◎204(ハッピィエンド)どんな困難な問題に直面しても、最終的には、ハッピィエンドになることを信じなさい。それは潜在意識が実現してくれます。
*これはあなたがそう望めばの話です。悲劇的結末を望む人には潜在意識は容赦なくそういう結末をプレゼントしてくれるでしょう。
◎<205>(記憶喪失の原因)記憶喪失の原因は、しばしば恐怖の結果起こります。これを克服する方法は「知る必要のあることに対して私は完全な記憶を持っている」と信じることです。
*人の上に立つ人間はそれに見合う豊富な知識や経験が要請されます。ところが、人間は固くなるとしばしば記憶を喪失する。そこで判断がストップしてしまいます。そういうときこの言葉を思いだしてください。自信がよみがえるでしょう。
◎206(与える存在になる)あなたが六十歳であろうと、七十五歳であろうと、自分は他に与えるべきものをたくさん持っているということを悟りなさい。そうすれば、あなたはいつも前向きでいられます。
◎207(能力の限界)自分で思っている能力の限界とは、その人の顕在意識の限界です。氷山の一角の判断で、自分のすべてを知ったつもりになってよいものでしょうか。
◎208(ほめる効用)ほめることはあなたの部下や同僚に自信を植えつけます。上役の重要な仕事は、上手にほめることです。
◎209(自己卑下)自己卑下しそうになったら、できる限り自分の良い点を見つけるようにするべきです。反省の名を借りた自己卑下は自信を失わせ、潜在意識に悪い影響を与えます。
◎210(無益なこと)あらゆる自己非難や自己批判は即刻やめるべきです。 過去を忘れ、達成、勝利、成功を期待しなさい。
◎211(劣等感) 劣等感は正常な反応です。誰一人として劣等感に悩まされない人間はいないからです。しかし、特定の劣等意識からいつまでも自由になれないのは、自己コントロールの欠如です。 劣等感を感じたら、自分の中の最高の部分に目を向けなさい。
◎212 (恐怖の克服)恐怖感を克服する最善の方法はその対象と関わってみることです。
◎213(決断)あなたが重要な決断を下さなければならない時、そのことについて建設的に考え始める必要があります。心配したり、失敗の予感にとらわれているとき、真に決断について考えているとはいえないのです。
◎214(あなどれない人間のタイプ) 多くの訓練を欠いている人は動物的に敏感です。動物があなたの真意を感じとるように、そういう人たちはあなたの真意をするどく読みとります。
◎215(意見の相違) 他人と意見が違ったとき、相手の意見がたとえどんなものであれ、あなたはそれを認めてあげなさい。その姿勢があなたのあらゆる意見や行動の自由を保障するのです。
◎216(自信のない人の共通点) 自信のない人に共通しているのは、単に消極的思考ばかりではありません。行動しないことが最大の欠点になっているのです。
◎217(思い通りの人生)人生は自分の思ひ通りにならないと思っている人は、自らが思い通りにならないことを望んでいるのです。
*人についても同じことがいえます。「人を思う通りにできない」と思うのは、ある意味で正しいのですが、リーダー的立場の人が、自分の仕事の範囲内でそういう思いを持つのは、敗北です。
◎218(苦しむ原因)人々が苦しむ事柄のほとんどは、その人の心を支配する誤った信念です。苦しみが多いなら、まずあなたの信念が正しいかどうか検討してみる必要があります。
◎219(偉大なる秘密)あらゆる時代の偉人が持っていた偉大なる秘密は、潜在意識に触れて、それを解き離す能力があったということです。あなたにも同じことはできるのです。
◎220(自分の責任)人間関係のまずさの原因のほとんどは、自分の側にあると思いなさい。そう思える人は、うまくなるようになります。
◎221(不可能感)どんな場合でも不可能と言いてはいけません。本当にできなくなります。同じ状態でも「できるのだ」と言えば、潜在意識はできる方向へと働きはじめます。
222(自己認識)人は誰でも「自分はこういう人間である」と思い描いている通りのものです。できるだけ高貴で愛情豊かな人間あると思いなさい。あなたはそのような人間になります。
223(エキスパート)一つのことで人に負けないエキスパートになりなさい。何かを完全にマスターするとほかについても理解のこつがわかるものです。人の上に立つ人間に必要なのはこのコツなのです。
224(眠る効用)眠ると知恵がでます。眠る前に自分の潜在意識の無限の知性は自分を導き指示してくれるのだと断言しなさい。
*潜在意識の理論では、想像は願望と同じことです。我々は誰でも頭の中に絵を描きますが、これを一定の法則に従って習慣化することが大切です。


