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こんにちは。先日、スペースシャトル・ディスカバリーに搭乗しました、日本人の野口聡一宇宙飛行士についての記事をご紹介します。スペースシャトル・ディスカバリーに搭乗しました宇宙航空研究開発機構(JAXA)の野口聡一宇宙飛行士(40)が23日夕方、米国から一時帰国しました。成田空港に到着した野口飛行士は、青色のポロシャツにサングラス姿だったそうで、到着ロビーで待ち構えた約200人が「お帰りなさい」と拍手で出迎えると、照れくさそうに手を振ったということです。当初、帰国は27日の予定だったそうですが、大型ハリケーン「リタ」が米本土に接近しているため急きょ早めたそうです。アイリーン・コリンズ船長(48)ら6人の乗組員も後日来日し、10月1日に東京都内で、2日には野口さんの実家がある神奈川県茅ケ崎市で帰国報告会を開く予定だということです。そして、野口飛行士は「故郷に錦を飾る気分。茅ケ崎の人たちが喜ぶと思って、宇宙から撮った烏帽子(えぼし)岩の写真を持ってきました。丸く青く美しい地球の大切さを自分の言葉で伝え、地球環境の保全に生かしたい」と話したそうです。「おかえりなさ~い ! そして、お疲れさまでした~ !!」「みんなに夢を、ありがとう~~♪♪」と言いたいですね☆(^▽^)/
2005.09.23
こんにちは。今日は 、1996年11月7日に打ち上げられ、1997年9月12日に火星の軌道に到達して、その後、1997年9月15日に最初のデータを地球に送ってきた米火星探査器マーズグローバルサーベイヤーの記事をご紹介します。まず、米航空宇宙局 (NASA )は20日、探査機マーズグローバルサーベイヤーが今年4月に撮影した画像を公表しました。公表されたのは、1.岩石が斜面を転がった跡、2.砂丘表面に形成された溝、3.南極の冠氷の後退のさま、4.若い隕石によるクレーターを示す画像です。そして、写真分析を行っている主任研究者のマイケル・マリン博士によりますと、岩石が転がった跡は、南半球にあるクレーターの壁面で見つかったということです。さらに、マリン博士は「地震か強風で落ちたのではないか。前者であれば火星に地殻活動があることを示す可能性がある」と述べたそうです。また、砂丘の溝は、2002年から2005年の3年間に形成されたとみられるとのことです。これは、地中の二酸化炭素の氷が太陽光で暖められ急激に気体化する過程で表面の砂を押し流してできたと推定されるそうです。さらに、南極部の冠氷の写真は、1999年から2005年まで2年間隔で撮影されたもので、最初の2年間で、約3メートル後退していることが確認されたというのです。一方、クレーターは1980年代半ばに隕石の落下でできたと見られているということです。火星では浸食や地殻活動が活発に起きているみたいですね。火星移住計画を考えているみたいですが、地球人が移り住むことが可能なのでしょうか ? (^^; 1.『提供:NASA』 2.『提供:NASA』
2005.09.22
こんにちは。先日、9月18日の日記でお知らせいたしました通り、米航空宇宙局(NASA)は19日(日本時間20日)、2018年に月に宇宙飛行士を送る計画をグリフィン長官が正式に発表しました。そして、「宇宙計画は、未来へ向けた長期投資」と強調し、計画遂行への意欲を見せたそうです。NASAの計画によりますと、スペースシャトルに代わる次世代有人探査船「Crew Exploration Vehicle(CEV)」と、月着陸船の二つをそれぞれ別のロケットで打ち上げ、宇宙空間でドッキングさせて月を目指すそうです。CEVはアポロ計画で使われた宇宙船(3人乗り)と似た形だそうですが、4人が乗り込めるよう、容積は3倍程度にするということです。地球への帰還時はパラシュートで陸地に降り、10回程度再利用が可能だそうです。そして、二つの宇宙船には液化メタン燃料のエンジンと、太陽電池パネルを搭載するとのことです。将来、火星への有人飛行が実現した際、火星の大気からメタン燃料を得る計画に備えてのことだということです。また、打ち上げロケットの開発では、シャトルで実証ずみの技術を活用し、開発期間の短縮やコスト低減を図るそうです。さらに、今後13年間にわたる費用は、2005年の段階で、1040億ドル(約11兆4400億円)と見込んでいるということです。CEVの初飛行は5年以内の実現を目指し、2010年までのシャトル退役後の空白期間をできるだけ少なくして、2008~2011年にかけて月周回衛星などによる予備調査を実施し、その後、有人飛行に移行する計画だそうです。一方、月へは最低でも年間2回の飛行をし、将来的な火星有人探査計画などのための恒久的な月面基地を建設するとのことです。月での候補地としては、地下に氷が存在すると考えられ、エネルギー源となる太陽光が利用しやすい月の南極付近が検討されているそうです。ブッシュ米大統領は昨年1月、新宇宙戦略を発表し、遅くとも2020年までに月に飛行士を送り込み、その後、火星を目指すとしていたとしていました。それについて、NASAでは月面の宇宙基地建設や火星への有人飛行については、検討中だが、(実現は)予算次第だとの考えを示したということです。そして、米航空宇宙局(NASA)による今回の有人月探査計画について、中山文部科学相は20日の閣議後会見で「米国と情報交換を進めながら、日本が進むべき方向と合致する場合は、日本として参加形態を検討したい」と述べたそうです。さらに長期滞在型の月面基地については、宇宙航空研究開発機構が今春に打ち出した長期ビジョンで「応分の国際的貢献と役割を担うことをめざ目指す」としているとのことです。2018年に再び、月面が見れるのですね♪あと、13年後かぁ~( ▽ )o〇O 月面で活動する宇宙飛行士たちと月着陸船の (想像図) =『提供:NASA』 月着陸船を載せたロケットの先にアポロ宇宙船のような有人探査船をドッキングさせ、月や火星に向かう(想像図)= 『提供:NASA』
2005.09.21
マツタカ2004さんからご指名を受けました。夢バトンが回って来ましたので、やってみようと思いま~す☆(^^)/Q1、小さい頃、何になりたかったか?A お姫さま 不思議な力を持った人 Q2、 その夢はかないましたか?A ほんの少しかな~? (笑) Q3、 現在の夢は?A 宇宙人のような脳の力☆Q4、 宝くじ3億円当たったら?A 積み上げてみたい☆Q5、 あなたにとって夢のような世界とは?A 虹色の光に溢れている所で、のんびりとできる世界Q6、 昨晩見た夢は?A 高貴な人の、食事の宴に招かれて、杯を受け取り注いでもらうが、お酒 を飲もうとするところで、目が覚めたQ7、 この人の夢の話を聞いてみたいと思う5人は?A どなたでも、ご自由にご参加いただける方はどうぞ♪ ☆もし、よろしければ、お願いしますね。☆
2005.09.20
こんにちは。先日、9月12日の日記でお伝えしました、太陽フレアが観測史上5番目に大きかったことによる影響が南極に現れました。今日はその記事をご紹介します。まず、米航空宇宙局(NASA)は16日、地球磁気圏観測衛星が11日に撮影した南極のオーロラの画像を公表しました。今月7日から9日にかけて太陽で大規模なフレア(爆発現象)が多発した影響と見られ、南極大陸上空に、緑色の巨大な輪がかかっている神秘的な様子がはっきり写っています。 『提供:NASA』9月7日の、太陽フレア (爆発現象) は1つの太陽黒点(AR798)が9つのX-17が揺らめく炎は観測史上5番目という大きなものだったそうです。そして、この太陽フレア (爆発現象) と王冠の大規模射出(CMEs)(スペースの中のプラズマの関連巨大な雲)は、太陽系で最も大きい爆発であり、10億個のメガトンの核爆弾の力を梱包することができるほどの巨大な威力があるそうです。 NASA当局者は「地球上での生活に深刻な影響を及ぼすものではないが、今月末にかけて、衛星通信のトラブルや、電波障害が予想される」としているとのことです。地球は、太陽と月とその他の太陽系の惑星や星などと、絶妙なバランスを保って存在させてもらっているのを改めて感じますね♪(^▽^)/
2005.09.19
こんにちは。今日は、有人月面着陸計画が浮上しているという記事をご紹介します。中秋の名月にふさわしい話題です。まず、15日に米宇宙専門メディアの「スペースドットコム」が、2018年に4人の宇宙飛行士を月に送る計画を米航空宇宙局(NASA)が固め、週明けにも詳細を発表する、と報じ、また16日付けの米ニューヨーク・タイムズ紙は、ブッシュ米大統領が提唱する新宇宙政策を実現するため、航空宇宙局(NASA)が計画する有人月着陸と、スペースシャトルに代わって使用する新宇宙船をホワイトハウスが承認したと報じたということです。そして、正式な承認手続きは週明けに行われるとの見通しで、近く具体的な計画が発表されるそうです。人類の月面着陸は1972年の「アポロ17号」以来で、実現すれば46年ぶりの月回帰となります。アポロ計画では2人ずつの飛行士が最長75時間まで月面に滞在したそうですが、今回の新計画では、ブッシュ大統領が昨年打ち出した新政策に従い、火星などの有人探査を行う拠点として月を活用する狙いだということです。計画では、宇宙飛行士を乗せた有人探査機(CEV)と、推進装置に結合させた月面着陸機を別々に打ち上げ、地球周回軌道でドッキングさせて月に向かわせるそうで、4人が月面に約1週間滞在することを想定しているとのことです。そして将来は、月面に基地を建設し、火星探査などへの拠点にするというのです。打ち上げロケットは、これまで報じられてきたように、シャトルの固体補助ブースターなどを活用した「シャトル派生型ロケット」大小2種の併用となるとのことです。また、宇宙飛行士が乗り組む有人探査船(CEV)は小型2段式ロケット(高さ約56メートル)で、100トンを超える重量物資は、シャトルの外部燃料タンクなどを利用した大型ロケット(同約60~80メートル)で打ち上げられるそうです。そして、有人探査船 ( CEV ) の初飛行は今のところ、スペースシャトルが2010年に退役してから2年後の2012年を想定しているとのことです。月面有人計画が、いよいよ再開されますね。アポロの宇宙飛行士達がピョーンピョーンと跳ねていた姿が目に焼き付いています。これで、合衆国の国旗の旗のパタパタしていたとか、エリア51で撮影されたとか噂の真相が解明されますね♪(^▽^)/私のお月見は、40億年前の小惑星の衝突によってできたクレーターに思いを馳せ、アポロ計画で人類が月に降り立ち、その後中断されていた月面有人計画の再開が未来に実現される・・・。過去と現在と未来の姿を重ね合わせて忙しいものになりそうです。(笑)
2005.09.18
