多摩理場放送局

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・クリッパー(バリカン)



 とこやさんで丸刈り(坊主)する時、東日本では~分(ぶ)刈り、~厘刈りという。古い単位の尺貫法が使われている。基準は一寸(10分)=3.0303cm。しかし、クリッパーの刃は独特で尺貫法からズレが生じている。

 調査回答の結果・・・

     1厘 =0.1mm(11%)
        =0.3mm( 2%)
        =0.5mm(52%)
        =1mm  (27%)

     5厘 =1mm  (25%)
        =1.5mm( 5%)
        =2mm  (61%)

     1分 =1mm  ( 5%)
         2mm  ( 9%)
         3mm  (83%)


     2分 =4mm  (11%)
        =5mm  (54%)
        =6mm  (17%)

     3分 =5mm  (14%)
        =6mm  (43%)
        =7mm  (28%)
        =9mm  (11%)

     5分 =7mm  ( 3%)
        =9mm  (73%)
        =10mm ( 3%)
        =12mm ( 4%)
        =15mm ( 7%)

東京理容専修学校では次のとおりに教えている。

     1厘 =0.5mm
     3厘 =1mm
     5厘 =2mm
     1分 =3mm
     2分 =5mm
     3分 =6mm
     5分 =8mm  えっ?(◎◎ ;9mmじゃない!?


 関西方面、西日本では、「~枚刈り」という。

     1枚刈り = 3mm
     2枚刈り = 6mm
     3枚刈り = 9mm

 これと同じ理屈が海外にある。


海外ではクリッパーの刃の厚みを「No.~」で表している。
1インチ(=2.54cm)を2.4cmと考え、それを8等分している。
つまり3mm単位が基準で・・・

     No.1 = 3mm
     No.2 = 6mm
     No.3 = 9mm

となっている。
関西方面の「~枚刈り」と一致する。
しかし、これは海外日系人に訊ねた話で、外国人に訊ねると・・・

     No.1 =1mm(75%) =3mm (25%)
     No.2 =2mm(50%) =6mm (25%)
     No.3 =3mm(50%) =9mm (25%)
     No.4 =4mm(50%) =12mm(25%)
     No.5 =5mm(50%) =15mm(25%)

なのだ。
No.1は75%の方が1mmとしている。
3mmとしているのは25%なのだ。

お気をつけあそばせ。



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