それでも世界はよくなるプロジェクト。

それでも世界はよくなるプロジェクト。

LETTER FROM ブッダガヤ




こんな感じであった。受け取る側としては、その場で現金の方が都合がいい

かもしれない。しかし私はそのときに自分をドネーションしに来ると、校長

先生と約束した。

そのときには大金背負って、もう一戸の校舎を建てるくらいの勢いで行って

やろうと今は思っている。
アヌプとチャンダン一家アヌプと俺


アヌプとチャンダンはいいやつ等だった。一緒にバイクであっちこっち遊び

に行った。しかし、かれらはカーストが低いことを自分たちがよく知ってい

る。だれが悪いというのではなく、生まれたときからそういう仕組みなの

だ。もう空気と同じ感覚で受け入れているんだろう。

観光していたインド人の人たちと一緒に撮ろうと言った時、彼らは来れなか

った。彼ら自身がカーストの上の人だと察知したからだ・・・。

観光中のインド人と俺。ブッダガヤ。

私は「これがカーストの壁か・・・」と感じざるを得なかった。

カーストがなくなる日が、差別や階級がなくなる日が地球に訪れるように、

私たち若い人間たちが目覚めて、近い将来行動に移すことを確信している。


(参考まで)
カースト制度は憲法では廃止されたが、昔からのバラモン教による深いカー

スト意識は今でも人々の間で残っている。その証拠に、10人中9人に名前

と住所を聞いたら、名前の最後に自分のカーストも書いていた。当たり前に

受け入れられている習慣なのだろうと思う。



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