こんにちは。明日 ( 18日 ) は、中秋の名月ですが、月のクレーターについての記事をご紹介します。約46億年前に誕生した太陽系では約40億年前ごろ、激しい天体の衝突が集中的に起きたと考えられているそうです。その結果、地球や月、火星などに多くのクレーターができたそうですが、衝突した天体が彗星か小惑星かは、これまでは、はっきりしていなかったそうです。しかし、今回、月のクレーターは、火星と木星の間の軌道にある小惑星が集中的に落下して形成されたことを国立天文台と米アリゾナ大の研究チームが導き出し、突き止めたということです。月の表面のクレーターの大小の比率と、小惑星の大小の比率の分布が一致したというものだそうで、16日付の米科学誌サイエンスに発表されました。チームは月と火星、水星の計1万数千個のクレーターを調べ、直径から衝突した天体の大きさごとの割合を求めたそうです。さらに、火星と木星の間に数多く存在する小惑星の大きさの割合を調べたところ、衝突した天体の大きさの割合とほぼ一致し、衝突した天体が小惑星だったと結論づけたということです。研究に加わった伊藤孝士国立天文台主任研究員によりますと、約40億年前の太陽系では何らかの要因で、木星と土星の軌道が変化したとみられるそうで、「約40億年前は、天王星と海王星が形成された時期とされる。その影響で巨大な木星や土星の軌道がずれ、動いたことで、惑星間の引力のバランスが崩れて小惑星の軌道も変わり、月や火星などに降り注いだのではないか」と話しているそうです。明日のお月見は、40億年前に、小惑星が月に集中的に落下して、たくさんのクレーターを形成したのだと、過去の出来事に思いを巡らせながら眺めるのも一興ですね♪ 『? NASA』
2005.09.17
こんにちは。米航空宇宙局(NASA)の探査機ディープインパクトの子機が衝突したテンペル第1彗星の表面に、直径約100メートルのクレーターができたことが分かったそうです。国立天文台や東京大、NASAなどの国際研究チームがハワイにある国立天文台すばる望遠鏡で観測し、16日付けの米科学誌サイエンスに発表しました。このディープインパクトは7月4日、核が縦14キロ、横4.6キロほどのテンペル第1彗星に、重さ約370キロの子機を時速3万7000キロで衝突させたものです。その後研究チームは、すばる望遠鏡の赤外観測装置で衝突の様子を観測し、彗星から有機物やチリなど約1000トンの物質が宇宙空間に放出されたことを明らかにしたということです。その結果、表面には直径100メートルほどのクレーターができたと推定されるそうです。そして、すい星内部はケイ酸塩、水、有機化合物が複雑に混じり合っていることが分かったそうで、テンペル第1彗星は太陽を中心に5・5年の短い周期で回っているそうですが、その組成は長周期の彗星と非常に似ていることを示す結果だということです。国立天文台の渡部潤一助教授は「放出物が大量だったことは彗星の表面が壊れやすいことを示している。放出物を詳細に調べ、太陽系の成り立ちに迫りたい。また、短周期と長周期のすい星は、これまで異なる場所でできたと考えられていたが、物質の組成が似ているということは同じ場所で誕生した可能性が出てきた」と話しているとのことです。自然の衝突と違い、人類が人為的に衝突させて、しかも1000トンの放出物が宇宙空間に・・・。歪みがでないように願うばかりですね。。。
2005.09.16
こんにちは。今日は、脱毛で悩む方にとって朗報となるかもしれない、治療薬の記事をご紹介します。まず、厚生労働省薬事分科会は15日、米国の製薬会社メルク社が開発した、飲む脱毛治療薬「フィナステリド」(商品名・プロペシア錠)の効果と安全性を認め、医師の処方医薬品として製造販売を認可するよう厚生労働大臣に答申することを決めたそうです。そして、この答申は近く承認される見通しだということです。このプロペシアは錠剤で、脱毛の原因となる頭皮の酵素の分泌を抑え、脱毛症の進行を抑える効果があるということで、すでに60か国以上で医薬品として認められているそうですが、日本では未承認だったため、これまでは、個人で輸入するなどして服用されてきた薬だそうです。服用は原則1日1回の服用で済み、従来の頭皮に塗るタイプのものより簡便なのが特徴だというのですが、男性の脱毛症に限り効果があるということです。(゜ー゜*?)オヨ ? どうして、女性には効果がないのでしょうね。。。ホルモンの関係なのでしょうか ?
2005.09.15
こんにちは。アフリカ中部のコンゴ民主共和国のヴィルンガ国立公園のカバが内戦と密猟によって絶滅の危機にひんしていることが世界自然保護基金(WWF)の調査でわかり声明を発表したという記事をご紹介します。WWFと欧州連合(EU)などの共同調査によりますと、1974年には約2万9000頭が暮らす世界最大の生息地だったそうですが、一昨年の調査では1309頭、今年8月の調査では887頭に激減していたということです。2003年の和平協定後も各地で武装勢力が活動するコンゴでは、行政が崩壊しているため取り締まりがないに等しく、同国立公園は世界遺産に指定されているのに、同国の政府軍や武装勢力の兵士による密猟が横行していて、各勢力が密猟を資金源にしているというのです。密猟されたカバは1頭5000円ほどで売買され、歯は象牙の代わりに国際市場に流れているということです。このためWWFは同国に対し、公園内に駐留している軍隊を撤退させるよう求めているそうです。カバのフンは魚の貴重な栄養源でもあり、WWFはカバの生息数の減少で、同公園内のエドワード湖の漁業にも悪影響が出ていると指摘している。WWFは激減による生態系の変化が、地元の漁業を崩壊させる危険もあると警告しているそうです。また、7月に開かれた世界遺産委員会では、自然遺産に指定されている同国の国立公園内の野生生物が激減しているため、遺産指定を解除すべきだとの指摘が相次いだということです。人間の都合で、野生動物がむやみに殺されている現実に心が痛みますね。。。
2005.09.14
こんばんは。地球からはるか128億光年離れたところで起きた巨大爆発の撮影に成功したという記事をご紹介します。2005年9月4日10時51分(日本時間)に、米航空宇宙局(NASA)のガンマ線天文衛星スイフトによって、うお座の方向にあるガンマ線バーストが検出され、その正確な位置が全世界の研究者に伝えられたそうです。そして、「GRB050904」と命名された、このガンマ線バーストの位置に各国の望遠鏡が向けられ、次第に弱くなる残光が観測されたということです。まず、東京大学がハワイ大学の協力を得て、爆発の12時間後にマウイ島に設置した口径2メートルのマグナム望遠鏡でも観測が行われ、極めて遠方にあることを示唆する結果を得たそうです。さらに、すばるGRBチームでは、ハワイ時間で9月6日の晩(日本時間では9月7日)に、この残光を微光天体撮像分光装置(FOCAS)という装置を用い、4時間の露光によって可視光から近赤外線領域にわたる高品質のスペクトル(波長別の光の強さ)を得て、正確な距離の測定に成功したそうで、距離は128億光年だという結果をえたということです。このほか、ノースカロライナ大、イタリアのブレラ天文台なども観測に成功したそうです。この巨大な爆発現象は「ガンマ線バースト」と呼ばれるもので、今月4日に起きた今回の爆発は、現在137億歳の宇宙が誕生してから9億年後に起きたもので、従来の記録を5億年もさかのぼることになるそうです。たった5億光年の差ですが、宇宙の始まり (ビッグバン ) からの時間でみれば、これまでの最遠記録の123億光年は14億光年後で、今回のものは9億光年後となり、これまでに比べて6割も宇宙の始まりに近づいたといえるのです。そして、爆発を起こすような重い星が極めて早い段階で誕生していたことを示していて、宇宙初期の星の姿を探る手がかりになるということです。人類が観測したもっとも遠方の天体(最古の天体)としては、すばる望遠鏡によって、多くの星の集まりである若い銀河で、さらに約5000万光年古いものが発見されているそうですが、今回は1個の星を直接観測したことになるのだそうです。すばるで観測した河合誠之東京工業大教授は「銀河よりも強い光を放つガンマ線バーストの観測で、さらに古い宇宙の様子が分かる可能性がある。宇宙で最初に生まれた星も、近い将来見つかるのではないか。またガンマ線バーストなら質のいいデータが得られる」と話しているそうです。128億光年の距離も想像がつきませんが、128億年も前に起きた爆発現象をいま、地球で捉えてしまう望遠鏡の性能にも驚きですね。そして、ガンマ線バーストにも注目ですね♪
2005.09.13
こんばんは。今日は長年地球のためにがんばってきてくれた、太陽観測衛星がその役目を終えたという記事と太陽フレアについての記事をご紹介します。最初にその、観測衛星は、太陽の活動を観測するため1991年8月に打ち上げられ、昨年4月に運用を終了した太陽X線観測衛星「ようこう」で、役目を終えて、大気圏へ再突入することになったと宇宙航空研究開発機構 ( JAXA ) が12日、発表しました。この観測衛星は大気との摩擦で燃え尽き、残骸が地上に落下する可能性はないということです。太陽観測衛星ようこうは設計寿命の3年を大きく超える10年以上、観測を続けてきたそうで、太陽の表面の爆発(フレア)やコロナの仕組みの一端を解明するなど多くの成果を上げたそうです。長い間、お疲れさまでしたね。「ようこう」の活躍に感謝ですね♪(^-^)//ぱちぱち 次に、米海洋大気局(NOAA)が、米東部時間7日午後1時17分(日本時間午前2時17分)に、観測史上5番目に大きい太陽表面の爆発(フレア)を、人工衛星「GOES―12」が撮影した写真を公開したということです。そして写真は、フレアから放出される、高エネルギーのエックス線を画像処理したもので、うっすらと輪郭がわかる太陽の縁で広範囲に広がるフレアが読み取れるそうです。爆発周辺の区域では、8月中旬から、黒点活動が活発化していたとのことです。今のところ、フレアの爆発面は地球に向いていないそうですが、今後活発な活動が続けば、人工衛星の故障や地上での電波障害が起きる可能性もあるということです。太陽の活動がまた活発になってきているのでしょうか ? 今後の情報を注意深く見ていかないとですね♪
2005.09.12
