ビタミンA,B1,B2,C,ニコチン酸などがタマネギ以上に含まれており、灰分中にはミネラルの亜鉛、マンガン、銅、カルシウムなども含まれている。
・スタミナに関係するのが、タンパク質の主成分であるアミノ酸で、タケノコにはさまざまなものが含まれている。
中でもチロシンはうまみと深い関係を持ち、タケノコの皮のついている節の部分に多く含まれている。
チロシンはタケの幹にあたる稈(かん)が頑丈になるのに必要なリクニンと呼ばれる成分を作る際に不可欠で、成長に大きくかかわっている。
・タケノコで嫌われるのはエグ味であるが、これはホモゲンチジン酸と呼ばれる成分による。
・養分の少ない堅い土壌から採れた細く先細りのタケノコにはこれが多いように思われる。
・タケノコもそれぞれの部分に含まれる成分の比率が若干違う。
根元に近い部分には、繊維が多く、先端部にはたんぱく質、脂肪、ミネラルなどが多い。
・味はカンザンチク、コサンチク、ハチク、チシマザサなどがモウソウチクより勝るとも言われ、ハチクの先端部にはビタミンB12,ササ類の先端部にはビタミンKが多い。
・らーめんにはつきもののメンマは台湾や東南アジアに生息しているマチクを蒸してから塩漬けにして発酵させ、細く裂いて乾燥させたものである。
日本ではホテイチクで代用している。
・ササの実は大飢饉の際に食べられたといわれるが、栄養成分は小麦と大差ない。
・ミヤコザサの葉は家畜のエサになり、センシチクやモウソウチクの葉はパンダのえさになっている。
・クマザサの葉から抽出された成分は健康薬品として飲まれている。
・このほか、カッポ酒、竹筒飯などとしてタケから浸出する成分を利用して風味を倍化させることも行われている。
・タンザニアのイリンガ州ではオキシテナンセラ・アビシニカと呼ばれる細いタケノコをもとにタケから酒を作っている。
・タケノコの先端部を切り取った時に流れ出す液が、透明なものからやがて泡を含んだように発酵してくるので、これをこまめに別の稈に取り、先端部のタケノカワを毎日切って発酵した液を集めることが出来る。
・一本のタケノコから四十リットルほどの酒が得られるといわれている。
・ちまき、ササ団子、鱒(ます)ずし、鯖(さば)ずし、などの包装ではチマキザサの葉やマダケのタケノカワの防腐効果が活用されている。
トウモロコシ(H23.4.)
シカゴ市場のトウモロコシの相場が、2010年夏の2倍以上の高値になっている。
中国の輸入増が続く上に、米国のバイオ燃料向けなど先進国での利用も増えている。
そこに主産地の米国の天候不順による2010年秋の収穫減が重なり、トウモロコシの在庫率(年間需要に対する在庫の割合)が15年ぶりという記録的な低水準の5%に落込む見通しである。
今年の生産でも降雪の影響で土壌の水分が多く、作付けが遅れていることが懸念されている。作付け時期を逃した農家は大豆に生産品目を変えてしまうことが多い。
新興国の需要家がマイロ(コーリャンと同種の穀物で飼料用穀物)などで代替えしてもその量は限られるだろう。
トウモロコシ(H23.4.)
シカゴ市場のトウモロコシの相場が、2010年夏の2倍以上の高値になっている。
中国の輸入増が続く上に、米国のバイオ燃料向けなど先進国での利用も増えている。
そこに主産地の米国の天候不順による2010年秋の収穫減が重なり、トウモロコシの在庫率(年間需要に対する在庫の割合)が15年ぶりという記録的な低水準の5%に落込む見通しである。
今年の生産でも降雪の影響で土壌の水分が多く、作付けが遅れていることが懸念されている。作付け時期を逃した農家は大豆に生産品目を変えてしまうことが多い。
新興国の需要家がマイロ(コーリャンと同種の穀物で飼料用穀物)などで代替えしてもその量は限られるだろう。
ナス
・ナスは品種によってそれぞれの旬がある。
・俗に「秋ナスは嫁に食わすな」と言われるように、秋口から晩秋にかけては、長ナスの種類が、果肉がやわらかくて美味しい。
・京都の加茂ナスなどは、夏の盛りが出盛りだ。
・油との相性が良く、幅広く利用されている。
ナツメグ(スパイス)(H23.1.)
