■2008年9月18日■
パリ・ミュージアム・パス
さて、いよいよ今日からルーブル美術館鑑賞スタートでございます。
前日に、イル・ド・フランス観光案内所を訪れて4日間有効のミュージアム・パスを購入しました。
帰国当日まで美術館めぐりをしたかったので、本日よりこのミュージアム・パスの活躍です。
そーいや、ミュージアム・パスを購入するときに、いつものようにカタコトのフランス語で購入したのですが
購入は別に何の問題もなくできたのに、係の人の質問しているフランス語がまったく理解できずに
「????」な状態に。
よーく考えると「どこから来たの?」と質問しているだけで、ちょっと時間をおいたら容易にわかるフランス語なのに、
まさかこの場所でそんなことを聞かれるとは思わなかったので、すぐに答えることができませんでした。。。。
その程度です、私のフランス語。
しばらくして、「あー、Vous vunez ou?ってゆってたのね!」とわかり、
そこからはスムースな世間話を繰り広げることはできたのですが
とっさに話題をふられると、臨機応変なヒアリング力がない・・・よーするにちゃんとフランス語を理解していない
という欠点をまざまざと痛感させられました。
ところで、このパリ・ニュージアム・パスは日本でも購入が可能なので、
出発前から準備しておくとラクかもしんない。
パリ・ニュージアム・パス・ジャポン
ルーヴル美術館1
ってことで、朝いちのそんなに混雑していない時間を狙って、入館。
見たい作品はたくさんあるけど、とりあえず今回は、最初ということで優先順位の高い(?)ものから鑑賞。
わたくしとしては絶対にはずせないドラクロアの「民衆を率いる自由の女神」と、ダヴィッドの「ナポレオンの戴冠式」。
そしてダーリンはベタな「モナリザ」、ハムラビ法典、サモトラケのニケ、ミロのヴィーナス。
朝の美術館はとっても静かで、足音をたてるのすらはばかれるほど・・・。
(ま、その静けさも一瞬でしたが)
「こんな状態で、夜に閉じ込められたらすんごい恐いよね~」
などとお気楽な会話を交わしながらも、目指す絵画を探して歩きまわりました。
やっぱ、ルーブルは広すぎる!
前回も、モナリザを見つけるまで小1時間もかかったけど、今回もいろいろと苦労しました。
モナリザは、今は「モナリザの間」というお部屋ができており、そんなに苦労することもなく鑑賞することができました。
でも相変わらずすごい人だかりだった。
「ナポレオンの戴冠式」
そして、ワタクシが大好きな、ドラクロワの「民衆を率いる自由の女神」
ダーリンがいろいろ見て回っている間、私はしばしこの絵の前のソファに座り、ただただ眺めておりました。
ちょっとピンぼけですが、いちおーニケです。
一通り眺めたところで、ちょっとおなかもすいてきたので、いったん美術館を出る。
↑メインエントランス。私達は一度もここから入場しませんでしたが。
美術館付近はさすがにこの時間になると人がいっぱいです。
カルーゼル・デュ・ルーヴルのフードコートでランチ
さて、私達は、一服した後、美術館と直結する「カルーゼル・デュ・ルーヴル」(Carrousel du Louvre)の半地下にある、
ユニバーサル・レスト(Universal Resto)と呼ばれるフードコートへ。
ここにはいろんな国の料理ブースがあって、しかもお値段もリーズナブルなので、
チープな旅を過ごしている私達にはピッタリでございます。
私はどーしてもチキンが食べたくて、チャイニーズフードのお店で
チキンと炒飯を。
ダーリンはイタリアンのブースでピザを。
勿論2人ともフランスのビールをいただきながらのランチでございます。
チキンが激ウマでした!
