楽しく走る!

竜飛崎


竜飛崎のことを初めて知ったのは、ロボットアニメです。
超強力な砲台を据えた敵要塞を主人公メカが突破する・・・というお話の舞台が竜飛崎でした。
最近ですと、TOKIOの長瀬クンのマグロ漁で紹介されていたと思います。
自分の行った場所がテレビに紹介されるて、何故か誇らしげです。

ルート
国道四号線を北上する・・・という単細胞なブルーTAらしいルートです。
しかし当時、使っていたCDROMナビくんは私を四号線から遠く引き離して、多くの景色を見せてくれました・・・。
何故そうなったかというとナビは最短距離を選択するのです。
結果として、予定にない山道を走る羽目になりました。(でも美しい峰を眺められたので文句が出ない)
・・・こういうところは今のナビにも通じるところがありますねぇ。

写真も少なく、記録も記憶も定かではありませんが思い出しながら、つらつら書いてみます。


★初日(02年4月28日)
前回の広島行きでは、幌を開けないで突っ走ってしまった点がスゴク不満だった。
なんでオープンにしなかったかというと寝床を晒したくなかったから。
そこで寝床となる部分をビニールシートで覆うことでオープン走行できるようにした。(トノカバーが有れば良いのかも)
幸いなことに、この日は晴天でしたので、家を出発してから一時間もしないうちに近くの駐車場で幌を開き、ご機嫌良く再出発♪
青空の下、ワクワクしながら国道四号線を目指す、のですが渋滞に巻き込まれる。
・・・しかし、よく見れば渋滞ではなくスーパーの駐車待ちをしているクルマたちだった。(ユニクロ渋滞みたいなモン) (怒)
その後は、ソコソコのペース。途中、詰まりつつも足利に着く頃は、ほぼ順調。
昼はコンビニで弁当を買ってナビで検索した公園でランチに洒落込む、つもりで道をぐるぐる・・・。
結局、公園は有料だったし、私が思い描いていた公園と違うので、 公園前のコンビニの駐車場で食った。
我ながらアホなことをしていると思う。
気を取り直して先を急ぐ。・・・確か、この日は福島県どまりだったと思う。日が落ちたのでコンビニの駐車場でボケー・・・っとしてから、また走った。
しばらく走ったあと、牛丼屋(すきや、だったと思う)の駐車場で一泊するつもりで床に着いたが客の出入りが激しく、落ち着かないので先に進む。(朝食は牛丼屋にするつもりだった)結局、コンビニの駐車場が、竜飛崎の旅、最初のお宿となった。
★二日目(02年4月29日)
旅の朝は早い。コンビニで朝食を摂り、近くの空き地で体操してから出発。
しばらく走るとセルフ給油所があったので、ちょっと早いが給油を済ませる。
調子良く出発できたなぁ~っと、我ながら感心してましたが八時ごろになると眠くなる習性があるので出発して一時間もしないうちに仮眠してました。やれやれ。
十時過ぎくらいには仙台(のはず)に到着した。
サッカーのワールドカップの開催場所となる競技場の前を通過。まだ工事途中のアスファルト道と、ワールドカップなんたら、と掲げられた大きな横断幕が誇らしげに飾られていた。
都市部(・・・といっても閑静である)を抜け、コンビニでトイレ休憩。ルームミラーで自分の瞳を見て、びっくり!瞳孔が、きゅ~、と絞られていた。すっげ~良い天気だから光が強すぎるのだろう。サングラスかツバの長い帽子が必要だと思った。(思っただけ)

・・・コンビニから出発するとナビはルートの変更した。通り易い道があったのか?、とさして気にもせずナビの指示通りに進む。

(実はナビって、凄い方向音痴なんです。ちょっとルートから外れた場所に入るだけでルート変更しちゃうんです。これは今、使っているHDDナビにも云えます。特にCDROMだとレスポンス悪いから、走行速度に反応できなくて、とんでもない指示を出すことも珍しくありません。当時は(今もか?)、このことに気付かなかった・・・)

