いいもん見つけた&手作り・アウトドアー

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2005年08月02日
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カテゴリ: お話したい購入品


知らない人は、 (なぜか 女性に多い。)
「古い形だなー」
「ガスではないんだ、、、」
「火が揺らめいている、危なくない?」
などと 言う。
→古い形ではなく、みんなが慣れ親しんでいる形。
→「オイル」の火のほうが高尚なのに。
→揺らめきこそが 本来の火。
などと反論したくなる。 
が、 どう感じようと 個人の自由でもあるが。

************
大正8年生まれの 父は 実家で黙々と余生を送っている。
6畳一間の父の部屋は 本棚が6個あり 
父の 机の横以外 空間がほとんどない。
昔から変わらない部屋。

私が小学生の頃  父の横に居るのが好きだった。
父はよく ジッポを愛でていた。
じっと私が見ていると
オイルを入れる時 いろいろ 嬉しそうに 私に話した。
 「 いろいろ使ったけど このライターが一番だな 」
 「 ガスは、面白くない それに パイプが焦げる 」
 「 このやさしい火が 低温でタバコをうまくする 」
 「 オイルは ぎりぎりまで入れても 量の大差はない。 」
 「 オイルを入れる時 こぼすやつは まだまだ だ 」
 「 慣れると オイルが どのくらい残っているか 分るようになる 」
 「 この石を擦る 鉄の部分が、他のライターより硬く減らない 」
などなど 
未だに真偽はわからないが <息子>に なにか教えたかったのだろう。

子供心には 何のことか分らないが
父が嬉しそうに その「火の出る機械」を大切にしていたことは分った。

オイルを入れた後 おいしそうに パイプに火をつける。
ジッポを点火。 器用に横にし パイプの葉に火をつける。
目を細め 煙をソット吐きながら 天井を見る。
父の十八番のしぐさだった。

父はさすがに 15年前 脳の病気で倒れた。 
そして タバコを止めた、、、、
父の好きな 「ボンドストリート」の銘柄も 今はない。


しかし
未だ タバコのにおいのする部屋 
父の机の上には、ジッポライターが置かれている。







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Last updated  2005年10月16日 11時14分45秒
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