こんばんは。今日は、2003年5月9日に打ち上げられた探査機「はやぶさ」についての記事をご紹介します。このミッションは、小惑星から岩石などを地球に持ち帰る世界初の試みを目指すというもので、現在、宇宙を飛んでいる宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ」が、12日に、目標の小惑星「イトカワ」から約20キロに到達しました。11月にイトカワに着陸し、岩石採取に挑むということです。そして、到達後しばらくは、イトカワと並んで飛び、エックス線計測装置や赤外線観測装置などで表面を調べるとのことです。その後11月に、第1回の着陸をするそうです。着陸時間は約1秒間で、探査機から地表に約10グラムの金属球を撃ち込み、舞い上がった岩石の破片などを採取するという方法で行うということです。さらに2回目の着陸とサンプル採取をした後、地球への帰還を目指すそうです。予定通りなら2007年6月にも地球に帰還するとのことです。イトカワは、現在の軌道は地球と火星の間にあるとのことです。そして、はやぶさは、イトカワと並んで秒速約30キロで飛行中。はやぶさが到着直前に撮影した写真から、イトカワの表面は、起伏に富むごつごつとした部分と滑らかな部分に分かれることがわかったということです。この、イトカワを含めた小惑星の岩石は太陽系の形成当時からあまり変化していないとみられるそうで、サンプルの分析により、太陽系の成り立ちなどを解明する貴重な手掛かりが得られると期待されているそうです。イトカワは1998年にアメリカの研究チームが発見した小惑星で、日本側の依頼により、、日本のロケットの生みの親、故糸川英夫博士にちなんだ名前が付けられたということです。長径500メートルのジャガイモのような形で、太陽の周囲を約1年半の周期で回るそうです。JAXA宇宙科学研究本部の川口淳一郎プロジェクトマネジャーは「類のない試みなので慎重に計画を進めたい」と話しているとのことです。はやぶさのこれからの働きに期待ですね♪(^▽^)/ 『? JAXA』 『? JAXA』
2005.09.11
こんばんは。地球温暖化に関連して、英国の土壌の炭素が減ってきているという記事をご紹介します。それは、英国立土壌研究所などの研究者が、過去25年間に、土の中にある炭素の量が減少を続けており、これまで考えられていたより広い範囲の土地から二酸化炭素(CO2)が大気中に出ている可能性が高いということを見つけたもので、その分析結果は、8日付の英科学誌ネイチャーに発表されたということです。そして、このことは地球温暖化によって、土壌中の炭素を分解する土壌中にすむ生物、特にカビやバクテリアなどの微生物の活動が活発になったことなどが原因とみられるそうで、放出されたCO2が温暖化をさらに加速するという悪循環につながる可能性があるとみることができるそうです。つまり、大気中の二酸化炭素濃度の増加や温暖化は、土壌への有機物の供給速度と分解速度のバランスを大きく変えてしまい、二酸化炭素濃度の上昇や温暖化によって、植物の成長が良くなることによって、炭素蓄積量を増やすことにつながり、それが温暖化によって、有機物が活発に分解速度を速めれば、土壌中に蓄積されていた大量の炭素が二酸化炭素の形で大気中に放出されることになり、さらに地球温暖化を加速する結果になるという悪循環になってしまうというのです。研究グループでは「調査をしたのは英国の土だけだが、同様のことが温帯の広い範囲で起こっているのではないか」と指摘しているそうで、今後、地球規模で詳しい調査が必要になりそうだということです。温暖化が進んで、土壌中の微生物の分解を活発にさせていたことに驚きです。わが国での、土壌中の炭素量はどうなのでしょう。気がかりですね。。。(-_-;ウーン
2005.09.10
こんばんは。米スペースシャトル・ディスカバリーに乗り組んだ野口聡一飛行士(40)が、9月下旬に帰国するという記事をご紹介します。野口聡一飛行士の他に、アイリーン・コリンズ船長(48)ら6人の乗組員も来日するそうです。そして、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は帰国報告会を10月1日と2日に開くということです。野口飛行士は7月26日から8月9日までの15日間、スペースシャトルに乗り組み、3回の船外活動をしました。地球帰還後初の一時帰国で、9月27日から10月5日まで滞在するそうです。今回の帰国報告会は、1日が、午後2時から東京都江東区の「ZEPP TOKYO」で、中学生以上の1200人を募集して、2日が午前10時から神奈川県・茅ケ崎市民文化会館で、対象は小学生以上の1000人を募集するということです。参加無料で、往復はがきかネットで申し込みをしてくださいとのことです。22日締め切り(当日の消印有効)。応募者が多数の場合は抽選になるそうで、詳細はJAXAのホームページをご覧ください。JAXAのホームページの申し込みページはつながりにくいです。どなたか、もし抽選に当たって行く機会を得たら、後で教えてくださいね♪
2005.09.09
こんにちは。アフリカのギニアに住んでいる知恵のあるチンパンジーの話題をご紹介します。まず、アフリカのギニアのボッソウ村周辺では、約30年前から続けられている生態調査で、ワナにかかって大けがをするチンパンジーが見つかっていなかったそうです。そして、長い間不思議だったそうですが、京都大霊長類研究所大学院生の大橋岳さん(29)が現地調査で動物捕獲用のワナを見つけると、揺らしたりして壊してしまう技を「伝承」している野生のチンパンジーの群れが、アフリカ・ギニアのボッソウ村周辺で確認したということです。まず、大橋さんは、2002~04年の間の計15か月間、ボッソウの群れ(10数頭)を観察したそうです。そうしたところ、このうち2頭の雄が、大型のネズミを捕まえるために木の棒と針金で作られた跳ね上げ式のワナを見つけると、仕掛けを避けながら大きく揺らしたり、ぶら下がったりして壊してしまう様子を確認したというのです。さらに、このほか3頭の雄が、ワナの棒を揺らしたりする動きを見せていたのも確認したそうです。京都大霊長類研究所の松沢哲郎教授は「ボッソウのチンパンジーは、石を道具にして木の実を割るなど多数の道具を使える優れた知性を持つ。危険を察知する能力もあるのだろう」と話しているということです。アフリカではここ近年、ワナによるチンパンジーのけがが増加し、問題になっているそうで、2002年には、チンパンジーの長期調査が行われてきた10地域の422頭のうち32頭がけがを負っているとの実態が報告されたそうです。ポッソウのチンパンジーの危険から身を守る技が、他の群れにも伝播していけば良いですね♪
2005.09.08
こんにちは。今日は、7月4日に行われた米航空宇宙局(NASA)の探査機「ディープインパクト」により子機を衝突させたテンペル第一彗星の噴出物が明らかになったという記事をご紹介します。まず、米国の研究グループが6日発表したもので、論文は9日付の米科学誌サイエンスに掲載されるということです。ディープインパクトは7月4日、核が縦14キロ、横4.6キロほどのテンペル第1彗星に、重さ約370キロの子機を時速3万7千キロで衝突させました。そして、その際の噴出物を調べたところ、表面は直径1000分の1~10分の1ミリの微粉末の層に覆われていたそうで、この層は厚さ数十メートルあるとみられるということです。さらに、テンペル第一彗星の核は、こうした微粉末が緩やかに結合した構造で、比重は水の6割ほどしかないということらしいのです。そして、噴出物からは、水や二酸化炭素、シアン化水素のほか、有機シアン化合物のシアン化メチルらしき物質も検出されたそうです。これらは、いずれも衝突の2、3分後に噴出量が急増していることから、核の内部に存在しているとみられるということです。また、この彗星の核の部分に多数のクレーターが存在することを確認したということです。収集したデータを分析したところ、直径40メートルから400メートルの円形のへこみが数十個見つかったというのです。しかし、その一方で、滑らかな部分も存在していることも分かり、彗星の核が異なった物質の堆積で出来ている可能性をうかがわせているということです。彗星の核には、約46億年前に太陽系ができたころの惑星の原材料が閉じ込められていると考えられているそうで、データ解析が進めば、太陽系の成り立ちや生命誕生の謎に迫る貴重な手がかりが得られそうだということです。これらの結果を受けて、国立天文台の関口朋彦研究員は、「彗星の核が微粒子で出来ていることは予想されていたが、それが実際に確認された。核の内部に有機物が豊富に存在することも初めて分かり、地球の生命の源となった有機物が大昔に彗星によってもたらされたとする学説を裏付ける証拠の一つになると考えられる。」と話しているそうです。今回の結果では、彗星が豊富に有機物をもっていたことがわかりました。地球の生命は彗星によってできたのかもしれないですね♪
2005.09.07
こんにちは。誰もが一度は経験とたことがある「注射」についての記事をご紹介します。まず、注射される時に、前もって痛みが小さいと思い込むと実際の痛みも和らげられることを、西宮協立脳神経外科病院(兵庫県西宮市)の小山哲男医師と米ウエークフォレスト大のロバート・コグヒル助教授らが脳活動の分析で確認したというものです。そして、6日、米科学アカデミー紀要電子版に発表されました。その方法は、被験者10人を対象に、信号音の間隔が15秒のときは48度、30秒では50度など、信号音を2回聞かせた直後にふくらはぎに熱の刺激を与える実験を繰り返し、間隔が長いほど痛みが大きいと思い込ませました。その後、15秒間隔の時の温度を50度に変えて実験をしたそうです。そして、痛みの程度を評価してもらったところ、30秒間隔で50度の刺激を与えた時と比べると、感じる痛みは小さくなったというのです。さらに、被験者の脳内の様子を特殊な装置で調べると、痛みが小さいと思い込むほど脳の快感や不快感をつかさどる部位の活動が低下していたそうです。それから痛みを加えた後は、この部位の働きが小さいほど、体から痛みが伝わる部位の反応も鈍くなったということです。以上の結果として「思いこみ」が痛みを感じる部位の反応を低下させていることがわかったそうです。これから、注射をする機会に遭遇したら「痛くない!」「痛くない !」と強く思うことにするといいかもですね。ただ、本当に注射嫌いの人は、「痛くない !」と意識するあまりに逆に痛くなったという話しもありますね♪(笑)
2005.09.06
こんにちは。今日は土星の輪についての記事をご紹介します。まず、米航空宇宙局(NASA)は5日、土星の輪の一部が薄くなっていることが判明したという発表をしました。土星探査機カッシーニが今年実施した観測と1980年に探査機ボイジャーで行った観測のデータを比較して分かったそうです。この、わずか25年の間に薄くなったのは、大きく分けて7本ある土星の輪のうち、最も内側にあるDリングだそうです。さらに、その一部は、土星側に200キロメートルも移動していたということです。そして、原因についてはNASAが分析中だということですが、輪を構成するちりや氷の小さな粒がぶつかりあいながら、輪の構造が刻々と変化していると考えられているということです。研究チームの担当者は「土星の輪がすぐに消えてしまうとは思わないが、観測によって、輪の起源や寿命が明らかになるだろう」と話しているそうです。太陽系の惑星のうちのひとつである土星の輪が薄くなっているのは、今後地球に及ぼす影響にどのような意味があるのでしょうね♪ [写真提供:NASA]
