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2005年02月15日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日(13日)はホーチミン滞在最終日。深夜便での帰国で、ツーリストのピックアップが夜8時のため、とにかくチェックアウトタイムの正午ぎりぎりまでホテルの部屋で過ごしました。朝食後部屋に戻ってちょっとびっくりしたのが、ボーイさんやルームサービスがひっきりなしにノックしてドアを開けようとすること。ガチャガチャとするものだから、あわてて服を着て(そんな時に限って下着姿だったりする)対応しなければなりませんでした。私もバカで、最初から「Don't Disturb」の札をぶら下げていれば良かったのですが。
さて、今日は徒歩でホーチミンの観光です。何回も地図とにらめっこし、妊娠のせいでトイレが頻繁なため、ホテルやデパートなど、途中でトイレに駆け込めそうなところを確認して、ボールペンでルートを書き込みました。
正午チェックアウト。荷物をホテルに預けて、ガイドブックから破いた地図を右手に、日射病避けの防止をかぶり、身軽な姿でいざ出発! ルートは以下の通りです。
ホテル→人民委員会→中央郵便局→聖母マリア教会→ホーチミン歴史博物館→戦争史博物館→統一会堂→ベトナム戦争証跡博物館→ホーチミン市博物館。妊婦の徒歩で、見学まで入れて12時出発4時終了が目安とはじき出しました。
まずはグエンフエをまっすぐ人民委員会にぶつかるまで歩きました。 写真を撮っていると早速陽気なバイクタクシーのおじさんが話しかけてきました。面白そうな人だったので、ここでちょっと話込み。「妊婦なのでバイクに乗れないよ」と言うと、「男か女か」と聞いてきたので、「生まれた時のお楽しみにしているよ」と言うと、「そうかー、ベトナムではすぐ教えてくれるのになぁー」。そうこう話しているうちに、ベトナムでは出産までの期間を9ヶ月と10日と数えることが判明。「日本は10月10日(とつきとおか)だよ」と言うと、「日本が1ヶ月長いのかぁー」と感心した様子。とりあえず握手して気持ちよく別れて、近くの中央郵便局と聖母マリア教会を見学。中央郵便局は郵便局とはいえ、外観も内装もフレンチコロニアル様式の、とってもキュートな建物。中には切手のコレクションや大きなホーチミンの絵が飾ってあります。聖母マリア教会は見学時間が限られていて内部を見ることは出来ませんでした。
さぁ今から妊婦のてくてく歩きでは徒歩30分程度の長旅です。大使館が立ち並ぶレスアン通りに出る前に、とりあえずダイヤモンドデパートでトイレと両替。ベトナムでのトイレの待ち方は、かつての日本のように個々のドアの前に並ぶシステムですのでお気をつけ下さい。
トイレを済ませて、張ってきたおなかをさすりながら、立ち止まりながら、ゆっくりゆっくり通りを歩きました。幸いにして街路樹があり、歩道が広く、人通りは少なく、大使館の前には警備員もいて、落ち着いて歩くことができました。
しばらく歩くと右手にソフィテルホテルがあったので、ここでまたトイレを済ませ、冷房の効いた館内で少し涼んでから再度出発です。
しばらくすると通りの行き止まりにぶつかり、そこはにぎやかな動物園。テト(旧正月)の派手な飾りと家族連れでにぎわっていました。ぶつかったら左折。がたがた舗装に足をとられつつ、最初の見学地、歴史博物館へ。ほとんどベトナムの人たちばかりで、解説はベトナム語と英語とフランス語だけ。一番印象的だったのが、推定60歳の死後130年の女性のミイラでした。

その次に行った、ベトナム戦争証跡博物館は、すごく強烈でした。ベトナム戦争史、枯葉剤や爆撃の犠牲者、枯葉剤によって生まれてきた奇形児、ベトナム戦争で命を落としたジャーナリスト、当時のベトナム戦争反対運動、収容所の再現と拷問の犠牲者といったコーナーがあり、、生々しい写真や胎児の標本を交えたかなり鮮烈な陳列内容でした。
ベトナム戦争は史上初の「リアルタイムで現状が世界に発信された」戦争だけに、膨大な素材から厳選された写真や動画は本当に生々しく、見た衝撃はワシントンのアウシュビッツ記念館の比ではありませんでした。
あの陽気なベトナム人がこうもすさまじい歴史に直面したのか、と、まさに声も出ない状況で、拷問をしたり虐殺をしている米国軍人の写真に最近のイラクでの出来事が重ね合わさって、戦争がいかに人間の精神を変貌させるか、そしてなぜ人間は歴史から学ばないのか、と、見学の間中ずっと、答えのない疑問と怒りが頭のなかをぐるぐる駆け巡りました。中にはまるで「見世物小屋」を見るような眼で写真や標本を見ている見学者もいたけれど、館内は一様に押し黙った重い雰囲気が漂っていました。
ベトナム戦争だけがこんなにむごいのではなく、きっと全ての戦争が同じくらい残虐でむごいものなんでしょうね。
これも生態系の究極の「自然淘汰」」の一つと割り切れるものなんでしょうか。戦略的に淘汰させるわけだから、自然ではないか。
私のようにのんきに日々を過ごしているのは、実は「奇跡」に近いのかもしれませんね。生まれた時代と環境に、感謝、感謝です。
重い気持ちで向かった最後の場所はホーチミン市博物館。閉館時間の4時10分前だったため、当然入れるだろうと思ったら、管理の人から「クローズド」と止められました。それでも「ジャストファイブミニッツ」と頼み込むと、笑顔で「オーケー」と言ってくれ、しかも入館料無料で通してくれました。館内の女性(文芸員の方でしょうか)も色々と世話を焼いてくれ、本当に5分間で見学を終えて管理の方に「ベリーグッド」とOKサインをすると、ニコニコと喜んでくれました。
ここでちょうど4時(観光地のほとんどは4時閉館)。観光終了です。自分にお疲れ様と言いながら、グルメとショッピングで締めくくろうではありませんか!





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最終更新日  2005年02月15日 16時04分51秒
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