・ハムやソーセージに使われている。
・年間の輸入量は473トン(2010年実績)で9割がインドネシア産。
・主産地はインドネシア、中米のグレナダは世界の生産量の約3割を占めているがハリケーンの影響を受けやすい。
ニンジン(H23.5.)
・ニンジンは、栄養価の高い緑黄色野菜の代表格。
・カロチンがたっぷり含まれている。
・料理の主役には決してできないが、和、洋、中のどの料理にも欠かせない野菜だ。
・生産方法の変化が価格に影響。
・従来の方法は、畑に無作為に種を播き、生育の悪いものを取り除く「間引き」栽培が主流であった。
・近年は人手不足や種の無駄を省くために機械で等間隔に種をまく方法が普及している。
・天候が順調だと収穫量は、どちらの方法でも大きく変わらない。
天候が不順だと、人の目で生育を細かく観察できる従来の方法の方が「生産のブレ」少なく出来る。
ハクサイ
・ハクサイは、鍋物などには欠かせない野菜。
・寒さが増すごとに甘味が乗っておいしくなる。
・ビタミンC、カリウム、カルシウムが比較的多く含まれている。
ほうれん草
・露地栽培のほうれん草の旬は冷え込みが強まる冬場に甘味が増す11月~4月末。
・しょうゆとかつお節のおひたしが葉の柔らかさと茎の歯ごたえがあり、露地ものほうれん草の甘味をたっぷりと味わえる。
・ほうれん草などの葉物野菜は、葉が柔らかく、鮮度が落ちるのが早いために、軟弱野菜ともよばれる。
・ほうれん草は90日程度で収穫を迎えるが、虫の食害に逢いやすく雨にも弱い。
雪に埋もれてで逞しく育ったほうれん草。
竹尺の長さは50cm。
マッタケ(H23.9.)
・独特の香気があるマツタケは日本人が珍重するキノコの王様。
・クロマツ、アカマツ林などに発生するが、国内では年々収穫量が減っている。
・店頭に多く出回っているのは、中国や韓国、カナダからの輸入物だ。
*輸入マッタケの9割が中国産。
*中国の主産地は雲南省。
*日本人観光客が韓国の空港などで中国産マッタケを購入する例が増えている。
ミズナ
・ミズナの旬は11月~1月。
・しゃきっと、切れの良い歯ごたえと自然の甘味がよい。
・ミズナはアクがなく肉の臭みを消すので、鯨肉・猪肉・鹿肉などとの煮物に合う。
・油揚げとの煮浸しや湯葉とあえるサラダもおいしい。
・ハリハリ鍋には欠かせない。
・
干乾
ひから
びるまで干した丸大根を薄切りにしてミズナと酢であわせた「はりはり漬け」もおいしい。
モモ(H23.8.)
『あかつき』福島県産の主力品種。
ヤマイモ
・ヤマイモは形によってナガイモ、イチョウイモ、ヤマトイモに大別される。
・いずれも古代に大陸を経由して渡来し、古くから滋養強壮の漢方薬としても栽培された。
・主成分はデンプンだが、アミラーゼを含んでいるので、消化がいい。
・秋から冬にかけて、炊き立ての麦飯や米飯にトロロ汁をたっぷり掛けた一わんは、日本の代表的な味でもある。
レンコン
・レンコンはハスの地下茎。
・市販されているのは主に、明治時代に中国から輸入された種類で、太めで肉厚だ。
・ほかに、千年ほどまえから食用にされた種類もあり、細長くて粘りがある。
・植物繊維が豊富で、ビタミンCも多く含まれる。
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