風と華
＜華ちゃん＞
華は目も開いてなく、臍の緒が付いたまま、風（ふう）
と共に捨てられていた。
幸い、すみれのおっぱいで、風は順調に育った。
でも、華は吸う力も無く、体温も上がらず
見る見るうちに弱って、病院で点滴したりした。
が、好くならず、獣医さんにも見放された。
でも、すみれは諦めず、懐に抱え、身体中をなめて
ひたすら、おっぱいを与えようとした。
私は私で、猫用のミルクをスポイドで与えた。
すみれの願いが通じたのか、
１週間が過ぎた頃より、
少しずつおっぱいを吸うようになり無事育った。
が、１歳を過ぎた頃に血尿が出始めた。
膀胱造影をすると、膀胱が裂けていて、
すぐ、手術。原因不明。
尿道も２倍の長さがあると言われる。
現在に至るまで、薬が手放せずにいる。
華５歳！もちろん、風も５歳！
頑張れ、華ちゃん！！
病気なんかに負けるな！！
＜華ちゃん＞
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