2005.09.05
こんにちは。今日はマウスの全遺伝情報 (ゲノム) について、従来の定説では2%程度とされていた役立つ部分が、大幅に覆ったことを新たに突き止めたという記事をご紹介します。まず、DNA(deoxyribonucleic acid;デオキシリボ核酸)の二重螺旋構造で知られる生物の全遺伝情報(ゲノム)を解析した結果、これまでは、何の役にも立っていないと考えられていた部分から、遺伝子の発現を指令するなど重要な機能を持つ約2万3000種類ものRNA(ribonucleic acid;リボ核酸)が作られていることを、理化学研究所など11カ国の国際研究チームが発見し、2日付の米科学誌サイエンスに掲載されました。そして、従来は生命活動に役立つ部分はゲノムの2%程度とされていたそうですが、その数が大幅に増え、72%で機能を持つ可能性があるということがわかったというものです。これは、生物が遺伝情報を予想以上に複雑に使いこなしていることを示し、旧来の生命活動の考え方に修正を迫る成果だそうです。まず、理化学研究所ゲノム科学総合研究センターの林崎良英主任研究員らは、マウスのゲノムを詳しく分析し、計4万4147種類のRNAが作られていることを発見したそうです。そして、このうちの53%に相当する2万3218種類は、たんぱく質合成に関与せず、遺伝子をいつ、どこで発現させるかを指令するなどの重要な役割を担っていたというのです。さらに、今回の研究で、マウスの全RNAのうち72%が二本鎖RNAを作り出すことが判明したそうです。つまり、72%がRNAに転写されていることが突き止められたというのです。林崎主任研究員は「何もないと思われていた場所に、RNAの新大陸があったという感じだ。RNAの役割は想像以上に大きく、われわれは認識を改めなくてはならない」と話しているそうです。また、今回の成果について、中村義一東京大医科学研究所教授は、「これまでのゲノム研究は、DNAとたんぱく質の解析が中心だった。しかし、それだけではヒトとショウジョウバエ、ほ乳類と植物など、遺伝子の数がほとんど変わらない生物の違いが説明できなかった。何らかの機能を持つRNAが大量に存在し、DNAのどこで作られるかが特定されたことは、陰に隠れていた複雑な生命活動のネットワークを浮き彫りにした。高等生物の精密な仕組みを明らかにする第一歩といえる。」と語ったということです。今後、ヒトのRNA解析が進めば、さまざまな病気の治療に役立つ可能性があるというのです。そして 今回できたRNAのデータベースを基にすれば、アルツハイマー、糖尿病、動脈硬化などの病気に関与するRNAを作り出す部分のDNAを直接操作できるため、画期的新薬開発が期待できるということです。今までの定説を根底からひっくり返す新たな発見を病気治療などに役立てていって欲しいですね♪ただ、私の個人的見解ですが、実際に生きている生物にとって、無駄なもの、意味のないものは何ひとつないのではないか、言い換えれば、100%がそれぞれの役割を担っているのではないのかなと思っています。生命の神秘ですね♪(^▽^)/
2005.09.04
こんにちは。今日は、大型類人猿が絶滅の危機にひんしているという記事をご紹介します。それは、国連環境計画(UNEP、本部ナイロビ)の世界自然保護監視センターの発表で、1日、世界各地で木材伐採などの開発が進んだことなどにより、ゴリラやチンパンジー、オランウータンなどの大型類人猿が絶滅の危機にひんしていると警告する内容の包括調査報告書を発表したというものです。そして、インドネシアとマレーシアで現在の開発ペースが続けば、5年以内にオランウータンの生息地は47%も減少するとしているそうです。また、特に現在約7300頭が生息するスマトラ島のオランウータンは、50年後に250頭以下に激減する可能性があると警告しているそうです。さらに、西アフリカのナイジェリアとカメルーンに生息する西ローランドゴリラの亜種クロスリバーゴリラは、わずか約250~280頭しか生息していないことを確認したということです。しかも、ゴリラやチンパンジーの間ではエボラ出血熱が流行しているとのことで、より詳細な調査が必要と訴えているとのことです。この調査は大型類人猿が生息する世界23地域で実施したとのことで、現状のまま開発が進んでいけば、30年以内に、オランウータンの生息地の99%、ゴリラの生息地の90%、チンパンジーの生息地の92%が大きな被害を受ける恐れがあると予測しているそうです。このように生息環境の破壊が、密猟や疫病に並んで、種を絶滅させる深刻な脅威になっているとのことです。特に、マレーシア、インドネシアのオランウータン生息地域は、99%が「中程度」から「深刻」な影響を受ける可能性が高いということです。そこで国連は9月5-9日、コンゴ民主共和国のキンシャサで類人猿の保護に関する国際会議を開催し、国境を越えて生息するゴリラ、オランウータン、チンパンジー、ボノボの4種類を対象に、各生息国が国レベルの計画を策定することになったそうです。そして、優先的に保護する個体群を選んで、生息地の保護や密猟摘発の強化などの対策を強化し、国際社会や科学者がこれを支援していくものとして、対策などを協議するそうです。そして、国連環境会議(UNEP)関係者は「人類に最も近い動物である類人猿を保護するのはわれわれの義務だ」と語っているということです。地球上で生きるヒトに最も近い霊長類の大型類人猿たちが、このままでは絶滅の危機だなんて・・・どうにか絶滅だけは免れて欲しいです。しかも、ゴリラやチンパンジーにもエボラ出血熱が蔓延していたことに驚きですね♪
2005.09.03
こんにちは。今日は、ヒトと類縁関係の一番近い霊長類であるチンパンジーのゲノム塩基配列の全容が、明らかになったという記事をご紹介します。この全遺伝情報(ゲノム)の概要は米ワシントン大などの米欧研究チームが解読し、1日、科学誌ネイチャーに発表されました。これにより、ヒトと他の動物の間には一線を画すものは何なのか、その答えを探す旅の道標の1つにたどり着いたと言うことができるそうです。まず、米国のブロード研究所、ワシントン大などのチームが、飼育下で生まれた雄チンパンジー「クリント」から取ったゲノムを調べたそうで、ヒトとチンパンジーがその共通祖先から分かれたのは今から500~600万年ほど前とされ、両者のゲノムの違いは、その後の突然変異と自然淘汰で生じたということになったそうです。そして、研究結果によりますと、ヒトとチンパンジーのゲノムの違いは4%ほどだということです。このうち、遺伝情報を示す文字にあたる塩基が一つだけ違うのはゲノム全体の1.23%だったというのです。このことは、すでに日本の理化学研究所のグループが示しているのと同じ結果になったそうです。一方、複数の塩基がまとまって入り込んだり欠けたりしているのは全体の3%ほどだったそうです。このような違いの中に、ヒトとチンパンジーが違う原因が含まれていることになるのです。そして、今回の結果は正確さが99%程度の概要で、まだはっきりしたことはいえないそうですが、調べられた遺伝子の中には、ヒトとチンパンジー双方で突然変異が起きやすく環境適応に役立つと考えられるもの、チンパンジーよりヒトの方が進化が速いものの候補も見つかり、またヒトにあり、チンパンジーで失われるなどした遺伝子も50以上見つかったということです。つまり、DNA塩基配列の違いは、挿入・脱落部分を含めても4%しかないが、たんぱく質を作る遺伝子に限ると、71%に微妙な違いがあることが分かったということになるそうです。よって、すでに解読済みの人間のゲノムとの違いを調べることで、ヒトの直立二足歩行を始め、高い知能や言語能力の理由や、病気のメカニズムなどの鍵を握る遺伝子の解明に役立つのではと期待されているそうです。これまでにも、日本の理化学研究所のグループが昨年、チンパンジーの22番染色体について、より正確な解読データをネイチャー誌に発表したということです。1953年、James D. WatsonとFrancis H. C. CrickがX線結晶構造解析などの結果から、「DNAの構造は、2本のポリヌクレオチド鎖が絡み合った二重螺旋構造である」という提案をしてから、どんどんと新たな発見があり進歩していますね♪
2005.09.02
こんにちは。今日は、皮膚がんや白内障などの原因になる紫外線から生物を保護する成層圏のオゾン層の減少傾向に歯止めがかかり、一部では増加に転じたことがわかったという記事をご紹介します。まず、米海洋大気局(NOAA)とウィスコンシン大、シカゴ大などのチームが、1978年から2002年の各地のオゾン層変化を衛星と地上の観測を行い分析したところ、1996年以降オゾン層の減少に歯止めがかかり、南北の緯度40度以上の中・高緯度地域で、通常のオゾン量の1~0・5%程度の増加傾向が確認されたということです。そして、地球物理学会誌に31日、その分析結果の論文が掲載されたそうです。別の米研究チームが2003年に、上部成層圏(高度35~45キロ)に限定して同様の傾向を発見したそうですが、今回は成層圏全体を対象にした結果で、安定化の傾向は、緯度が比較的高い地域でより強く出ていたことがわかったそうです。変化が出て以降の分析期間が約6年と短いため、チームでは「決定的な証拠とまでは言い切れない」と慎重に話しているそうです。しかし、オゾン層を破壊するフロンガスなど化学物質の規制の結果と見られ、国際社会の努力が奏功した結果との評価もされているということです。一方、深刻なオゾン層の減少は食い止められましたが、不安定な大気の動きや長期にわたる減少の影響が残っているそうで、回復には数十年かかると見られているそうです。オゾンは化学式でO3となり、酸素O2に太陽光(紫外線)が作用し化学変化によって発生し、オゾン層を作り出します。そして、皮膚がんや白内障などから、私達を守ってくれているオゾン層に回復の兆しが見えてきて良かったのですが、南極のオゾンホールも早く回復して欲しいですね♪
2005.09.01
