ちびとら7の徒然なるままに‥

ちびとら7の徒然なるままに‥

手抜き子育て法(1)他人に頼る


というかはっきり言って、キライでした。

公共の場で騒いで走り回る、お菓子を食べ散らかす‥。
「本当に、しつかっていない(躾けられていない)子どもが多いよねっ!」と
仕事で客先に行く電車の中で、同じ子ども嫌いの同僚とさんざん文句を言っていたものでした。
電車で子どもを見かけると、まさに舌打ちしたくなる・・・そういう性格でした。

仕事が楽しくて仕事三昧の日々を送り、30歳半ばである時ふと、
「子どももいいかな‥‥」と思うようになりました。
おそらく、私の中での生物学的本能が目覚めたのだと思います。(遅っ!)

ところが子どもを持って、初めて「子ども可愛いシナプス」が出た・・・というのでしょうか、
「子どもって可愛いな~、面白いものだナ~」と思えるようになりました。
よその子どもも同じように可愛いし、面白い‥。
これは私自身、そうとう意外でした。

今では、よその子も叱るし、また、持ち前の「ボケとツッコミ」の腕を磨くべく?
子どもに話しかけます。。。(って私は、サカオかっ!サカオ=大阪人)
かなり、おもろいです♪

そんな私の持論は、
『子どもはの親だけが育てるものではなく、地域社会で育むものだ』と
いうことです。
もちろん、基本的な躾は親がやるべきで、幼稚園や学校に任せるものでは
ありません。
   そういう意味では、最近の親御さんは、何でも幼稚園や学校の先生といった
   教育者・教育専門家に任せ、責任転嫁する傾向がありますね‥。
   これは、いかん!と思います。

大事なことは、社会生活を営む上でのノウハウを身につけるためにも
親(特に一緒にいる時間の長い母親)が何でもかんでも教えられるものではナイ!
ということです。

近所のおじいさん、おばあさん、おじさん、おばさん、おにいさん、おねえさん
同年代の子ども、年下の子ども(赤ちゃん)などなど、色々な人との関わりを持つ中から、
色々なことを学べるのです。

昔は、どの家も開けっぴろげで、家の中に近所の方が頻繁に遊びにくるので、
その様子を子どもの頃から見て、触れて、自然に人間関係を学んだと言います。
「あ、このオバさんには、かぁちゃんは丁寧に話すな~。エライ人なのかなぁ‥」とか
「このオジちゃんはちょっと見、ウサンクサイけど、いい人みたいだな。
ママ、嬉しそうだもん‥」とか。

故に私は、子どもを産むと同時に実家に潜り込みました。。
父が他界していたことと、そこには活動の活発な自治会があり、
地域社会が出来上がっていたからです。
近所もかなりの割合で顔見知りです。
   最近では、娘が夫・子どもを連れて実家に戻る=マスオさん状態、の家が
   増えています。いわゆる、「表札が2種類出ている家」です。


出かけた先で、上の子がたくさんの方に声をかけられ、いろいろな物を
いただきましたが、その場合も、意識的にできるだけ長く子どもとその方との時間を
取ることにしました。それは今でも実行しています。
少しでも長くたくさんの方とのコミュニケーションを取ることが、
子どもの成長にプラスになると思ったからです。
   子どもが小さい時に、私はわざわざ「公園デビュー」するということをしませんでした。
   した方がいいかなぁ‥とも思いましたが、
   元々、“おんなのしゅうだん”が苦手、ということもありましたし‥。
地域には、小さい子どもが大好きなお年寄りがたくさんいらっしゃいます。
そういう方に、子どもを見ていただくということは、小さいながらも
立派に人様のお役に立っている‥ということにもなるのです。

出来る限り、よその方に見ていただき、ちょっとの瞬間でも、自分はほっと
一息付く。。。そういう瞬間も、お母さんには大事です。。。
もちろんその場合でも、躾として良くないことを我が子がしたら
叱るのは当然ですが‥。
   子どもにとって私は、世界で一番怖いそうです。
   私も5年半のキャリアで、今では「こらぁっ!」の「ら」が
   見事に巻き舌になるようになりました。拍手~っ!(;¬_¬)違う?
また、別れ際のお礼の言葉、別れの挨拶もしっかり言いますし、言わせます。

子どもの基本的な躾は親の責任であるが、育てるのは全ての大人、いえ
全ての周りの人たちです。
またそれは、犬やネコや小さな虫や、植物や風景でもあります。

ただ現在は、車も多く、危ない人も多いので、一歩外に出ると、
親としての緊張感・ストレスはかなりのものです。。。
せめて、親も精神的にゆったりと、子どもと共に育まれ癒されるような
社会になって欲しい‥と思うのは、今や遠い夢かもしれません。。



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