オキナワの中年

オキナワの中年

04、oct.nov.



今、ウルトラマンティガ第49話「ウルトラの星」を
再見していました。

初期ウルトラ作品の正統な外伝と呼ぶにふさわしい
作品ですね。(この第49話に限っての話ですが。)

初代ウルトラマン第1話の設定に抵触しないように書かれた
上原脚本の細心の手つきには感銘します。

沖田浩之氏も金城さんになりきっていますね。
(今ならくりいむしちゅー有田なんかが顔が似てるかも?
彼が 陽気な金城さんを演じる作品を見てみたい)

非常に 上原氏の誠実さを感じる脚本でした。
未見の方はぜひ。





すいません! 投稿者:さい  投稿日:11月29日(月)03時02分0秒

gvsgさま、誤解させてしまい、申し訳ありません。

「怪獣番外地」の執筆時期は、帰沖後ということ以外
不明です。

しかし、金城氏が、何のいわれもなく、ゴジラが登場する
プロットを書くことはないと思われるので、推理してしまいました。

すいません!





金城さんが作ったウチナ-ドラマ 投稿者:gvsg  投稿日:11月29日(月)02時09分47秒

さい様。
『怪獣番外地』は、『ゴジラ対メカゴジラ』の頃でしたか。
『対メカゴジラ』も、金城さんが、脚本を手がけられていたら,
また、違うものになっていたでしょうね。
因みに『ゴジラファイナルウォ-ズ』の北村監督の
ベストゴジラ映画は、『ゴジラ対メカゴジラ』とのこと。

来月、地元RBCで、
金城さんが作ったウチナ-芝居のドラマの再放送があるようです。





地球最大の決戦 投稿者:さい  投稿日:11月29日(月)01時05分15秒

本当は「初稿は金城氏が書いたのでは?」
と ここに書きたいくらいです。





ゴジラ映画への関与は? 投稿者:さい  投稿日:11月28日(日)01時55分15秒

ゴジラのことが話題になっていますが、金城氏がゴジラ映画に
ノータッチだったかどうか、私は疑問に思っています。

疑い濃厚なのが昭和39年の「地球最大の決戦」(脚本関沢新一)。
金城氏は既に関沢氏の弟子になっている時期です。
この作品の中で、ゴジラ、ラドンをモスラが説得する有名な場面があります。
たしかゴジラは「オレたちはいつも人間に攻撃されているのに、なぜその人間を
助けないといけないんだ?」と主張しますよね。
モスラが説得するということと、このゴジラの意見に「金城テイスト」を
感じるのです。関沢氏が新作の執筆にあたり、
弟子の金城氏に参考意見を求めるということはじゅうぶんありえるような
気がするのですが。

あと、以前から感じていることですが、
「怪獣番外地」は沖縄モノの「ゴジラ対メカゴジラ」の
プロット募集用に書かれたものではないか?ということです。
ゴジラの次回作が沖縄を舞台にしたものになる、という情報と
プロットを東宝が募集しているという情報を
満田氏がつかみ、それなら金ちゃんに書いてもらおう、と
なったのでは…

きょうは空想ばかり書いてしまいました。ではでは。






しゃれた会話? 投稿者:さい  投稿日:11月28日(日)01時35分9秒

「蒸発都市」で、フルハシとアンヌの会話シーンがありますね。
「ずいぶん冷たいのね」「うん、よく冷えてるだろう」「コーラじゃないわ!」
この会話が狙ったユーモアは、他の金城作品に漂うユーモア感とは
異質なような気がします。

私の推測では、市川森一氏のセンスを意識したものではないか、と…
「ひとりぼっちの地球人」の冒頭、
「そいつが今 司令部で問題になってるんだ」「冴子さんが!?」
「ばか、人工衛星のほうがだよ」
という絶妙な会話シーンがあります。完成映像もよくできています。
この会話シーンを読んで、金城さんが
「このくらい俺にも書けるぞ!」と先輩ライターの貫禄を見せようとして
書いたのが、「蒸発都市」の会話ではないかと推測しています。

