かつての同僚から誘われ、R.E.M.の10年ぶりの来日ライブへ。 武道館は30代から40代のビミョーな世代でほぼ満員。 マイケル・スタイプは忍者赤影のような(でも黒い)目隠しっぽいサングラスと、体に吸い付くようなテロテロのシャツで登場。40代ながらとってもセクシーに体をクネクネ、素敵なハスキーヴォイスも健在でした。 次の歌を歌う前に、とても律儀に「The next song we are going to perform is...」と丁寧に説明し、途中で「マイコー!」やら「アセンズ、ジョージアァー(マイケルとバンドメンバーの出身校の所在地)」などというファンの叫び声にもいちいち対応したりして、本当、米国ロックの良心ここにあり、といった感じ。 R.E.M.は特別ファンというわけではないのですが、途中で「Losing My Religion」やら、タイトルは知らないけれどサビで「ファイヤァー」と叫ぶ、80年代後半くらいによく聴いた歌を歌ってくれたりして、全然飽きない! きっとファン垂涎のプログラムだったんでしょう。 途中でマイケルが「武道館(ブドカーン)はアメリカ人の誰もが知っている場所だ。僕らがまだ小さい時、チープトリックのライブatブドカーンを良く聴いたものさ。」と言うと、会場がウワーと盛り上がりました。私はチープトリックというとトップガンのサウンドトラックしか思い出せないんだけど、そんな時代もあったのですね。 アンコールは「What's the frequency, Kenneth?」で始まり、締めくくりは「Man on the Moon」(だったと思う)。去年のデュランデュラン以来、久しぶりにいいライブを体験しました。 ところでおなかのベビーちゃんはと言うと、あまりの音楽にびっくりしたのか、最初からドンドンとおなかを蹴りまくり。私もおなかにセーターやらコートやらを巻きつけて音を和らげるべくどうにか頑張りました。一応羊水ごしなのでビンビンには聴こえていないと信じていますが・・・大丈夫だったかしら。ライブは最高でしたが個人的には若干ヒヤヒヤものでした。