楽しく走る!

シフト操作

ユーノス・ロードスターの魅力の一つにストロークの少ないシフト操作が挙げられます。
極端な話、手首の返しだけでシフトすることができます。
不用意な遊びも少なくスポーツカーらしいシフトフィーリングです。

しかしながら仕様なのか頑固なところもあり、そういったクセを知らないでいるとクルマとケンカすることになりますのでシフト操作の迷える子羊さまは下記の方法を参照してみてクルマと仲良くなってください。

ユーノス・ロードスターのトランスミッション、特にNA6が一番顕著らしいですが、とにかくシフト操作が渋いです。
NB8はアイシン製なのでマツダ謹製トランスミッションで一番出来が良いのはNB6らしいです。ミッションの出来に差はあれど基本的にユーノス・ロードスターのシフトは少し重いようです。
これは不具合ではなく、ちゃんとした理由があります。

一番の理由はミッションを支えるブッシュ、エンジンマウントの数が少なくエンジンに直結しているトランスミッションはエンジンの振れに同調してトランスミッション全体が振れてしまいシフトノブからのリンクが上手く作動していないと考えられます。

コレには対策があります。まず強化エンジンマウントに換えることです。距離の出ている個体ですとエンジンマウントが千切れていることもあるそうですのでコンディション的に厳しいクルマは、ここを疑ってみるのがいいと思います。

お次はエンジントルクダンパーと呼ばれるパーツの装着です。
コレは効果絶大らしいです。強化エンジンマウント交換する以上に効果の体感できるそうです。
実は私も気になっているパーツです。

ミッションオイルをこまめに交換するのもオススメです。
私は3000キロを目安に交換しています。使っているのはBPの化成100パーです。
レッドラインも試しましたが評価は鉱物油以下です。ロードスターには軟らか過ぎたのでは?と思います。

さてクルマのことはこのくらいにして続いては走行時の注意です。
これから寒い時期に突入するわけですが、そうなるとミッションオイルが温まるまでの間、シフト操作は辛いです。
下手するとスタートさせてある程度タイヤを転がして二速に入れようとしても一速からギアが抜けない!・・・などということもあります。(エンジン始動前にシフト操作をしておくと多少良くなると思います。)

そこで私は季節に関わらず走り始めはダブルクラッチで走ってます。ダブルクラッチとは通常のクラッチ操作がクラッチペダルを踏みながら行っているところをギアを抜く度に踏み入れる度に踏む・・・っといったクラッチ操作をすることです。

一速から二束にシフトアップする時を例にすると・・・。

  1. アクセル離す。
  2. クラッチ踏む。
  3. ギアをニュートラルに入れる。
  4. クラッチ踏む。
  5. ニュートラルから二速に入れる。

・・・という動作をしています。チト、めんどいですかね?
ニュートラルに入れるというのはシフトパターンの、ど真ん中にシフトするという意味です。
ダブルクラッチ操作はシンクロが働かなくともシフト操作を可能にするクラッチ操作ですので冬場の走り始めだけでも試してみては如何でしょうか?
ただし私の経験則では、ある程度ミッションオイルが温まるとダブルクラッチは、かえってシフト操作を阻害するようですので多用は無用のようです。シンクロが働き出すとブッキングするのでしょうか?
ちなみにシフトアップはミッションオイルが温まればワンクラッチ操作に移行しますがシフトダウンはダブルクラッチ操作のままです。

対策を施したクルマなら、いざ知らず。私のようにミッションオイルくらいのメンテしかしていない場合、シフトのタイミングも重要です。私はエンジンの振れが止まった、またはごく僅かな振れであることをイメージしてシフト操作しています。エンジンの振れ具合をイメージしないで機械的に操作するとドライバーのシフト操作をクルマは全く受け付けません。そうなるとクルマが憎くなります。コレは悪循環なので避けたいところです。

これらを踏まえた上でロードスターに乗ると実に良いクルマだと毎日クルマに感謝しながらワクワクして乗る事が出来るようになるはず。私も、まだまだ上手くなる余地が有りますので楽しみながらクルマとのコミニュケーションを図りたいと思います。


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2003/11/13 作成2003/11/18 更新



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