コッチは地理に疎いからナビの指示に従うしかないだが・・・。ここから風呂場までは、記憶ではなく記憶の断片から推測したルートです。

確か古川まで四号線を使っていたと思います。そこからナビのルート変更が始まり、私は多分、347号線を通って尾花沢市を通ったと思います。小野小町、ゆかりの地に建設された道の駅「おがち」で休憩。地図で現在地を確認していた時に気付いたのですが「鳴瀬川」という川があります。「ラブひな」のヒロイン、成瀬川なるが「ボーリング小町」という、二つ名(笑)を持っている所以は、ここにあったのか!・・・と、膝を打った記憶があります。その後、新庄市を通過した(はず)。

この日は秋田県野の男鹿半島にある天王町の道の駅で、ひと風呂浴びました。
ここの道の駅は、 バカでけぇ塔 (天王町、金が有るんだろうなぁ~)が建っていて温泉を利用できます。いや~実に良い風呂だった。風呂から上がった時間は寝るのに早かったので、もう少し先に進むことにした。しかし疲れていたのか?それとも温泉効果か?他にも延々と続く真っ暗な直線道路のせいか?無性に眠~ひ。睡魔と闘いながら走っていると、待望のコンビニを発見!助かった!すぐさま就寝モード。少し暑いからと窓を開け放っていたら、そのまま眠っていた。夜中になって雨が降ってきて雨が顔に当たって目が覚め、慌てて窓を閉めて再びまどろみへ・・・。


★三日目(02年4月30日)
コンビニの駐車場で一夜を過ごすと雨だった。気にしても仕方ないので朝食後、のそのそと走る。この調子なら竜飛崎まで余裕で到着できる。ここいらへんは寒いから桜が残っているかも?っという期待は儚く崩れた。僅かに日陰の場所に咲く崩れた桜が、ちらりほらり。
十三湖を通過して峠道を延々と走り、竜飛崎に到着した。
・・・が、雨。ガスってて景色なんて、まっちろ。
・・・どうもブルーTAは雨男のようです。ビューポイントで晴れた試しがない・・・。寒々とした竜飛岬で、
♪可愛そうなカモメ見つめ、泣いていました・・・。
などと津軽海峡冬景色がエンドレスで流れていました。(横殴りの雨なので、カモメなんて飛んでねぇぞ!)
溜息つきつつ先を急ぐ。そうそう。竜飛岬の周辺は青函トンネルの資料館みたいなものがありましたよ。いまべつの道の駅(立派!な建物っす)で遅めの昼食(カレーライス)と、お土産を幾つか。十三湖の、しじみせんべい、とか。
次の目的地は恐山。野辺地に着いた頃には、雨も上がり綺麗な夕日が・・・。夕方に差し掛かったのでコンビニで夕ご飯。このコンビニの傍には銭湯もあるので平らげたら銭湯に浸かろうと思って唯一の楽しみである食事を堪能していたところ・・・マーク2だったかな?私の隣に駐車する軽自動車に接触すれすれまで鼻を押し付けてきた!何事かと思いつつ様子を伺うと、ドライバーが降りてきて軽自動車に乗る女に怒鳴りつけ始めた。「オイ、帰るぞ!」軽自動車に乗っているのは女。彼女は「いやだ」とか言って抵抗している。・・・どうやら痴話喧嘩のようだ。夫婦喧嘩はイヌも喰わぬ、というけど、このとき喰っていたのは確かフレンチトースト(旨い)だったが
本当に飯が不味くなった! そそくさと、その場を後にするブルーTAでした。(涙)
さきほどのコンビニから、さほど離れていない場所に銭湯があった。これこそ銭湯っっ!!・・・って感じのコテコテの銭湯でした。青葉湯です。名前に恥じない立派な銭湯です。
明らかに長湯させないための熱湯。タイルの画はなんだったかなぁ~?でも銭湯!って感じの画でしたよ。当然、ケロヨンの桶!身震いするくらい、コテコテの銭湯で感激~!さすが地方。やっぱ銭湯って、これっすよ!
気分上々で、暗黒の道を、ゆっくり走る。マヂで前が見えん。・・・地元ティーズの猛追に恐怖しながら
(路線バスも、 すっげー 速いっ!)