こんにちは。米航空宇宙局(NASA)のグリフィン長官が、国際宇宙ステーション(ISS)の建設を大幅縮小する計画を近く発表するそうです。この情報は米国宇宙開発関係者が先日(30日)明らかにしたものだそうで、その理由として、スペースシャトル打ち上げの延期で建設資材輸送のめどが立たないためとしているとのことです。そして、「政府主導の計画維持は困難」と判断し、民間ロケットによる物資や人員の輸送を導入するほか、観光客の受け入れなどISSの商業利用に活路を求めることになりそうだということです。現在、国際宇宙ステーション(ISS)の建設は当初計画の半分程度しか終了していないそうで、日本の実験棟「きぼう」は部品さえ打ち上げられていないということです。しかも、新計画は、日本政府などと合意された当初計画について「大半は未完となる」との見解を示すことになり、大型資材を必要とする施設や優先順位の高くない実験用設備などが、見直しの対象となりそうで、日本の施設も一部削減・縮小が避けられない見通しだそうです。資金難にあえぐロシアでは、ソユーズロケットに一般の観光客を搭乗させ、ISSに滞在させる事業を開始していますが、NASAもこれに追随し、民間による宇宙観光目的の利用を認める方向になるとるとの見解を示しているそうです。そして、縮小されるISS建設には、民間ロケットを活用し、シャトルの有人後継機「CEV」や、同時に開発される無人の重量物資輸送ロケットは利用しないということです。グリフィン長官の新提案は、米政府の宇宙開発が、シャトル飛行やISS建設から、月や火星への有人飛行を目指す新宇宙政策の実現に重点を移したことを示しており、ISS計画にこれまで、約6200億円を投じてきた日本の宇宙開発も再考を迫られることになりそうだということです。また、先日アメリカ南部を襲った大型ハリケーン「カトリーナ」の上陸でルイジアナ州のルイジアナ州の宇宙関連施設が被害を受けたそうで、米航空宇宙局(NASA)当局者により、外部燃料タンクの製造工場の屋根の破損や浸水が確認されたそうで、被害状況が未確認の設備もあるため、今後の作業への影響も懸念され、来年3月に予定されていたスペースシャトル「ディスカバリー」の飛行が遅れる可能性が出てきたことがロイター通信の報道で明らかになったそうです。うーん、、、やはり、国際宇宙ステーション(ISS)の規模を縮小の方向で進んでいるのですね。。。日本の実験棟「きぼう」はどうなるのでしょう・・・ ?正式に発表がありましたら、またお伝えしますね♪
2005.08.31
こんにちは。オーストラリア北部の熱帯地域で、研究者らがワニの血液採取を進めているという記事をご紹介します。まず、ワニには非常に強い免疫力があるため、血液の成分から強力な抗生物質をつくる研究に取り組んでいるそうで、一般的な細菌のほか、は虫類の免疫組織にHIVウィルスを殺す性質があるという 実験結果が出ていて、人間用の強力な抗生物質が開発できるのではないかとの期待がされているそうです。血液の採取は、北部準州の州都ダーウィンを拠点に実施されているとのことです。そして、野生のワニを含め、河川や海にすむさまざまな種類を捕獲して、後頭部の太い血管に針を刺し、十分な血液が得られたら、そこから抗体を分離するということです。 「ワニの縄張り争いはすさまじい。脚を引きちぎられるなどして重傷を負うワニも多いが、病原菌だらけの環境にいながら、ほとんどの場合感染症もほとんどなく、大変早いスピードで回復するのです。」と研究チームのアメリカ人科学者マーク・マーチャント氏はこう指摘しているそうです。また、チームを率いるオーストラリア人科学者、アダム・ブリットン氏によりますと、ワニの免疫機構を調べた98年の研究では、は虫類の血液中に含有されるいくつかの 蛋白質(抗体) は、黄色ブドウ球菌や金ぶどう球菌のようなペニシリンに対して抵抗力を持つ細菌をも殺すことができることが判明したということです。さらに、「試験管中のHIVにワニの血清を加える実験では、多くのウイルスが死滅した」と、ブリットン氏は語り、ワニの免疫力について「細菌の頭に銃を突きつけ、引き金を引くようなもの」と説明したそうです。チームではこの強い作用を利用し、人間が服用したり、傷口に塗ったりできる抗生物質の開発を目指しているということです。しかし、ワニの免疫機構は、そのまま人間向けの薬に使うには強力すぎる可能性もあるそうで、チームが新薬の発売にこぎ着けるのは、まだ数年先になる見通しだということです。免疫力の強いワニの血液からHIVウィルスを殺す抗生物質ができたら、画期的ですね♪
2005.08.30
こんにちは。座敷童に会いに行ってきた時の話しです。座敷童は、岩手県を中心とした東北地方では、座敷童子がいる家は繁栄するといわれています。そして、座敷童子は家神あるいは精霊が子供の姿をして現れるものといわれ、その精霊は、2~3歳、または5~6歳くらいの子供であるといわれることが多いそうです。下の写真は、いくつかある座敷童が出る旅館の中のひとつの階段付近を写したものです。透明の球体がふたつ浮遊しているのが見えますか ? これをレンズに付いた水滴と見るか、オーブとみるか。それはあなた次第です。ただ、泊まった深夜に、寝苦しくて明け方に・・・出会えました。
2005.08.29
こんにちは。私達の住む地球は回転(自転)していますが、この回転について地球表面の地殻やマントルと地球中心部 (内核) との間の回転にズレがあることがわかったという記事をご紹介します。まず、米コロンビア大学の研究チームは地震波観測を行い、地球の中心部 (内核) は、地球表面(地殻)やその下のマントルよりも年間0・3~0・5度早く回転(自転)していることがわかったというのです。この観測成果は26日付けの米科学誌サイエンスに掲載されたそうです。研究チームは、南大西洋地域で過去に起きた地震の地震波が、地球のほぼ反対側にあるアラスカ州の地震計まで、地球の中心を通ってどのように伝わったかを調べたそうで、その結果、地球の中心部にある直径2400キロの鉄の塊である『内核』と、周囲を取り巻く溶けた鉄の層『外核』との間を地震波が伝わる際に、回転の差に伴うと見られるわずかな速度変化が生じることが確認されたというのです。そして、この回転の差を計算すると、内核は約1000年で外核、マントルなどよりも1日分(1周)余計に回っていることになるということです。そして、この観測結果から、このような微妙な回転のズレが、地球の磁場を作り出すのに重要な役割を担っていると研究チームでは推定しているそうです。また、この研究チームは、1996年の7月に英科学誌ネイチャーに、1967年から1995年までにアラスカで発生した38回の地震波を分析し、内核の速度が1日当たり3分の2秒自転より速く、100年間では4分の1周速く回っていることを発見したと報告したそうですが、ほかの研究者からデータの不備や疑問点を指摘され、10年近く論争になっていたということです。今回の観測結果により、これで論争に終止符が打たれるかもしれないですね♪それと、地球は球体として内部構造の全てが一緒に回転していないでズレがあったとは地球のダイナミックな動きに驚きですね♪
2005.08.28
こんばんは。宇宙航空研究開発機構 ( J A X A ) は26日、7月10日12時30分に内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられた第23号科学衛星「すざく」(ASTRO-EII)が、X線CCDカメラによる観測開始に引き続き、3つ目の観測機器である硬X線検出器 (HXD:Hard X-ray Detector)の立ち上げを無事に行い、高エネルギー領域のX線に対し、世界最高の感度を持つことを確認したと発表しました。このHXD ( 図 1 )は、従来の観測装置より数倍高い感度を持ち、地球から約1500万光年の距離にある、中心にブラックホールがあるとされている楕円銀河の「ケンタウルス座A」( 図 2 )を19日に約4時間観測したところ、ブラックホールに吸い込まれるガスが発した高エネルギーのX線やガンマ線を高精度で信号を検知できたそうです。そして、今回HXDにより検出された放射スペクトルを、先に観測を開始したX線CCDカメラのデータと合わせて示したものが、( 図 3 ) で、HXDにより、ブラックホールに落ち込むガスの発する硬X線やガンマ線を検知したのが現され、この領域での感度は極めて優れているといえるということです。そして、JAXA宇宙科学研究本部の井上一教授は「残りの装置だけでも世界トップレベルの観測が可能だ。ブラックホール中心部の観測など、今後の運用で新たな発見が期待できる」と話しているそうです。また、すざくには主要観測装置として、ほかにX線CCDカメラ、X線マイクロカロリーメーター(XRS)が搭載されていましたが、XRSは故障で使えなくなっているとのことです。そこで、宇宙航空研究開発機構では原因究明チームを設けて、年内にも故障の原因を特定する考えだということです。また、宇宙の謎がひとつ解き明かされましたね。今後ブラックホールの観測など益々活躍が期待できますね♪ (図1)組立中の 「すざく」 (ASTRO-EII)とそこに組付けられる硬X線検出器 (HXD)『? JAXA』 (図2)地上から光で見た楕円銀河ケンタウルス座A 中央部に見える暗黒の帯は、 星間塵により星の光が遮られるために生じる『? JAXA』 (図3)「すざく」が観測した、ケンタウルス座AからのX線・ガンマ線スペクトル 赤と青のデータは、HXDを構成する2種類の検出素子のデータで、黒は同時に得られたX線CCDカメラのデータ。低エネルギー側で放射が弱くなるのは、星間ガスなどの吸収のためである。 鉄原子の出す特性X線も見える。 『? JAXA』
2005.08.27
こんにちは。台風一過とともに体調も良くなりました。ご心配、お見舞いをいただいた皆様に、この場をお借りいたしましてお礼を申し上げます。m(_ _)m温かいお気持ちをいただき、お陰さまで治りを早めていただいたと思っております。本当にありがとうございました。
2005.08.26
こんにちは。5月28日の日記でご紹介しました光衛星間通信実験衛星(OICETS)が24日に打ち上げられました。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月24日午前6時10分(日本時間)に、カザフスタン共和国バイコヌール宇宙基地から打ち上げられたドニエプルロケットは正常に飛行し、光衛星間通信実験衛星(OICETS)および小型科学衛星(INDEX)を約15分後に分離し、打ち上げは成功し、予定の軌道(高度610キロ)に投入され、OICETSは「きらり」、INDEXは「れいめい」と命名されたと発表がありました。その後、衛星と地上の距離を測る機能に異常が出たそうですが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は24日夕方、すべて解消されたと発表されたということです。その異常とは、この日午前のデータでは、衛星と地上の距離を測定する機能や姿勢制御装置の一部が働いていなかったそうですが、距離測定機能は地上側に問題があり、姿勢制御装置は誤って故障診断機能が働いていたことが判明したそうで、それぞれ問題を修正し、地上局の受信器の周波数を調整した結果、正常に機能することが確認されたということです。また打ち上げ費用は約10億円とみられるそうです。 この、きらりは地球観測衛星などが収集したデータを、光で送受信する技術を実証するものだということで、開発費は127億円。光通信は従来の電波の通信に比べ、通信容量が10~1000倍と大きく、災害対策などで役立つと期待されるということです。さらに、きらりは11月下旬から欧州宇宙機関の静止衛星「アルテミス」との間で、レーザー光を使った通信実験をする予定だそうです。打ち上げ成功で、その後の飛行も順調だということで良かったですね☆私達の地球の周りにはどのくらいの数の衛星が地球を監視したり役立つ情報を地上に送ってきているのでしょうか ? きらりとれいめいの活躍に期待ですね♪(^▽^)/
