To the last drop of her blood

玲瓏   ~この想いをあなたに送ります~


はかなくゆれる陽炎に魅了されて
足を進める
頭はまるっきり働いていない
目は何も見ていない
空間ばかり覗き込んでいる
僕は。



暗く奥の深い底に
照らす明かりは己の灯のみ
薄ら薄ら見えるようで見えない
コレが僕の心
誰にも読めやしないのさ
自分でさえ見えないのだから。



見て見て夢の中
君がいるよ?
何話してるの?
聞こえないよ?
当たり前さ
僕は五感が強いから現実と夢の中が区別できるのだ
そして、音の聞こえない、肌でも感じられない
ただ映像だけの悪夢から目覚めるのだ。



理屈はこねればこねるほど卑屈になり
現実はひねればひねるほど周りの人は離れていく
今、僕は何も考えちゃ~いない
だけど言える言葉がある
言いたい言葉がある
当ても無く風に流されていく言葉
誰かが待っているかもしれない
聞き流されるかもしれない。



ありがとう



感謝の意を込めて
悲しみの気を押さえて
苦しみの情を見つめて
僕の真を認めて
僕の愛情を込めて



愛する君へ伝えます


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