父 メジロドーベル
阪神3歳Ｓを制して最優駿3歳牝馬に選ばれたほかオークス、秋華賞の2冠を制している。期待されながらクラシックで無冠だった父に送るクラシックタイトルだった。
桜花賞ではキョウエイマーチの逃げ切りを許したが、オークスは２馬身半突き放して勝利。
母系もメジロ牧場の基礎牝系の１つでＡＪＣＣのメジロモントレー、阪神大賞典のメジロボアールがいる。
秋はローテンションを塾慮してオールカマーから始動。歴戦の古馬を相手に余裕で逃げ切った。秋華賞でも吉田騎手が追い出すと一気に伸び、キョウエイマーチに2馬身半差の完勝、世代最強を強烈に印象付けている。
新馬勝ちからプラス１２キロだった新潟3歳Ｓ5着、休養明けだったチューリップ賞で折り合いを欠いた3着はあるが、どちらとも敗因ははっきりしていて97年4歳世代屈指の実力馬であることは誰もが認めるところ。クラシックを分けあったキョウエイマーチとは3戦２勝。逃げ・差しとの対照的な脚質のライバルの攻防戦は、９７年の４歳牝馬戦を大いに盛り上げた。
ギャロップレーサ２公式ガイドから
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