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「オッス玲子!久しぶり!元気?」
「何かあったの?」
「イヤ別に 玲子の顔見たくなっただけ」
「イヤ違う!まぁいいわ私も逢いたかったし。」
何となく見抜かれてる? 女って鋭くていやっ
「あぁあの あのさぁ! これはさぁ俺じゃなくてなんて言うか あの」
「何なのよぉ俺じゃなくて?」
「うん 例えばさぁ玲子に彼がいるじゃん で、玲子は彼を愛してるわけだ。 でも彼は忙しく玲子が好きなスノボを連れてって貰えない。でもどうしても玲子は行きたいの そんなときに男友達が俺たち行くけど玲子も行く?って聴かれたらこれ幸いにと行く?」
「誰の話なの?」
「イヤこれはなんて言うのか と友達がさぁ困っちゃってて」
「ふ~ん」ニヤニヤ笑う玲子
「で?玲子ならどうするの?」
「そんな質問じゃわかんないわよ だって日帰りなの?泊まりならまず行かない。日帰りでもどの程度の男友達かで変わるし、わかんない」
あっそうだ慌ててたから泊まりか日帰りか確かめてないなぁ それからどの程度仲良しの男友達かも分かんないよね。
「ああそうか じゃぁ玲子が多少でも気になる男がその中にいたら行く?」
「多分行かない彼に悪いし」
「じゃぁもし行くとするよ 行くことに決めました。その時彼には言う?誰と誰でボードに行くって それとも黙っていく?」
「小学生じゃないんだし、いちいち聴かれもしないことを言うわけ無いでしょ 私なら黙っていくなぁ」
「じゃぁ仮に彼が何らかの拍子にボードに行く前に玲子が男たちと出かけることを察知できました。で彼は行って欲しくないわけそこで! はいっ!玲子はどう言われるとその旅行をキャンセルする?」
「う~ん 行くな! かな」
「マジで?行くなと言えば行かないの???ふーん 見つかって面倒になりたくないから?それとも何?」
「ちょっと何で興奮してるの?」
「いやしてない」
「いいえしてますぅ~! 面倒になるからもあるかも知れないけど彼を愛してたら止められれば行かないでしょ ハイって言って終了」
「それは危険な賭だな・・・・」独り言を言う。
「何でよ」独り言すら逃してくれないのも女だ。
「玲子サンキュー!参考にしてみるよ。 じゃなくて参考にしなって言ってみるね」危ない危ない
「もしそれでも行くって言ったら別れた方がいいよ。 それは置いておいて 私今フリーよ ケンさん良かったら立候補しない?」
「えっ別れたの?ふ~ん知らなかった。玲子がフリーなんて事あるんだね!」
「そうでしょ早く立候補しないとすぐにどこかで当選しちゃうから急いでね(笑)」
「俺はまぁまぁ順調だし・・・・・(笑)」
女って鋭い 完全にバレてんな(汗)
あんまり参考になったか分からないが気分確実に違った。それに「行くな」と言えば行かないと言った玲子に感謝だ。
最悪それを切り札にして懐奥に隠し持っていよう。