2005.08.25
こんにちは。体調がおかしいので午後から病院へ行き、点滴を打ってきました。最近の点滴って針ではなくてプラスチックなのですね。入院を勧められたのですが、自宅で休むことにしました。皆様も体調管理には、十分気をつけてくださいね。。
2005.08.24
こんばんは。今月、9日に無事に地球に帰還したディスカバリーに搭乗した野口飛行士の記者会見の記事をご紹介します。今月9日の帰還から2週間が経ち、野口宇宙飛行士 ( 4 0 ) は22日夕方(日本時間23日朝)、本拠地の米テキサス州ジョンソン宇宙センターで記者会見に臨み、心境を語りました。米航空宇宙局(NASA)での技術報告の合間に、衛星回線で結んだ宇宙航空研究開発機構(JAXA)東京事務所の記者からの質問に答えたものです。まず、野口飛行士は今回の飛行で3回の船外活動(宇宙遊泳)をすべて成功させ、船内では子供向けのメッセージビデオを撮影して公開したことなどについて、「「やりたかったことはやり尽くした。自分に100点をつけたい。完全燃焼した」と宇宙での14日間を振り返って話したそうです。また、コロンビア事故以降の2年半は悩みも多く、打ち上げが近づくほど焦燥感も深まったと改めて語ったということです。そして、「ディスカバリーと国際宇宙ステーションという素晴らしい舞台で思う存分暴れてこれた」と満足感を表すと共に、度重なる打ち上げ延期や機体損傷などトラブルの多かったシャトル飛行についても、「地上の管制チームと宇宙の飛行士が一体となって次々と問題を解決して成功を収めた」と評価したそうです。そして、「船外活動で、シャトルのハッチを開けた瞬間、目の前に広がった青い地球の美しさを忘れられない。何も無い宇宙空間で漂いながら、地球で暮らす何十億という人々の生活が心の中に浮かんできた。有人宇宙活動は常に地上で暮らす人たちのことを忘れてはいけないと感じた」と話し、悪天候で着陸が延期された1日については「みんなで窓にはりついてオーロラを見たり、残った食料を分け合いながら、リラックスして過ごした」と振り返ったそうです。さらに、シャトルがドッキングした国際宇宙ステーションは、1周90分で地球を回るため、船外活動では、昼と夜が45分ずつで入れ替わるのを繰り返し体験したとのことで、野口飛行士は「昼が近づくと、体が自然に反応して(日差しを遮る)バイザーを降ろすなどした。太陽の光の力を感じた」とも話し、そして、今後については、「今まではサポートしてもらって、担ぎ上げられてきた。舞台から下りて、次に飛ぶ日本人宇宙飛行士のサポートをしていきたい」と語ったということです。最後に衆院選を前に「政治家の方には、人を宇宙へ送ることが子どもたちの育成にどう生かされるかを、ぜひ考えていただきたい」と注文したそうです。今回の野口飛行士のご活躍は、1000点満点以上ですね。そして、私達も完全燃焼出来る人生を歩んでいきたいですね♪(^▽^)/
2005.08.23
こんにちは。2004年1月14日(米時間)にブッシュ大統領は「新宇宙計画」を提案しました。その提案の中のひとつであります、月への有人飛行再開に備えるため、米航空宇宙局(NASA)が、ハッブル宇宙望遠鏡を使った月面観測を開始したという記事をご紹介します。まず、宇宙望遠鏡科学研究所(メリーランド州)によりますと、アポロ15号とアポロ17号の着陸地点などを対象にして、ハッブル搭載カメラによる紫外線観測を実施するとのことです。そして、アポロの両機が地球に持ち帰った土壌サンプルと比較し、色調の補正などを行ったうえで、酸化チタンを豊富に含むとされる台地の観測を行うそうです。また、月面には、酸化チタンのほか、アルミニウムや強力磁石の材料になる希土類などを含有する資源鉱物が存在し、表面の砂(レゴリス)にはエネルギー源として期待されるヘリウム3も含まれているそうです。つまり、性能カメラで酸化チタンなど有用資源の分布を観測し、月面の資源地図を作成し、そこから将来の着陸地点の選定や月面基地建設などの探査計画作りに役立てていくというものだそうです。そして、NASAの研究者たちは、月の資源を採掘し、月面基地やロケットの部材、燃料として活用していくことを構想しているそうで、2015~2020年ごろに行われる有人月探査や、その前に予定されるロボット探査では、資源に富んだ地域を着陸地点に選ぶ方針だといことです。また、NASAでは、月や火星への有人飛行に使用する宇宙船の設計などを進めているそうですが、探査に向けて具体的な作業が動き出したのはこの観測が初めてだそうです。アポロ計画以降、中断されていました月面着陸に再び月へ訪問することが本格化してきました。ヘリウム3は太陽の中の核融合反応でできるそうですが、新しいエネルギーとして期待できそうですね♪(^▽^)/
2005.08.22
こんにちは。先日、8月9日に野口聡一飛行士らを乗せて地球に帰還したスペースシャトル・ディスカバリーが19日午前(日本時間20日未明)、米航空宇宙局(NASA)の改良型ボーイング747型機の背に乗せられてエドワーズ空軍基地(カリフォルニア州)を出発しました。そして、約3600キロ離れたケネディ宇宙センター(フロリダ州)に20日(日本時間21日)に到着する予定だそうです。このディスカバリーは約78トンの重さで、特殊な巨大クレーンでジャンボ機の背に乗せられたそうです。そして、空気の流れを乱さないよう、3基の主エンジンは流線形のカバーで覆われているとのことです。このジャンボ機によるシャトルの運搬は2002年以来だそうです。そして、19日夕方までに給油のため、2カ所の空軍基地に立ち寄り、20日朝、ケネディ宇宙センターに向けて飛び立つとのことです。今回の運搬費用は約100万ドルだということです。このディスカバリーは、コロンビア事故から2年半ぶりの再開飛行のミッションを終え、エドワーズ空軍基地に着陸してました。その後の簡易点検では機体を覆う耐熱材などに目立った損傷は見つかっていないとのことです。到着後、ケネディ宇宙センターで本格的な点検と整備が施されることになり、来年3月に延期された次回の飛行に備えるということです。野口飛行士を無事に地球に帰還させてくれた、ディスカバリーがやっとお家(ケネディ宇宙センター)に帰れますね♪(^▽^)/ [写真提供:AP]
2005.08.21
こんにちは。スペースシャトル・ディスカバリーの今回のミッションは無事に地球に帰還して、一応成功で終わりました。しかし、ディスカバリーが打ち上げの際、再び起きた外部燃料タンクの断熱材のはく離対策に時間がかかるとの理由で、11月以降に予定されていたスペースシャトルの飛行を、来年の3月14~19日に延期すると、米航空宇宙局(NASA)のグリフィン長官らが記者会見をし18日に、発表がありました。そして、会見に同席した断熱材落下原因調査チームを率いるガーステンマイヤー氏は「断熱材落下メカニズムの全容は解明できていない」と語り、来年3月より前の飛行再開は無理との見解を示したということです。さらに、3月に打ち上げるシャトルは、9月に飛行する予定だった「アトランティス」ではなく、ディスカバリーにすることも併せて明らかにしたそうです。その理由として、アトランティスはディスカバリーより積載量が大きいので、次々回の飛行で国際宇宙ステーション (ISS ) 用の重い資材を運ぶために使うということです。また、グリフィン長官は I S S について「大きな問題がなければ、基本的に予定の期間内に完成できる」と説明したそうですが、一方で「シャトルの打ち上げ回数を特定しない」と述べて、今後は飛行回数を減らす方針も明らかにしたということです。この会見により、2010年の退役までのシャトル打ち上げはさらに減ることから、当初計画通りのISSの建設スケジュールが遅れる情勢と見られ、シャトルで打ち上げる日本の実験棟「きぼう」にも影響が出る恐れがあり、日本側の計画も抜本的見直しが迫られることになりそうだということです。打ち上げ回数が減り、長期延期が決まってしまいました。日本の「きぼう」はどうなるのでしょう。2010年までに I S S に建設できますように♪(^人^)
2005.08.20
こんにちは。先日の日記(8/12)でご紹介しました、月の裏側を旅行するツアーについて、10月から日本国内で独占販売されることが決まったという記事をご紹介します。JTBと米宇宙旅行会社のスペースアドベンチャーズ社は18日、両社が業務提携し、スペースアドベンチャーズ社が取り扱う宇宙旅行を、JTBが10月から日本国内で独占販売するという発表がありました。ロシアの宇宙船「ソユーズ」に搭乗し、月の裏側を飛行するツアーは約110億円。宇宙船の試験飛行などを行い、早ければ2008年にも打ち上げるということです。このソユーズには2人の旅行者搭乗が可能で、窓から地球や月の眺めを楽しめるそうです。そして「高度な訓練を受けた宇宙飛行士が操縦し、安全性は問題がない」とスペースアドベンチャーズ社では話しているいうことです。また、国際宇宙ステーションでの滞在や、無重力を体験できる商品もそろえたそうです。一方、商品によっては出発前にガガーリン宇宙センターなどで訓練を行う必要がある場合もあるとのことです。JTBは当初1年間で、国際宇宙ステーション滞在1人、高度100キロまで一気に上昇する無重力体験に10人、超音速ジェット機に搭乗するツアーなどに30人、の参加申し込みを見込こんで、総額24億円の販売を目指すそうです。JTBの清水慎一常務は「宇宙旅行はあこがれから、現実のものになる」と話したということです。確かに、宇宙には行ってみたいし、あこがれですが、、、もっ~と、ツアー料金を下げて欲しいですね♪
2005.08.19
