楽しく走る!

火の国へ・・・。(~最終日)


最後の宿となったのは浜松のコンビニ。スーパー銭湯が近くにあり空腹を満たしてから入浴の後、コンビニの駐車場に落ち着いた。

不意に目が覚めた時、通りがかりの人の声が聞こえた。
話の内容は、どうやら私のクルマをネタにしているようだった。
「後ろの窓、見えないね。」
「曇っているんだよ。」
「なんか、もったいないよね?こんな良いクルマなのに・・・。」
・・・っと云う内容だったような。寝ぼけていたから、どこまでが定かなのか私も判りませんが褒められているような、けなされているような煮え切らない会話だったような。

この日は早朝、出発した。都内の道が混雑すると予想して混雑する前に都内を抜けてしまおうという作戦だ。どうせ今日で旅もお終いだし勝手のわからない暗い道を走るのは不安だが、通行量の少ない時間なので延々とゆったりと走った。こんなところで事故なんか遭いたくないし頭も眠っているから。

ペースを上げたのは日が昇ってから。この日もいい天気。オープン日和が最後まで続いて幸せ。しかし幸せ気分も箱根に差し掛かるまでの話だった。
ナビの通常ルートは山中湖ルートだったが去年、このルートを使ってエライ目にあったので今回は都内を走ろうとしたのだが箱根は、やはり避けるべきだったかも。

ご存知の通り箱根駅伝があるのだよ。もともと曲がりくねった細い道は通行に不便な道(景色は綺麗かも)であるが日本中が注目する(と思われる)箱根駅伝の時間帯と近い時間だと混雑は避けられなかったようだ。箱根駅伝に興味のないブルーTAが箱根駅伝のことが計算にないのは当然。ここですっかりペースが鈍ってしまった。

無性にムカついたのは前を行くクルマが歩道で箱根駅伝を飾ったと思われる飾り付けを回収している関係者から受け取っているのだっ!只でさえ混雑してイライラしてところだったので、この所業は許すまじっ!・・・無意味にアクセルを吹かして追い越してやった。あと少しで一号線を抜けるところに来てナビがバイパスへの道を示した。距離的には変わらないので通行に有利と思われるバイパスを使ったのだが、コレが不味かった。パイパスに合流してからナビのやろ~っは・・・。
「この先1キロ先で混雑しています。」・・・っなんだとぉ?っんなっこたったら最初からバイパスなんぞルートに選ぶなっ!ボケェェェ・・・。

一時間くらいバイパスで足止め食っていたが地元民の軽トラについてってバイパスから何とか抜けられた。あとは特に問題無く。難を云えばトイレ休憩。この辺って道の駅もないしコンビニのトイレは空いてないしで、モジモジしながら先を急ぐ。

家まで一時間弱のコンビニで最後の休憩を取っていた。まだ日は高いが旅の終わりが近づいていることに安堵と一抹の寂しさを噛み締めて黄昏ていたら、何か匂ふ・・・?

どこからか何かが焼けるような匂いがするのだ。思いつく処(ナビとか)を探ったけど、どれも違うようだ。一体何処から?・・・なんて悩んでいたらステアリングボスの周辺から・・・。
しゅ~。
・・・・っと煙が立ち上るぅ!とっさにキーを抜き去ると煙は消えたが原因は定かではない。下手に動かして火でも出たらどうしよう?迷った挙句、騙し騙し進めることにした。今度、同じような煙が出たら問答無用に即、停車する覚悟で。不安と格闘しながらだと、ほんの些細な事でもイライラしてしまいます。只ひたすら早く帰らねばっと祈るようにステアリングを握っていましたが、その後何ともないので何とかなるかも・・・という気持ちに切り替わった。

そうして色々あった今回の旅も無事、終えることが出来ました。
後日、煙が昇った周辺を開いてみると輪ゴムが出てきました。輪ゴムには熱で溶けた跡が残っていたので煙の正体は輪ゴムが端子に触れて、いぶされたのでは?っと考えています。そういえば煙の色も輪ゴムの色(黄土色)でしたしまず間違いないと思います。(いろんな意味で)あーよかった!
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2004/1/21 作成2004/2/21 更新





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