ラッキィセブンティライフ

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正心調息法(腹式呼吸)


正心調息法(腹式呼吸) 塩谷信男先生完成
○(調息法)
これだけ実行しても健康や痴呆症の予防など大きな効果を上げることができます。効果をあげるキーポイントは、継続して行うことにあります。

1)、姿勢
背筋をまっすぐにして座る。正座、椅座、あぐらどれでもよい。
2)、呼吸法
1、吸息(息を吸い込む)鼻から静かに息を吸う。肺は上部より下部のほうが広く、空気が沢山入るようになっているから、下部まですいこむことで、より多く、より効率的に酸素を摂取することができる。
2、充息(息を止めて下腹部に力を入れる。)充分吸い込んだ息を、横隔膜をグーッと下げながら下腹部(丹田)まで押し下げ、丹田に力を込めたまま息をとめる。ふつう臍下丹田というとヘソの裏側の腹壁あたりをさすが、この調息法では、もっと内側の背中と腹の真ん中あたりの空間を意識して空気を押し下げ、力をこめるようにする。またこのとき、肛門をぎゅっとしめるのをわすれずに。息を止める時間は数秒ないし十秒。
3、吐息(息を吐き出す)鼻から静かに息をはきだす。腹の力を抜いて凹ませ、充分に息を吐ききる。
4、小息(普通の息)普通の呼吸を一回だけ行う。
以上1、~4、までを1サイクルとして25回くりかえす。老人、病人など困難なときは、何回かにわけてもよし。
5、静息(静かに普通の呼吸をする)二十五回呼吸し終わったら、丹田に軽く力をこめたまま静かに、ゆっくり十回普通の呼吸をする。

            *        *       *

 この時間は自分の自由裁量の時間ですから、そのまますわってもいいし、病気の人はその病気が治ったと念じてもいい。また自分なりの公案を作ってーーー「短気がなおった」「宇宙と一体になった」などーーーーそれを念じてもいい。無念夢想の境地をめざしてもいい。

 この調息法を繰り返していると、心がすっかり落ち着いて、心身に気力が充実し、精神が透徹したようになってきます。深沈と安定した気分が手に入り、いわゆる肝っ玉が据わって何事にも冷静に、平常心で対処できるようになります。


 想念(心の力を使う)
1、吸息の間、宇宙の無限の力が丹田に収められ、そして全身に満渡ったと念じます。
2、充息の間、全身が全く健康になった、病気が治ったと念じます。
3、吐息の間、体内の老廃物がことごとく吐き出された、全身はきれいになった、心から若返ったと念じます。

 内観(心の眼で見る)
想念を心眼でみる様にします。たとえばひざの関節炎が治ったと念じるときは、ひざがすっかり治って、さっそうと道を歩いている姿をイメージする。不眠症の人なら、ふとんの中でぐっすり熟睡している自分の姿をイメージするようにします。

 大断言  正心調息法の静息の時、大断言を念じる。
宇宙の無限の力が凝り凝(ここ)って
真(まこと)の大和(だいわ)のみ世が生(な)り成(な)った

 言葉には力があります。日本は古代より言葉の力を信じ、いろは四十八語のひとつひとつに、みないのちがあるとしてきました。「い」なら「い」と発音すると、そこに「い」のもってる力が発現する。言葉の一語一語について固有の力とはたらきがあるとかんがえてきた。すなはち言霊です。

 したがって、この言葉をくみたててできた文章にも力があります。(自在力より)

くわしくは 自在力


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