以前 実相寺さんが、金城氏はセリフはヘタだったが発想は天才的だった
という発言をしていたことがありましたね。





ゴジラの試写会 投稿者:gvsg  投稿日:11月27日(土)04時54分17秒

紫藻様。
今日、午前10時から、『ゴジラファイナルウォ-ズ』の試写会に行ってきます。
『あずみ』や『VERSUS』を撮った北村監督の作品になりますが、
前評判は、厳しいようです、
ゴジラの動きを素早くするとか、音楽に『キ-スエマ-ソン』を起用するとかの試みがありますが、本編を自分の目で観ないとどの批評にも左右されたくないですね。

『モスラ』は、『ザ・ピ-ナッツ』があって、作品が成立しています。
彼女たち無では、ファンタジ-性は失せてしまいますね。
やはり、脚本が良いですね。
もう、実写では、『モスラ』のような映画は、撮れないでしょうか。
日本映画は、宮崎監督に頼るしかないのでしょうか。

同じ配給でありながら、『ハウル』が『ゴジラ』より、
扱いが丁寧にされているような気がします。

『ネクスト』が、平成ライダ-シリ-ズに触発されてか、
怪獣が、よく人を食う場面を多用しています。
土曜日の朝から、見せつけられると嫌悪感があります。
敵キャラもライダ-のように角があります。
残念ながら、私は,新ウルトラマンには親近感が沸きません。
唐突なシ-ンの挿入等による筋書きがあってないような場面構成。
やはり、ここでも、脚本の重要性を痛感させられます。
ゴジラにせよ、ウルトラマンにせよ、
我々ファンをかっての作品のように、
納得させてくれる脚本家は、もういないのでしょうか。
『残念!』





モスラ 投稿者:紫藻  投稿日:11月27日(土)00時10分27秒

今夜、「モスラ」(1961年)を久しぶりに見ました。
やっぱりいいです。「ゴジラ」は男性的ですが、これは女性的な映画とも・・・ザ・ピーナッツが可愛い(^^)
円谷監督の気合の入りようも感じます。
モスラの幼虫は、中島春雄さんだったのですね。これも素晴らしい。

Qとの連想(発想)も考えてみました。
インファント島とイーリヤン島。
モスラの幼虫は一度姿を消すが、ダムから現れる。ダムを破壊し、その後、横田基地から東京へ。これと、ガラモンの出現との関係。
モスラの繭とカネゴンの繭。
小美人(ザ・ピーナッツ)と1/8計画。
島の守護神モスラとスダール。
謎の文字とゴーガの像。

マンとでは、島の十字架文字とバラージのマン像。
等々・・・・

インファント島は核実験場になっていましたから、金城さんも共感される映画だったと思います。

>gvsgさん
そうですね。ホテル業界はよく知っておられたと考えることはできますね。
そもそも、ガラダマは、もっとガラガラ!!と大きな音で出現しなければならないと思います。もう一度、作り直して欲しいなあ~(失礼)





金子版ガラダマ 投稿者:gvsg  投稿日:11月23日(火)08時23分38秒

紫藻様。
『パシフィックホテル』が、劇中にあるのですね。
金城さんの奥様も、ホテルの令嬢でしたので、
その関係もあるかもしれませんね。

『ガラダマ』のお話、興味津々です。
以前、ニュ-タイプで、
『ガラダマ』と『ガラモンの逆襲』を一話にした漫画がありましたが、
ダムに出現したガラモンが、東京に進撃するものでした。
金子監督が、以前、『ガラダマ』を映画化しようとしたそうですが、
テレビ局側が、『ガラモン』の呼称を使用させない等で、
結局実現しなかったそうですね。
冒頭のシ-ンは、『マンモスフラワ-』の大挙の出現だそうです。
え~ん、機会があれば,映画化してほしいですね。
2006年は、ウルトラQ放送開始40周年ですが、
何か、企画をしてくれないでしょうか。
http://members3.tsukaeru.net/gvsg2009/
そして・・ 投稿者:紫藻  投稿日:11月20日(土)00時22分58秒

そしてモンスターは、そのような人々の住む(失礼)東京を目指す。
あの2人の女性も、東京から遊覧しに来たのだろう。
ここではじめて、モンスターと東京が結びつく。
映像作品では、偶然東京を目指すようにしか見えない・・・





印象がずれる「ガラダマ」 投稿者:紫藻  投稿日:11月19日(金)22時54分22秒

「ガラダマ」は、映像作品と脚本との印象がずれる。これでは、それぞれ別作品だなあと思うくらいです。

映像作品と脚本を比べてみると、水面下に屋敷跡が見えるというところまでは同じだが、
ガラダマがダムに落ちる場面では、脚本での描き方はもっと強烈だし、
『変電所、管理事務所、倉庫、茶店、資料館など濁流にのまれる。』
という書き方は、具体的で、金城さんが何に怒っておられたかがわかるのだが、映像では変電所がやられるだけにとどまっている。
また、貯水池が干上がって、
「露出している村の残骸」(脚本)
という場面は、あまり描けておらず、省略に近い。
傾いた船の中で、脱出しようとする綾子と由美にモンスターが迫るが、脚本では、
綾子「ああ、私の家が・・・」
モンスター、土蔵や土塀を蹴倒して進む。
綾子「あッ、お地蔵さんが危ない!」
由美「危ないのはこっちだわ!綾子、手をかしてよ!」
というように、脚本では、しきりに“ダムに沈んだ故郷”が強調されるが、これも全く映像になっていない。

この脚本の大きな主題は、明らかです。
ガラダマが落ちるときは、遊覧船からダムの底の故郷を覗いて、まさに「遊覧」していたとき。この態度に金城さんは、それでいいのか!とイライラされているように感じます。
出現したのが「多角モンスター」という書き方も強烈です。(ここでも映像作品のモンスター・ガラモンとは印象がずれる)

三国山脈のダムというのは、東京の電源地でもあるが飲み水にもなっているようで、
(http://www.convention.co.jp/ip/hira/referenc3.htmlの三国山脈の開発と観光の項)
自分の飲む水は・・・という自責の念もあったかもしれない。しかし、やはり主題は、鈍感な人々への批判であり、その鈍感さが沖縄に対しても反映しているのではないかという苛立ちは確実にあったと思います。

ガラダマのネーミングの由来について、いろいろな考えもあり、以前、小生なりに書いたこともありますが、脚本をよく読むとやはりずれていたなあと・・・。
「ガラガラガラガラガラ!!と、雷鳴のような轟音」(脚本)という、金城さんの怒りに満ちた“感情音”とでも言うべき音こそが、本当の由来だろうと感じます。





パシフィックホテル 投稿者:紫藻  投稿日:11月 2日(火)02時16分0秒

マイティジャックの「爆破指令」(金城哲夫脚本)に、パシフィックホテルというのが出てきますね。本土資本ではなく、沖縄資本による観光業界の草分けとして、パシフィックホテル沖縄を創った国吉真市さんも「真市」候補として挙げましたが、こちらも結構匂いますね。
「爆破指令」は、1968年6月8日放送。
「ノンマルトの使者」は、1968年7月21日放送。
これはこっちが本命かも・・・
まあ、金城さんにとって、「シンイチ」とは、関沢新一さんも、外せないとは思いますが・・。
金城さんは、沖縄で成功された大城さんの他に、こういった方の成功例にも刺激を受けておられたのではないだろうか。沖縄で観光業をするということも書かれていた金城さんの手紙(「ウルトラマン島唄」記載)も、ちゃんとした根拠があると思えてきました。

>さい様
小生も読みましたヨ。面白い実験ですね。でも“視聴”したということで、脚本を読んだということではないのですね。脚本が映像化される中で飛ばされた言葉やシーンに、脚本家の思いが込められたところがあることがあるので、実験ではまず、そのあたりも押さえて欲しいところですね。

>gvsg様
家系図の話、ありがとうございます。李氏というのも、中国的ですね。
新潟で被災された方を、暖かい沖縄で受け入れる・・・大賛成です。
沖縄では、台風のときも、帰れなくなった人をホームステイするという事業があるらしいですね。本当の沖縄の暮らしやもてなしのあたたかさを味わって、よかったという声があると聞きました。








ある実験 投稿者:さい  投稿日:11月 1日(月)02時54分31秒

こんな実験をした人がいるようです。

http://w1.nirai.ne.jp/tada/Typhoon2004.program.Kumada.htm





新潟地震で思ったこと。 投稿者:gvsg  投稿日:10月31日(日)08時58分51秒

日本は、地震国で、沖縄も例外ではありません。
今から,被災地が冬に入るのは、心痛いことです。
ふと、思ったことですが、
代替施設が整うまて、
お年よりや子供を抱える女性たちを
暖かい沖縄で、
受け入れることができないかと思っています。
観光施設の中で,倒産したりして、空き部屋状態の所が多々あります。
沖縄でも、いつ、津波等の被害で他府県の応援を得ることを考えると、
この位の英断を時の首長は、判断すべきだと思いました。





家系図 投稿者:gvsg  投稿日:10月24日(日)04時53分41秒

紫藻様。
古い家では,ト-ト-メ-(位牌)に御先祖様から、
順に先代の名前が書かれているところがありますが、
先の大戦で焼失したところも多く、
我が家も例外ではありません。
間が欠けて、表示されています。
琉球では、中国に習い、
士族にだけ、『系図』が作られ、
その管理をする役所もありました。
我が家は、『李』氏という門中ですが、
系図は、戦争で行方不明です。
ほとんどの琉球の系図の始祖は、
過去に存在した国王若しくは,その王族に繋がります。
1609年の薩摩侵攻の時の琉球の人口は、
10万人ですから、血は濃ゆかったでしょう。
現在の沖縄でも、他府県からの移住者が多いですから、
当時も、欧米の方々を含め、色々な人たちが、
チャンプルして、現代沖縄人を形成していると思います。





“血筋” 投稿者:紫藻  投稿日:10月23日(土)22時56分25秒

“血筋”という、濃い話になってますね~(^^)
確認しますと、
実相寺昭雄「怪獣な日々」(ちくま文庫)のP.62~P.63ですね。
また、白石雅彦「帰ってきたウルトラマン大全」(双葉社)のP.267には、上原さんがインタビューの中で、詳しくおっしゃっておられます。
『ボクのルーツは中国人なんだ。・・・14世紀から15世紀にかけて琉球王国に招かれるカタチで中国から文化使節団が来島した。彼らは三十六姓と呼ばれて、琉球の政治、経済、文化などの分野でそれなりに活躍したらしい。ボクの先祖に謝名親方という人物がいてね。(略)・・・企画文芸部でボクが謝名の子孫だとわかって、金城、えッ、マジで?
みたいな顔してたよ。帰郷後に金城は使命感に燃えたように沖縄芝居を書きまくるんだけど、そこでどうしても謝名を書きたくなったんじゃないかな。』
金城さんの人間との出会いには、すごく運命的なものを感じます。
上原輝男先生、円谷監督、上原正三さん・・・

参考サイト
http://www2.tontonme.ne.jp/users/koushi/kume36/
http://www.beerbreak.jp/vol50/hero.html(恐らく鄭氏に関係か)
http://www2.tontonme.ne.jp/users/koushi/kume36/ichiran.html(ここの鄭義才に上原姓あり)
http://www.wonder-okinawa.jp/003/ep_j/05_j/06.html
http://www.culture-archive.city.naha.okinawa.jp/html/movie/50043010.html(シンバルの響きはいかにも中国的)
http://gpzagogo.s8.xrea.com/kousibyo.html
http://www.sokuhou.co.jp/backno/420.html(三十六姓の中国側のルーツは泉州。浦添市と友好提携)
http://www.tatematsu-wahei.co.jp/kita/issyun/pg74.html(泉州は、海のシルクロードの玄関口)

>gvsgさま
沖縄では、先祖をとても大切にしますが、家に記録(位牌はかなり残るものですか?)があるとか、ルーツがよくわかるものなのでしょうか?






gvsgさま 投稿者:さい  投稿日:10月22日(金)08時32分48秒

「ご教授」だなんて、とんでもございません。
こちらこそ、いつもgvsgさまの投稿で
勉強させていただいています。

実相寺さんの「ウルトラマンを作った男―金城哲夫」は
現在でも ちくま文庫「怪獣な日々」(実相寺昭雄著)で
読むことができますので、ぜひご一読ください。
私などは一時期、この文章をほとんど諳んじていたほどです。

今後ともよろしくお願いいたします。





知らなかったです。 投稿者:gvsg  投稿日:10月21日(木)19時09分58秒

さい様。
ご教授ありがとうございます。
沖縄は、狭いですから、
毛氏という門中(一族)は、
琉球戦国時代の『護佐丸』という武将の血族ですが、
『阿麻和利』という武将に一族抹殺されてしまいましたが、
赤子が一人生き残り、その子の子孫が現在、10万人以上の一族となっています。
『一人豊見城』の豊見城家は、その嫡子系だったと思いますので,
上原御大が、謝名親方と血縁関係があっても、おかしくないと思います。


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