ホタルがいる川って、どんな川なんだろう
1、水がきれいで、一年中涸れないこと
ホタルは幼虫時代、水の中で過ごします。山奥を流れる清流のようにきれいである必要はありませんが、大量の生活排水や農薬が流れ込む川には棲むことができません。
2、土があって緑があること
川岸の草木は、落ち葉がカワニナの餌となったり、水の温度上昇を防ぐのに役立ちます。成虫は、この草むらで昼間休息し、水際の草やコケにタマゴを産みつけます。川岸の土は、幼虫がサナギになる場所です。
3、川の流れに変化があること
幼虫が無事成長するには、川が増えたり減ったりした時に避難する場所や、天敵から隠れる場所が必要です。川の姿が早瀬屋深見、よどみなど変化に富めば、幼虫は状況に応じて場所を選び生き延びることができます。川底の石は、幼虫の隠れ場所になります。
人の目にもやさしく、気持の良い川は
ホタルにとってもすみやすい川です。