2009/12/15
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日本統治下の1940年代の台湾。若い日本人教師(中孝介)は，日本名を小島友子(梁文音)という教え子と恋に落ちた。だが，間もなく迎えた日本の敗戦により教師は帰国しなければならなくなる。愛する台湾人女性友子を残し，船上で彼女への想いを綴りながら……。
60年後の現代。ミュージシャンの夢に敗れて，台北から台湾最南端に位置する恒春に帰省した青年･阿嘉(アガ)(范逸臣)は，嫌々郵便配達のバイトをしていた。
ある日，日本人歌手(中孝介)のコンサートの前座を務める即席の地元バンドが結成されることになり，年齢も実力も様々なそのメンバーの一員となった彼は，イベントのマネージャーとして雇われた日本人の友子(田中千絵)と知り合い，衝突しながらも好意を持ち始める。
60年前の悲恋。現代の淡い恋。２つの物語を結ぶのは届かなかったラブレター，そして，浜辺に響くシューベルト「野ばら」の美しい歌声だった。
即席のバンド最後はとてもよかったです。
田中千絵の演技もよかったなぁ。
★★★★☆
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