The Sixth Sense。 ~徳姫(*^.^*)珍道中~  弐

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2006.08.18
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テーマ: 宇宙の話題(325)
カテゴリ: カテゴリ未分類
こんばんは。


今日は、以前からご紹介しておりました、太陽系の惑星の定義の原案と個数について、8月14日からチェコの首都プラハで行われている第26回目を迎える国際天文学連合総会 ( I A U ) で「惑星」の定義の原案が提示され、内容が公表されましたのでご紹介します。


まず、原案では新たに3つの惑星が追加され、太陽系の惑星は合計12個となっています。最終案は24日中に決議されるとのことです。


これまで「惑星」の厳密な定義はありませんでした。19世紀初めから、火星と木星の間に多くの天体が見つかってきましたが、それらは水星よりもかなり小さく、小惑星と呼ばれるようになりました。惑星と、他の大部分の小惑星や彗星などの天体との間には、大きな差があり、特に問題は生じなかったそうですが、最近の観測技術の進歩により、1930年に発見された冥王星は、当初は地球ほどの大きな惑星と思われていたのですが、観測が進むにつれ、その推定直径値がどんどん小さくなっていき、ついには水星よりも小さいことがわかってきたそうです。


さらに、1992年以降、冥王星が存在する領域に、同じような軌道を持つ小天体がどんどん見つかってきており、これらはエッジワース・カイパーベルト天体、あるいはトランス・ネプチュニアン天体と呼ばれています。また、2005年には冥王星よりも大きな直径を持つ天体2003 UB313が発見され、第10惑星か、と話題になったのはご存じの通りです。


そこで国際天文学連合では、惑星の定義を天文学的に定めるべく、これまで慎重に議論をすすめられてきました。そして、8月16日、総会参加の天文学者に「惑星」の定義の原案が下記のように示されました。

《国際天文学連合総会で新定義提案》

 国際天文学連合総会で提案された「惑星の定義」案の骨子は以下の通りです。

(1)恒星(太陽系では太陽)の周囲を回る天体であり、自己重力でほぼ球形の天体の形を持ち、恒星の周りを回る天体で、恒星でも衛星でもないものを惑星と定義する



(3)黄道面上で、1900年以前に発見された水星以上の大きな8つの天体は「古典的惑星」(Classical Planets)とする。冥王星と同等の大きさを持つ天体で、公転周期200年以上で軌道が大きく傾きゆがんでいる天体群を新しいカテゴリーとして「冥王星族」(Plutons)と呼ぶ。セレスなど水星よりも小さな惑星は「矮惑星」(Dwarf Planet)と呼ぶことを勧告する

(4)「小惑星」の名称は廃止。惑星より小さい天体は彗星を含め、「太陽系小天体」(Small Solar System Bodies)と呼ぶこととする


以上のことから、重力平衡形状となるのは、地球の質量の約1万分の1が目安となり、小惑星セレスは惑星に昇格し、他の大きめの小惑星も、今後、観測が進み、重力平衡形状であることがわかれば、惑星に昇格する可能性があるとのことです。これにより、太陽系には現在、12の惑星(水星、金星、地球、火星、セレス、木星、土星、天王星、海王星、冥王星、カロン、2003 UB313)があり、このうちClassical Planetsが8つ、Plutonsが3つということになるそうです。


ただし、現段階では、これはあくまで原案ですので、総会の最中に、何度か議論が行われた後、必要に応じて改訂された最終案が24日朝に再度、提示され、その日の夕方の全体会議で決議される予定となっているとのことです。


私は、ZENAを第10惑星にと願ってきましたが、新たに2つも加わり、太陽系惑星が12個として議論されていることに驚きました。来週の24日の決議の結果がとても待ち遠しく楽しみですね♪((o(^-^)o))わくわく


太陽系惑星
「提供:The International Astronomical Union / Martin Kornmesser」






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Last updated  2006.08.18 19:35:21


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