またどうせすぐにルーヴルを訪れるだろうから、そのときにはまた絶対チキンを食べると決意。
ルーヴル美術館2
おなかもいっぱいになったところで、再びルーヴル美術館へ。
ミュージアム・パスを持っていると何度でも出入りできるので、すんごいラク♪
ダーリンが見たかったハムラビ法典。
この他にもいろいろみて回り、充実した午前中でございました。
ヴェルサイユへ
午後からは、今回の「ベルばらゆかりの地を巡るツアー」のメインイベント(?)となる、
パリ郊外のヴェルサイユ宮殿へ。
↑外側の門から。まだまだ先は長そうだ。
宮殿内の見学時間までちょっと間がありそうだったので、お庭を眺める。
果てしなく広い。
お庭方面から建物を眺める。
ここは、ルイ16世とマリー・アントワネットが結婚式をした教会だそうだ。
今度は宮殿から正門方面を。
前方に2つ見える建物は厩舎だったそうだ。
そしていよいよ宮殿内部へ。
いきなりこんなヘンテコなオブジェが。
これは、今アメリカのナントカントカという現代アーチストの人の作品を宮殿内にいろいろと飾っているそうで、
古きよきフランスとは縁もゆかりもないようなオブジェだ。
「これってどー思う~?」
と、ダーリンとひたすら首をかしげていました。
およそ似つかわしくないシロモノだ。
こんなのもあった。
何故、マイケル・ジャクソンとバブルスが?????
ベルサイユ宮殿の中に飾る意味とは?????
あたしたち、今どこにいるんだっけ?????
はい、こちらはいちおー、マリー・アントワネットの旦那です。
こちらは、ルイ14世だそうですが、ベルばらファンの間では、これがオスカル様のモデルになったのでは・・・という
ウワサがあるとか、ないとか。
確かに、顔を変えたら、オスカルが描かせた肖像画に近いですよね。
こちらは73mだかにもなる、回廊(通称:鏡の間)。
つきあたりには、これまた意味不明のアメリカのアーチストの青いオブジェが。
こちらは、マリー・アントワネットのベッド。
飾ってある花は、これまたアメリカのアーチストの作品。
いよいよ、アントワネット本人の登場です♪
ここは、革命時、パリ市民がヴェルサイユ宮殿を襲撃(?)したときに、アントワネットが群集の前でお辞儀したバルコニー。
今は工事中とかで、ちょっと雰囲気ブチ壊しですが。
ひととおり、宮殿内を見学した後は、バス乗り場まで、お庭を散策しながらてくてくと歩く。
空の青さと建物の白さとのコントラストが感動的。
一通り、ヴェルサイユ宮殿を見学した後、再びパリに戻る。
今日の晩ご飯
パリに戻った後、私達の胃のカタチはほぼ決まっておりました。
まー、日本にいてもそうなんですが、日々違ったジャンルを食べたいタイプな私達は
いくらここがフランスでも、毎日フレンチばっか食べていられません。
日本にいたって、毎日和食食べてるワケじゃないですしね。
夜はパリとはまったく関係のないものを食べよう・・・・。
と、2人で目を付けていたのは、ホテル近くにあったタイ料理やさん。
オーダーは勿論フランス語でしましたが、メニューは完璧な(?)タイ料理名で。
タイ料理がきっかけで結婚したあたしたちに、ヘンなタイ料理は通用しませんぜ、旦那。
(↑誰に向かってゆってんだか、意味不明)
で、私達がオーダーしたのは、ラーブ・ガイ(鶏挽肉のサラダ)とソム・タム(青いパパイヤのサラダ)。
そして王道のトム・ヤム・クン。
ダーリンはこの他にグリーン・カレーを。
カンジンのお味ですが、
わたし達がこれまで食べた日本国内でのタイ料理のなかで、ベスト3に位置するぐらいのウマさ!
単純に驚きました。
パリで食べる異国の料理。
ラーメン屋は修業しなおせ!
パスタはまだオーストラリアで食った方がウマかったぞ!
それなのに、ここのタイ料理は・・・・。
新宿あたりにゴロゴロあるお店の100倍うまいっ!
よくこんな、タイとは離れたお国でこれだけのお料理を食べさせることができるね~。
あまりのウマさに、何故かタイ料理で「パリに来てほんっっとによかったね~♪」と語っておりました。
因みに、飲んだビールも勿論、シンハーねっ♪
全然カンケイないが、隣の席に1人で食事を楽しんでいたパリジャンが、
映画「アマデウス」でのアントニオ・サリエリを演じたフランク・マーリー・エイブラハムをもっと端整にした彫刻みたいなナイス・ガイで
何度もちら見してしまいました☆
ひじょーにおいすぃタイ料理を満喫し、ホテルに戻ってまたビールを飲みながら
夜は更けて行ったのでありました。
~つづく~