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| 山に出掛ける時は、主要なポイントへの到着時刻と出発時刻を詳細に記録しているのですが、今回の山行ではそのデータを記録したメモ帳を、下山途中で落としたか、或いはどこかに置き忘れたかで紛失してしまいました。そんな訳で時刻に関してはデジカメの撮影時刻から近似値を割り出しています。そんな訳で、精度については過去のものと比べて幾分劣ることをご了承ください。 さて、白鳳峠を通過しても険しい登りはまだまだ続きます。次の関門・高嶺までは高度差330mほど残っています。再び突入した針葉樹林は手付かずで、風も通さない密林状態ですが、程なく(標高2600m前後)潅木帯に変わり、涼しい風の恩恵を感じられるようになります。険しい岩場も頻繁に見られるようになり、こうした難関をこなしつつ高度を稼ぎ、何とか 高嶺 (2779m 上画像)には12:00頃到着しました。白鳳峠に着いた頃から、急速にガスが広がり始めていて、高嶺に着いた頃には上空は白一色に変わっていました。途中で出会った登山者の話では、前日も同じ空模様だったようですが、夕方にはガスは晴れたようです。同じ経過を辿るよう祈りつつ、ここで昼食を兼ねてやや長めの休憩。 高嶺を通過したことで、『登る』という大仕事は9割方消化したことになります。この後は、100~200mの小さなアップダウンをこなすだけになります。高嶺から次の地蔵岳に向けては、一旦100mほど下り、再び上り返すことになります。この登りの途中から岩石の様子が一変してしまいました。これまでの黒い岩石から、オセロの駒が反転するように白っぽい花崗岩に変わりました。コースも花崗岩が風化した白い砂が多くなり、まるで”白砂青松”(ハイマツですけど^^)の印象です。1時間ほどで地蔵岳への分岐点となる”赤抜沢の頭”に到着。ザックはここにデポして、身一つで地蔵岳に向かいました。 ダケカンバやハイマツの混在する林を抜けて50mほど下ると、”賽の河原”と呼ばれる緩やかな起伏の鞍部が広がっています。ここにはたくさんの お地蔵様 が祀られています。お地蔵様を横目に、地蔵岳のオベリスクに向かいます。花崗岩は風化が進んで角が丸みを帯びています。そのためドラム缶サイズの岩石は越えられるのですが、ワンボックス車級や大型バス級の岩石には、素手では登ることはできません。結局、下画像の矢印の位置まで登ったところで諦めてしまいました。因みに20分ほど遅れてやって来た人も、私と同じところで引き返したのですが、円内がその直後の様子です。人間の大きさと岩石の大きさの対比がご理解戴けるかと思います。先っぽには行けませんでしたが、この日2つ目の目標・ 地蔵岳 (2764m)もクリア(・・・ということに^^;)しました。 |
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