つきみのひとりごと

私を上から見おろす人

今日は息子についてのひとり言・・

我が家には私を上から見おろす息子がいます
文句も頼み事も上から見おろして話をする息子がいます
たのむから頼み事ぐらい座って下から頼んで・・って　最近笑い話です。
先日　中学・高校生を育てる親達を対象にした講演会がありました。
本当に子育ては難しい時代になりました。でも　何時の時代も世代の差があり、
育った環境の違いを感じながら子供を育てているのですよね。。
私たちの親達もこうやって悩みながら、子供を育てていたのでしょうね。

『家族間のバランスがどう子育てに影響するか・・・考えましょうね・・
　　・・・人間同士の尊敬のバランスという意味です・・・
　家族同士の尊敬のバランスです。夫婦であれ・・親子であれ・・・』

講演の中のその一言が、かなり気持ちの上でウェートをしめています。
互いを尊敬し　尊重しあう気持ちを持ちつづけることの大切さです。

上から見おろせるくらい大きくなった息子を見てて、
　この人（息子）はいったいどんな人間になったのだろう？　
そう考える事があります。

確かに間違いなく私の体の中で育ち、この世に生れてきたはずなのですが。
色々な家庭環境の都合も考えて、あまり子ども扱いをしないで育ててきました。
小さい頃は　小さい子っぽくない・・と　周りから苦情が出るような子供でした。
何処にでも連れて歩き　いろいろなモノを見せて感じさせて自分で考えさせる、
そんな教育方針を貫いてきました。
お稽古ごとも塾の事も　進学の事も本人の納得する道を選ばせて来ました。
共に考えるけれど、決めるのはあなた・・後で悔いても親の責任を問わないでね。

なんて・・冷たい親でしょうね・・・笑

さて・・今日考えた事は。。。
　そんな親子関係から私達、親が息子に与えてきた影響の出所です。
こんな子供に育てたい・・そう　思うことはたくさん有った筈です。では・・・
振り返ると　その出所は　私達が育った環境から始まり・・私達が育ってきた
学生時代にうけた影響を引きずり、そのときに考えた事を感じた事を
子育ての中に無意識に提示している自分達がいるのですね。

歴史は繰り返されるはずですね・・・
今息子に子育てとして提供している情報は、
彼（夫）と共有していた時代も含めて、私と彼のそれぞれの
瞬間（とき）の記憶のかけらなのですね。
これは楽しい、これは苦しい。これは必要、これは避けよう。
ここは頑張ろう、ここはサボってしまおう・・。

反抗する息子を見て
　ニタニタしている私達です。・・やっぱり、そう来るかぁ・・
　私達もそうだったからな・・・
反抗する子供を見て
　思い出しませんか？　自分もやっぱりそうだったと・・・
　ほら・・正常に育ってますよ

反抗する子供を見て
　ニタニタ嬉しくなりませんか？・・あなたはそう来るか・・
　私達の方がもう少し素直だった・・
反抗する子供を見て
　思い出しませんか？　自分もやっぱりそうだったと・・・
　自分はちゃんと大人になりました

・・時が経てば　子は育つ・・
もう少し楽に考えて・・
子育ての悩みは　自分を振り返ると答えが出るかもしれません・・・

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