とこしえの愛

とこしえの愛

帰ってきた放蕩息子

お父さん、わたしは天に対しても、またお父さんに対しても罪を犯しました。もう息子と呼ばれる資格はありません。(ルカによる福音書15:21)


わたしは、すでに十数年教会から離れ、自分の心の赴くままに、神さまの愛に背をそむけて生活していた。その間に家族を捨て、借金をつくり、故郷から遠く離れたここ山口で働いていた。自分の気持ちに正直に・・と言うと体裁が良いが、精神的にも、経済的にもかなり追い詰められていた。2005年の春のことである。・・・・・・・・用事があり市内を車で走っていると、緑色の看板が目に入った。「教会?・・・」「ここにも、教会があるんだ・・いやだな」そうおもった・・が、その看板が脳裏に焼きついて離れない。数日後、精神的に破綻しそうなわたしは、夢遊病者のように教会を訪ねていた。
 恐怖心に満ち満ちていた。    牧師先生に「わたしは、ふさわしくない者なんです」・・・「ふさわしいかどうかは神様が決めます」との言葉にわたしは賭けてみようと・・・・祈った。神様は、わたしが逆らい続けていた間も、ずっとずっとわたしを愛してくれていたことが少しずつ少しずつわかっていった。なんという恵み。なんという愛





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