たまり場

たまり場

迷い



突然 目の前に現れた 黒い髪の君

君はあたりを見渡し 立ち止まる
しかし 
風に髪がなびき 人の流れに押されて流される
逆らう事もせず だけど 困った顔で
つまづいても 振りかえっても
時は過ぎ 流されていく

広場に出ると 流れが止まった
すると 君は何処に行けば良いのか
何を目指して進んで行けば良いのか わからない
道に迷ってしまった君 流されてる時は迷う事に気付かなかった
だけど 後戻りできないことは分かっている

そして 君は 迷いながらも進んでいく

そんな君を見ながら ふと思った
これって俺の事じゃないのか・・・

君は 俺なのか・・・・・

道に迷った君は 人生に迷った俺なのか・・・


君の黒い髪が 
これから俺が進もうとする 暗闇に
溶けこんでいった





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