私が遅いだけか?(事故りたくないから速度は控えめ。ブレーキは早め)
この日のお宿は下北半島の柄の部分にある上北郡横浜町の道の駅です。静かでアスレチックっぽい施設があります。良いとこだ。
★四日目(02年5月1日)
道の駅で、かる~く運動してから出発。しかし問題発生。いつまで経っても信号が変わらん。
・・・ここの信号、センサーが車体を捕らえるまで信号を変えないみたい。通りがかりの人が私を心配そうに眺めていたのが見えた・・・。
すご~く見晴らしの良いコンビニで朝食を食べた。海がすぐ目の前にあった。天気も上々。気分よく出発だ!
恐山
恐山お地蔵さんズ
恐山工事中
恐山湖
恐山、到着。想像だと イタコが、ぞろぞろ居る はずだが、それは違った。
私が訪れた時は何かの工事中なのかクレーン車などの重機が出張っていた。
境内に入ることも出来たが、有料なので敬遠・・・。我ながら見事なケチっぷりである。
・・・もっとも、この手の境内は想像に難しくないと思ふ。一時間くらい、ふらふらしてから帰路に着く。
天気はオープン日和なので幌を開放して出発!とても気分が良い。
岩手に差し掛かったところで四号線から外れて四号線に併走するように縦断する道を通ってみた。
岩手は田舎だ、と聞いていたが本当に、 ど田舎。 私の通った道を見る限りは・・・。
コンビニっぽい店が一軒。給油所は、個人の小さいお店しかなかった。そこで給油したのだが物珍しそうに店長?のおっさんと一言二言話した。

「何処に行くの?」
「東京(方面)」「じゃ、高速乗るんだ?」
「いいや」

おっさんは私の言葉が信じられなかったようなリアクションしてくれました。
親切に道を教えてくれましたが、よくわからないので教えてくれた道は無視してしまいました。おっちゃん、ごめんな。
でも岩手って、いいとこっすね。私の住処に良く似ています。・・・雪は降らんけどね。信号もないし道は細いけど快適。オープンカーが走るには、もってこいの道だと思いました。道中、警察官が立っていた。何事かと警戒していたら、数人がブラシでアスファルトを洗っていた。・・・思うに交通事故か獣を轢いたかの、どちらかと思う。
この日の、お宿は海岸線に隣接する道の駅。鉄道の駅も傍にあり駅を出ると、そこは海水浴場。到着した時点で日が暮れてしまった。一晩明けてから早朝、海岸に出ると月が綺麗だったので写真に収めたが・・・。月って、あんなに小さかったっけ?って感じですね。明るく加工してみたら、そこそこみれる、かも。(此処の場所が何所だか調べてみたが、よく判らん・・・。)
月と浜辺
夜の潮騒は恐ろしいが、日が昇れば清々しい散歩ができた。・・・唯一の汚点は、
浜辺に烏の死骸がわんさと打ち上げられている
ところだろうか?なんなんだ、あれは?ここは漁港も近くにある、それらを散歩がてら、かってに見学。ホタテだったか?たくさん貝殻が棄ててあった。駅にはマンボウの画が描かれており、マンボウを見ることも出来るようだが先を急ぐので、駅の目の前のコンビニで弁当買って出発。(レシート貰っておけば、場所が特定できたのに・・・)


★五日目(02年5月2日)帰宅
その後の道は・・・太平洋単独横断飛行した人のことを紹介していた駐車場があった。赤松をびっしり移植していた。 松島を経由して四号線に戻り、ひたすら走る。足利を通過した時点で夕方になっていたので、竜飛崎の旅、最後の晩餐。
とりあえず、無事に帰れたことは確かです。(笑)

総括
今回、二年前の旅を思い出しながら綴って思ったことは、俺って実は凄いんじゃ?・・・なんて思いました。自分で自分を褒めてやりたくなりました。(今更だけど)結構、走りましたよね、ホント。 前回の広島以上の距離をこなした旅となりました。
そして広島行きでは果たせなかったオープン走行を実現。オープンでグランドツーリング最高!
国道四号線は、トラックの往来が多すぎて快適とはいえませんねぇ。だから北海道の旅の際には四号線は使いませんでした。
しかし四号線から一本、外れれば快適なドライブも出来ます。課題(写真やトラックログを記録しなかった)を残したものの楽しい道中だったと思います。そして私が思ったことは・・・。
東北の道は、美しい・・・。 (冬は、どうだろう?・・・行ってみたい気もする。)

おしまい


トップページに戻る。
遠くに行こうに戻る。

2004/3/7 作成



© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: