はてさて・・トイチ 君
のお 母
さんは?
いよいよトイチ 君
のお 母
さんの 思
いが・・
「どうして?どうして こんなボクに・・こんなに・・」
「そうね それは・・」
「 私
昨日
トイチに 教
えられたの。」
「えっ? 何
を?」
「 子供
が 信
じてる 事
を 大人
が 疑
ってはいけない。ってことを。」
「そ・・それだけ??」
「ええ トイチを 見
ていてね」
「それにネ。あんなに 真剣
なトイチを 見
たのは 私
初
めて」
「・・・・」
「それとネ。 病気
がこじれたら 大変
でしょ?」
「トイチ 君
のお母さん!」
「どうしたの?ペケ 君
?」
「ボク・・・ ボク・・・うさぎママに・・
うさぎさんのママさんを・・」
「いいの ペケ 君
いいのよ。みんなペケ 君
を 心配
してるのよ」
「・・・・・」
「そして 私
判
ったのヨ」
「 何
が? 何
を? わかったの?」
「ペケ 君
は そうネ ペケ 君
は 本当
はいい 子
なんだって」
「どうして・・?」
「だって とっても 優
しい 寝顔
だったもの」
「だ・・だけど・・ 本当
は・・ボクは・・」
「いいのよ ペケ 君
。わたしもトイチも
ペケ 君
を 信
じているのよ。そしてお 友達
もネ」
「おともだち??」
「ええ そうよ。さぁさぁ!ドンドン 食
べなさい!
元気
になるようにネ!」
「イチゴも バナナも そしてリンゴもね」
「お 母
さん・・ トイチ 君
のお 母
さん・・・・」
コメント
トイチ 君
のお 母
さんはみんな 知
っていました。
以前
ペケ 君
が 病気
のふりをして、
親切
なウサギさんのママさんから
まんまと 大好物
をせしめたことがあったことも。
そして 今回
のことも
お 母
さんは 真実
を 全部
知
っていたのです。
それにもかかわらず・・・ね!
本当
! 子供
って 寝顔
は 天使
ですよネ
誰
です? 起
きてる 時
は『 悪魔
』だなんて 言
う 人
は?
で、そんな 子供達
のことが とお~~っても 愛
おしくなれる
私達
大人
でありたいですね!。
トイチ 君
のお 母
さんの 想
いの 一部
を 感
じていただけましたか?
( 本文中
では『おもい』に「 思
い」の 字
を 当
てましたが
作者
といたしましては 本当
は『 想
い』を 使用
する 予定
でしたので)
「え? 一部
なの?」
そうなんですよ~。
続
き( 第
7 回
)を 読
む
「トイチ 君
の 冒険
」
ペケ 君
の 嘘
の 巻
・ 第7回
ささやきの 森
ペケ 君
は、トイチ 君
のお 母
さんの 優
しさに 触
れ、
お 母
さんのことを 思
い 出
していました。
ペケ 君
のお 母
さんは 神様
の 使者
の 白
いキツネさんだったのです。
それはそれはとっても 優
しいお 母
さんでした。
ある 日
のことです
ペケ 君
はいつもの 様
に 森
で 遊
んでいました
遊
びに 夢中
になり、 気
がつくとペケ 君
は
「ささやきの 森
」の 前
までやってきていました。
ペケ 君
は 以前
お 母
さんから
「おれの 領地
で 何
をしているのだ?」
「・・・・・・」
「なんとか 言
え!」
「べ・・ 別
に・・なんにも・・ただ・・」
「お 前
は 白
キツネの 子供
だな?」
「え・・ええ」
「そうか・・・やはりな。おい! 小僧
!
わし 目
を 見
ろ!」
仕方
なく ペケ 君
は
おそるおそる 暗黒魔王
の 目
を 見
ました
すると!どうしたことでしょう
「わ~~お 母
さん!! 助
けて!!」
恐
ろしい 暗黒魔王
の 目
の 中
に
ペケ 君
は 吸
い 込
まれてしまいました。
暗黒魔王
の 目
に 吸
い 込
まれたペケ 君
は
暗黒魔王
の 隠
れ 家
に 連
れてこられました。
暗黒魔王
にさらわれたペケ 君
・・・・
隠
れ 家
には 不気味
な
暗黒魔王
の 手下
の 多
くのコウモリがいました。
恐
ろしい 形相
で 暗黒魔王
が
ペケ 君
に 言
います。
「おい、 小僧
あの 森
に 入
ってはいけないと 聞
いていなかったのか?」
「いいえ・・お 母
さんから・・・・・」
「 白
キツネからなんだ!」
「 入
ってはいけないって・・」
「そうか、 聞
いていたのだな・・」
暗黒魔王
は 神
の 使者
であるペケ 君
のお 母
さんが
邪魔
で 仕方
がありませんでした。
「おい! 黒
コウモリ1 号
白
キツネにワシが 小僧
を 預
かっていることを 知
らせてこい」
「へい」
「それで・・ 小僧
を 返
して 欲
しければここまで 来
るように 伝
えるのだ」
「わかりましたピ~ 行
ってくるピ~」
その 頃
・・
ペケ 君
のお 母
さんはペケ 君
がなかなか 帰
って 来
ないので
随分
と 心配
をしていました。
そこへ 手下
の 黒
コウモリ1 号
が・・・
「ペケを 預
かっているピ~。
返
して 欲
しかったら 魔王
さまの 隠
れ 家
まで 来
るピ~」
「え!!っ!!?」
お 母
さんは 驚
きのあまり
鋭
い 顔
で 黒
コウモリ1 号
をにらみました。
「あ・・あ・・あの・・オイラではなく・・ 暗黒魔王様
の 伝言
ピ~。
オ・オイラは・・もう 帰
るピ~」
弱虫
なくせに 暗黒魔王
の 手下
だから
威張
ってるのがバレバレですネ。
コメント
お 母
さんはもう 大急
ぎで
暗黒魔王
の 隠
れ 家
にやってきました。
神
さまの 使者
であるお 母
さんも
さすがにペケ 君
を 囚
わえられていては 手
も 足
も 出
ません。
「おい! 白
キツネ」
「はい・・」
「お 前
の 息子
がワシの 領地
に 無断
で 入
ったので 捕
らえた」
「お・・お 母
さん・・ゴメンなさい・・」
ペケ 君
はお 母
さんに 謝
りました。
「だまれ! 小僧
!おい・・ 白
キツネこの 始末
・・どうしてくれるのだ?」
「 魔王
さま・・お 赦
しください」
「フン!お 互
いの 間
で 交
わした 約束
は 知
っているであろう?」
「はい・・・」
悪
の 使徒
である 暗黒魔王
は 神様
に 悪行
の 償
いとして
ささやきの 森
に 封
じこめられていたのです。
そのときに 暗黒魔王
の 領地
となつた「ささやきの 森
」には
決
して 何人
も 立
ち 入
らない
その 代
わりに 暗黒魔王
も「ささやきの 森
」にとどまり
森
の 外
に 出
て 他
の 人
に 悪行
を
行
わないとの 約束
がなされていたのです。
そして 神様
は 結界
の 境界番
を 紫陽花
に 託
していたのです。
「どうした? 白
キツネ?なんとか 言
え」
「 魔王様
・・まことに 申
し 訳
ありませんでした」
「 申
し 訳
ない?それだけか!?」
「 子供
の 罪
はこの 私
が・・」
「お 前
が 責任
を 取
るのか? 面白
い・・
それでは・・お 前
をささやきの 森
に 閉
じ 込
めるが それでもよいのか?」
「そ・それだけは・・」
神様
の 使者
であるペケ 君
のお 母
さんが 悪
の 象徴
のささやきの 森
に
閉
じ 込
められてしまうと 神通力
は 消
えうせ、やがて 死
んでしまうのです。
「いやなのか?それでは 小僧
を 食
べてしまうぞ!」
恐
ろしい 形相
で 大
きく 口
を 開
いた 暗黒魔王
がペケ 君
に 迫
ります。
「ま! 魔王様
・・お 許
しを!」
お 母
さんは 必死
です。ペケ 君
はガタガタ 震
えているだけです
「どうするのだ! 白
キツネ!!」
「わ・・ 判
りました・・その 代
わり・・ 子供
は お 許
しください」
「そうか・・よし オイ! 白
キツネをささやきの 森
に 閉
じ 込
めろ!」
暗黒魔王
は 手下
に 命令
をします
そしてペケ 君
のお 母
さんはささやきの 森
に 封
じこめられてしまいました。
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