こんにちは。先日2週間のミッションを終え、無事に地球に帰還したスペースシャトル・ディスカバリーについて、記事をふたつご紹介します。まず、米航空宇宙局(NASA)は17日、日本人の野口聡一宇宙飛行士(40)が搭乗したスペースシャトル・ディスカバリーの2週間の飛行中、260万人以上がNASAのウェブサイトを閲覧したと発表がありました。そして、人数とは関係なく、各ページを閲覧した数(ページビュー)で見ると、ピークだった先月26日の打ち上げ時には、毎分20万件という記録的なページビューがあったということです。また、NASAの動画放送「NASAテレビ」をインターネット経由で見た人の数も打ち上げ時に約43万5000人を記録し、今月9日の着陸時にも約40万人に達したそうです。NASAテレビ閲覧のこれまでの記録は、先月、7月4日に彗星探査機・ディープインパクトから放たれた衝突体がテンペル第1彗星に衝突した際の11万8000人だったそうですが、これを一気に4倍に引き上げたことになる。2004年1月の火星探査車着陸の際は5万人の閲覧だったそうで、その当時と比べると、10倍近くも増えたことになり、ネットで動画を見る人口の急増したことがうかがえるということです。ADSLとかケーブルとか回線の容量が増えたことが動画を見易くしたのかもしれませんね♪次に、米スペースシャトルの飛行再開について技術評価を行う米航空宇宙局(NASA)の外部特別作業部会は17日、ディスカバリーについて「無理な打ち上げ日設定に合わせるため、安全対策がおろそかにされた」などとする少数意見を盛り込んだ最終報告書を発表しました。そして報告書は、今回の飛行でも再発した外部燃料タンク断熱材のはく離について「抜本的な解決がなされていない」と指摘してあるそうで、多くの問題点を積み残したまま、打ち上げ再開を強行しようとするNASAの姿勢に対し、「我々は失望した」などと批判しているということです。次のシャトル飛行再開まで、色々な問題を解決して行って欲しいですね♪
2005.08.19
こんにちは。X線天文衛星「すざく」が小マゼラン星雲にある超新星爆発の残骸の観測に成功したという記事をお伝えします。まず、7月10日に打ち上げられました すざくは、8月8日に3種類の観測機器の内の1つであるX線微少熱量計に不具合が生じ観測能力を喪失したそうですが、その後、8月12日夕方から13日夕方にかけて、2つ目の観測機器である4台のX線CCDカメラのカバーを開き、小マゼラン星雲にある超新星残骸(星の爆発の痕)のX線像を観測することに成功したと、17日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)より画像が公開されました。4台のX線CCDカメラ(従来型より性能を向上させた2種類のCCDを搭載)で得たX線像が図1でまた、その像から得られたX線スペクトルが図2で示された結果です。 (図1)『? JAXA』 (図2)『? JAXA』図2のX線スペクトルには、高温ガス特有の輝線(ある元素の特有のエネルギー)が多数見えていて、これまで見えにくかった 500-700 eV付近の輝線を鮮明に示しており、 このエネルギー帯に見える輝線は、窒素や酸素が出すものだそうです。そして、JAXAでは「2通りの方法で観測しようとしていた。新装置の故障で一方しかできなくなったが、分光性能は十分なのでブラックホールなどいろいろな天体の観測ができるだろう」と話しているということです。さらに、すざくの観測により、生命のもととなるこれらの元素の宇宙における生成・流転について、新しい知見が得られることも期待されているそうです。すざくの命名の理由のひとつに、「朱雀は東洋の伝説上の鳥の姿をした宇宙の守護神で、災厄を祓い、福を招くとされている。」というのがあります。すざくから送られて来た画像は福を招いてくれるかも知れませんね♪(^▽^)/
2005.08.18
こんばんは。文部科学省は来年度から、1秒間に1京(けい)回(「京」は1兆の1万倍)の計算ができる世界最速のスーパーコンピューター(スパコン)の開発を始めることを決めたという記事をご紹介します。このスパコンは、2010年度完成を目指し、総事業費は1000億円規模だということです。そして、来年度予算の概算要求に約40億円を盛り込むそうです。我が国のスパコンは、2002年に海洋研究開発機構の「地球シミュレータ」が1秒間に36兆回の計算に成功して、世界最速の座を獲得したそうですが、その後、米国で「ブルージーン」など高性能スパコンが続々と登場し、現在、地球シミュレータは世界4位に後退したとのことです。そこで、文部科学省では新スパコンで世界最速の座の奪還を狙うそうです。従来のスパコンは、地球シミュレータのようにさまざまな情報を同時に処理する「大規模処理」、ブルージーンのように検索を得意とする「特定処理」、大量のプログラムを一つずつ処理する「逐次処理」の3種類に分類されていたそうです。しかし、今回の新スパコンは、この三つの機能を結びつけた初の「複合型」を目指すということです。活用が期待される分野は、ライフサイエンスや防災のほか、天文、航空機開発、気象予測などだそうです。具体的には「患者別の手術や治療後のシミュレーション」「1平方キロメートル以下の詳細な集中豪雨の予測」「火山噴火から数分での溶岩流の予測」など、従来のスパコンの限界を超えるシミュレーションや予測が実現可能になるということです。また、「新薬候補の化合物を2週間で開発」や「100年かかるとされていた銀河形成のシミュレーションを1週間で終了」などの研究も想定できるそうです。1兆の1万倍を1秒間で処理するという天文学的な計算速度のスーパーコンピュータには、役立つ活用をして欲しいですね♪(^^)ワールド・カップ予選通過グループB 1位通過 ! 日本 ! オメデト(*^ー^*)∠※Pan!!。・:*:・
2005.08.17
こんにちは。今日は、ヒトゲノムについて我が国の方針について文部科学省が新たに決めたことについての記事をご紹介します。まず、文部科学省は来年度以降、ヒトの全遺伝情報「ゲノム」(※ゲノムとは遺伝子を含む遺伝情報の総体を指し、DNAの全塩基配列情報のみならず、染色体の構造、繰り返し配列などの遺伝子ではない部分の情報等も含む。)を、鳥やサル、クジラなどのゲノムと比較し、遺伝子の機能や進化の過程を解明するプロジェクトに着手することを決めたということです。このような、他の動物の遺伝子との違いを探る「比較ゲノム」と呼ばれる研究は米国でも主要研究テーマとなっているそうですが、将来的には医療分野への活用や、国内の解析技術の国外流出を防ぐ狙いもあるということです。今後、10種類以上の動物を選び出し、全国の研究者と連携してプロジェクトを進めるそうです。 これまでに、我が国では理化学研究所などの研究チームが、ヒトとチンパンジーのゲノムを比較し、両者の違いが約5%であることを明らかにしているそうですが、この違いがどう生じたのかその過程は不明だということです。このため、プロジェクトでは、進化の系統に沿ってさまざまな種の動物のゲノムを解読、比較し、ヒトがヒトとなった「理由」を探し出していこうとするものとなります。つまり、個々の遺伝子の機能が明らかになれば、ヒトの遺伝子を操作しなくても、ヒトと同じ遺伝子を持つ動物を使ってヒトの病気の仕組みや治療方法を研究することも可能になるという考えに基づくそうです。そして、すでに解読済みの動物のゲノムの活用も検討するということです。また米国では、比較ゲノム学がゲノム解読に続く「ポスト・ゲノム」の主要テーマと位置づけられ、現在、多額の研究費がつぎ込まれているそうです。そして、日本国内の動物のゲノム解析にも、米企業の研究資金が投入されたケースもあるというのです。そこで、文部科学省ライフサイエンス課では「ゲノム解読や解析の過程で得られる研究成果も多い。それらの情報や、国内の高度なゲノム解析技術が、黙って国外に出てしまうことは防がねばならない」と話しているということです。さらに、小原雄治・国立遺伝学研究所長は「ヒトと複数の動物間のゲノム比較が実現すれば、ヒトらしさを作る遺伝子をはじめ、今のような脳の機能や免疫機能をいつ獲得したのかを知ることができる。生息環境と遺伝子の関係も明らかになるだろう。国家的な戦略を示せば、迅速に成果を出せるはずだ」と話しているそうです。ヒトゲノムの計画や解析は、主にアメリカが特許を取得して来ましたが、比較ゲノムという観点から攻めて行く日本の戦略に期待ですね♪
2005.08.16
こんにちは。調味料バトンなるものをnaritatamitenさんのブログで発見しました。(^^ゞちよっと参加してみますね☆1.次のメニューにどんな調味料ををかけますか?(薬味は含みません。)・目玉焼き ・・・・・お醤油・納豆 ・・・・・・・お醤油と和からし・餃子 ・・・・・・・お醤油にお酢とラー油・カレーライス ・・・そのまま・ナポリタン ・・・・粉チーズとタバスコ・ピザ ・・・・・・・タバスコ・生キャベツ・・・・・とんかつに添えられている時はソース・サラダ・・・・・・・和風ドレッシングorごまだれドレッシング・トマト ・・・・・・そのまま ・ カキフライ ・・・・ソース・メンチカツ ・・・・ソース・コロッケ ・・・・・ソース・天ぷら ・・・・・・ 天つゆ 抹茶を混ぜた塩・とんかつ ・・・・・ソース・ご飯・・・・・・・・そのまま 2.教えてあげたい調味料の組み合わせはありますか?ごまだれのつゆを作る方法です。煉り胡麻とすり胡麻各大さじ2みそ大さじ1砂糖好みで小さじ1麺つゆの素大さじ1~2 ショウガ汁(好みで多めにいれてもOK ! )をボールに入れてだし汁を混ぜ入れて濃さは好みで♪うどんとか素麺に合います。∬´ー`∬ウフ♪3.バトンをまわしたい5名は誰ですか?参加されたい方はどうぞ♪(^^)
2005.08.15
