ターザンひでおのHP

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アメリカ編(その2)



まずは、運動設備である。アメリカは大学のアメフトが盛んである。地域によって差はあるかもしれないが、アメリカで一番盛んなスポーツはアメフトではないかと思う。その影響もあってか、大学にはスタジアムつきのフットボール場があるのである。日本の下手な県立競技場なんかよりもよっぽど立派なものがある。

その他にも、大学内にスポーツジムがある。こちらも国内の小さなスポーツクラブよりよっぽど立派である。室内プールもオリンピック使用の50mプールと来ている。もちろん足は届かない…。体育館もいくつもある。

そして、これがすごいところなのだが、学生ならそれらを無料で利用できるのだ。おまけにその地域の住民も毎月5ドル程度払えば自由に使えるのである。日本ではそんな良い設備を持っていてもクラブ活動専用になっていてまず地域の住民どころか一般の学生にさえも解放されていないだろう。そもそもそれだけの設備を持っている大学がどれだけあるのかも疑問だ。でも、アメリカでは州立大学はたいていそんな感じらしい。

だから、夕方5時にもなると大学のジムはほんとにスポーツジム状態である。学生たちがマシーントレーニングに励んでいる。女の子たちはもっぱら
バイクやステッパーをやってダイエットに励んでいる。ちなみにジムに通っていたアメリカ人の女性の多くは筋肉質で短パンTシャツという格好にもかかわらず、東洋人の女性と比較して全く魅力を感じなかったのを覚えている。

ちょっと話がそれたが、アメリカの大学のスポーツに対する力の入れ方はとにかくすごい。バッファローの大学にはサイクリングやローラーブレード、ジョギングができる舗装されたコースもあった。夏の日は夕方、友人たちと一緒にローラーブレードをやったりした。

スポーツ以外で驚いたのは、学生全員にコンピュータのアカウントが配布されることである。最近は日本でもそういうところが増えているのかもしれないが、今から10年前なので、電気課卒のわたしにとってもも驚きだった。学生たちは友人たちとの連絡以外にも、教授達にEメールで質問したり、授業の課題を提出したりしていた。その他にも掲示板を使って車や家具、その他中古品の個人取引なんかも盛んに行われていた。私もその掲示板を利用して車や不要になったパソコンのパーツを売ったりした。とても便利なシステムだった。おかげで大学のコンピュータルームはいつも混雑していた。

あとは、大学の図書館にも驚いた。日本の私立図書館や区立図書館顔負けである。(というか多分完全に負けている)図書館自体が9階建てや10階建てになっていて、自習のスペースもふんだんにあり、会議用のブースまで用意されている。蔵書の数も日本文学まで揃っているくらいだから、そのすごさは想像できるだろう。おまけに、夜中の1時くらいまで空いているのである。もちろん学生以外の人も登録さえすれば無料で利用できるようになっている。私も語学留学時代からずっと自習(&昼寝)に利用させていただいた。


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