あたしはあたしの道をいく

家を建てる

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2007.02.19

今更って感じで、10年ちかく前に聴いてたＣＤを引っ張り出して聴いた。

真っ赤なＣＤをデッキに入れながら、

自分がＣＤってものを聴かなくなった理由に、

今更ながら思い至った。

「またクダラナイ曲ばっか聴きやがって」

ケイはすごく偏狭な人間で、自分の好きなもの以外認めなかった。

あたしは元々、母親の影響でクラシック以外の音楽を聴くことに罪悪感があったから、

ケイのコントロールにも抵抗が無くて、ケイの前では音楽ってものを聴かなくなった。

半同棲生活に入ってからは、ケイの居ない時間ってのが殆ど無くなって、

今、一緒に居るのはダーリンで、ケイではないけれど、

同じようにあたしはダーリンの前で子供向け以外のＣＤを聴くのに抵抗がある。

あたしが選ぶＣＤに、何か言われるんじゃないかと思って。

あたしは、あたしの好きなものを汚されたくない。

母にも散々、あたしの好きなものをクダラナイって言われ続けて来て、

オトコにも散々、あたしの好きなものはクダラナイって言われ続けて来て、

あたしは、すごく臆病になってしまったみたい。

「好き」度合いが高ければ高いほど、あたしは「好き」だと言えない。

あたしは、自分の好きなもの、大切なものを隠してしか楽しむことが出来ない。

まるで、変質者みたい。

もう、別れて１０年近く経つというのに、あたしはまだ縛られてるのか。

まだ、小さいことが残ってるんだなあ……。

ま、それはおいといて。

ヤバイよ。

男の声は腰にキク。

しかも、歌詞がエロティック……。

ヤバすぎ。