こんにちは。健康診断、誰でもが一度は受けたことがあると思います。今日はこの健康診断についての有効性の効果に疑問という記事をご紹介します。今まで受けていた健康診断で実施されている代表的な24の検査項目のうち、肝機能検査や心電図測定など16項目は、病気の予防や死者の減少という視点では有効性を示す根拠が薄いとの評価結果を、厚生労働省の研究班が報告書としてまとめたそうです。健康診断は、自治体や企業に法律で義務付けられ、成人の大半が受けています。 労働安全衛生法では、全事業者に年1回の健診実施を義務付け、労働者全員、約5900万人に受診を義務付けています。また老人保健法は、市町村などに、40歳以上の住民への健診実施を義務付け、対象者は約2900万人だそうです。さらに健康保険法などは、健保組合などの保険者に健診実施の努力義務を課しています。これらの実施費用は、厚生労働省などによれば総額で年間9000億円近くに上るということです。この報告書を作成したのは「最新の科学的知見に基づいた保健事業に係る調査研究」班(班長、福井次矢・聖路加国際病院長)と、いうところで、これまで、各健診項目の有効性は、ほとんど検証されてこなかったため、研究班では健診の効果的、効率的実施を目的に、各健診項目の効果と、その証拠についての医学論文を世界的に調べたとのことです。さらに証拠の質の高さも加えて評価したそうです。そして、福井班長は「日本では健診の有効性評価が手薄だったことを痛感した。今後、厳密な科学的評価を進めるべきだ」と話しているそうです。研究班報告書によりますと、GOTとGPT、γGTPの値を調べる肝機能検査で、見つけるべき主な病気の一つは脂肪肝だそうですか、この大半は、放置しても大事に至らないということです。他に見つけるべきものは、アルコール性の肝臓病とウイルス性肝炎だそうですが、どちらも見落とされる場合が多いそうです。検査するなら飲酒量の問診や直接のウイルス検査が勝るというのです。そして、研究班は「実施の意義を再検討する必要がある」と結論付けたそうです。また、米、英、カナダなどではGOTなどによる健診は実施されていないということです。この肝機能健診の評価を担当した田川一海・三井記念病院副院長(消化器内科)は「GOTなどが高くても問題ないことは多く、それほど心配しなくてよい。逆に見落としが多いので、低くても安心はできない」と話しいているそうです。また、胸部エックス線(レントゲン)検査については「肺がん検診としての有効性を支持する証拠はない」としたということです。別の研究班は2001年に「海外の研究では肺がんで死ぬ人を減らせないとの結果だが、国内の研究からみて日本の肺がん検診は有効」としており、評価が割れたそうです。しかし、今回は海外の研究が国内の研究より質が高いことを重視し、厳しい評価を下したというものです。心電図の測定も、心筋梗塞の予防などに役立つとの証拠はなかったそうです。検査で正常とされた人たちの方が、異常が見つかった人たちより、心筋梗塞や突然死に見舞われる率が高いとの調査結果すらあったというのです。研究班長の福井次矢・聖路加国際病院長は「心電図検査は昔から健診として効果がないと言われてきた」と話しているそうです。さらに、あまり意識されないできた健康診断にはマイナス面があるというのです。具体的には、放射線による発がんの増加、病気の見落としによる治療の遅れ、治療不要な病気の発見による不要な検査・治療の副作用、膨大な費用などが挙げられるそうです。健康診断実施には、マイナスを超える効果があるかの検証が欠かせないのではということです。一方、有効とされたのは「血圧の測定」と、「飲酒」と「喫煙」に関する問診は、効果を示す十分な証拠があったそうです。また、「身長・体重の測定」は減量指導を充実すれば有効、糖尿病検査の「糖負荷試験」や、「うつ病を調べる問診」は、健康診断後の指導や治療の体制整備を条件に、有効と評価されたそうです。健康診断で有効とされたのは以上の6項目のみだそうで、他に2項目が判定保留となり、これ以外の16項目は「勧めるだけの根拠はない」「病気予防や悪化防止の証拠はない」などとされたということです。○有効性について厳しい評価をした主な項目1.一般的な問診 明確な証拠はない2.視力検査 勧めるだけの証拠はない3.聴力検査 勧めるだけの証拠はない4.身体診察 明確な証拠はない5.聴診 明確な証拠はない6.腹部診察 ほとんど証拠がない7.心電図測定 虚血性心疾患の発見には無意味8.胸部X線 肺がん発見に有効との証拠なし9.コレステロール検査 コレステロール低下には役立つが心筋梗塞予防に有効との証拠なし10.肝機能検査(GOT) 実施の意義を再検討すべき11.館機能検査 (GPT) 実施の意義を再検討すべき12.肝機能検査(γGTP) 実施の意義を再検討すべき13.尿検査 糖尿病発見には不適切。腎不全などを防ぐ証拠はない14.血球数など 有効性を示唆する十分な証拠はない15.C型肝炎検診 判定保留16.B型肝炎検診 判定保留職場健診を担当する厚生労働省労働衛生課の阿部重一課長は「似た指摘は以前からあった。職場健診を議論している検討会で、各健診項目の有効性を考えてもらいたい」と言い、さらに「個人的には、健診の実施対象は一律無差別ではなく、医学的に必要な人に絞る方がよいと考えている」との見解を示したそうです。今まで健診を受信したことがありますが、予防に根拠がないとは驚きですね。。。Σ( ̄Д ̄;)がーんっ!
2005.08.14
こんにちは。7月22日の日記に書きました火星探査機マーズ・リコネッサンス (MRO) の打ち上げが成功しましたので、ご紹介します。米航空宇宙局(NASA)は米東部時間12日朝(日本時間12日夜)、新たな火星無人探査機「マーズ・リコネッサンス・オービター(Mars Reconnaissance Orbiter)」をケープカナベラル米空軍基地(フロリダ州)からアトラス5ロケットで打ち上げました。このMROは7カ月かけて、来年の3月に火星周回軌道に到達し、来年11月から約2年間の観測を行う予定で、将来の有人探査の着陸場所を選定するためのデータを収集するほか、天候や地質、生命につながる水の痕跡など詳細な観測を行うとのことです。当初は10日に予定されていたMROの打ち上げが、11日に、ソフトウエアの問題などで24時間延期することを決めて打ち上げられたそうです。NASAの運行担当者によりますと、「問題なく火星に向け飛行中」ということで、さらにロケットからの分離後、探査機からの最初の無線通信は、宇宙航空研究開発機構の内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県)に届いたということです。このMROは、惑星探査用の望遠カメラとしては最大の解像度が約1メートルの高解像度望遠カメラ(主鏡直径50センチ)や、地中の氷や岩、液体の水分布などを調べる地下1キロまでの走査が可能なレーダーなど6台の観測機器を搭載されているということです。そして、来年3月に火星周回軌道に入り、高度を徐々に下げて来年11月から上空約300キロで観測を始める。収集するデータ量は「過去の観測機全て(「スピリット」「オポチュニティー」「オデッセイ」と「グローバル・サーベイヤー」など ) を合わせたより多い」とNASAではいっているそうです。得られた観測データを元に、2007年に火星に送り込む「フェニックス」の着陸地点の選定に役立てられるということです。また、将来の探査では、地球へのデータ中継機としても使う予定でいるそうです。アメリカが火星に探査機を打ち上げ、送り込むたびに、日本の「のぞみ」が残念でなりません。。。リコネッサンスから、また新たな発見などの貴重なデータが送られるかもしれないので、楽しみですね♪(^▽^)/ [写真提供:NASA] [写真提供:ロイター] [写真提供:NASA]
2005.08.13
こんにちは。植物が花を咲かせる時に働くとされ、長年謎だった花成ホルモン(フロリゲン)とみられる遺伝子を、京都大大学院理学研究科の荒木崇助教授(分子遺伝学)と阿部光知助手らが突き止め、世界で初めて発見したそうです。そして、この遺伝子で野菜や果樹の開花をコントロールできれば、需要に応じて花や実を付けさせるなど生産性向上の可能性につながるのではということです。この発見は12日付の米科学誌サイエンスに発表されました。約70年前、1937年に提唱された学説では、イネや小麦、アサガオなど多くの植物は、日照時間を葉で感じ、葉の中で花成ホルモンをつくると想定され、それが茎を通って芽に運ばれ発芽の形成を促すために、特定の季節に花が咲くと考えられていたそうですが、その実体は謎だったそうです。しかし、今回の発見はその正体をほぼ突き止め、開花の仕組み解明につながるのではないかということです。これまでにも、荒木助教授らは1999年、シロイヌナズナ(アブラナ科)を使った実験で、一定の日照時間があった場合に花芽をつくるスイッチとなるFTという遺伝子の働きを高めると極端に早咲きになり、壊すと逆に開花が遅れることを確認していたそうです。しかし今回は、このFT遺伝子が葉の中でたんぱく質を作る。→たんぱく質が芽に移動して別のたんぱく質FD( 全遺伝子約2万6000個から探しFD遺伝子と名付けた。) に結合。→結合したたんぱく質が花芽を作る遺伝子のスイッチを入れて花が咲く、という仕組みを解明。つまり、FT遺伝子は葉で、FD遺伝子は芽で、それぞれたんぱく質を作り、葉で2つのたんぱく質を結合させる実験で、花芽の形成が始まることを確認し、FT遺伝子が作るたんぱく質が謎のホルモンである可能性が極めて高いことを示したということです。 そして、荒木助教授は「同種のたんぱく質はイネでも確認し、他の植物にも共通するとみられる。照明や冷暖房を使わず、植物の開花をコントロールする方法の開発につながる」と話しているとのことです。花を咲かせるふたつのたんぱく質が解明され、イネでも確認されたことは、朗報ですね。さらに、開花のメカニズムの全容解明につなげていってもらいたいですね♪(^^) 稲穂
2005.08.13
こんにちは。アメリカの民間会社で月旅行を企画しているという記事をご紹介します。この民間会社はこれまで2人の民間人を宇宙旅行に送り出しているアメリカのスペース・アドベンチャーズ社(本社:バージニア州アーリントン)で、10日に月旅行を企画しているという発表がありました。月への出発は、早ければ2008年で、定員は2名。そして気になる旅費は、1人当たり1億ドル(約111億円)だということです。スペース・アドベンチャーズ社によりますと、ロシアの宇宙船「ソユーズ」を利用し、月の周囲を回って地球に戻るコースを設定しているそうです。地球からは見えない月の裏側を、月の上空約100キロから見学するということですが、月に着陸したり、月の周回軌道を回るわけではないそうで、旅行時期は、月の裏側に太陽光がよくあたる、地球上では新月の期間になるということです。スペース・アドベンチャーズ社のエリック・アンダーソン社長兼最高経営責任者(CEO)によりますと、会社では、月旅行に興味があり、代金が支払える資産家1000人以上を対象に重点的に売り込む方針だそうで、「民間人が個人で月に旅行できるのは、この企画だけ」と宣伝しているとのことです。スペースアドベンチャーズ社はこれまでにも、ロシアの宇宙船ソユーズを利用した宇宙旅行を実施してきており、2001年に米実業家のデニス・チトーさんが、2002年に南アフリカ実業家のマーク・シャトルワースさんが、それぞれ国際宇宙ステーション(ISS)を訪問し、宇宙旅行を体験しました。また、今年10月には3人目の旅行者として、米技術者で実業家のグレゴリー・オルセンさんがISSを訪問する予定だそうです。そして、この宇宙旅行の費用は、1人当たり2000万ドル(約22億2000万円)だということです。これまでに月へ到達したのは、米アポロ計画による24人の飛行士で、このうち、12人が月面着陸を体験したそうです。月旅行が民間会社で行ける時代になったことは夢ではなくなりましたが、旅費がまだまだ夢のまた夢ですね♪それと、月へは月面着陸しないと111億円もかけていくのにもったいないような気がしますね♪ CHISATO月面ペンダント-Full moon-
2005.08.12
こんにちは。90年近く科学者を悩ませてきた難問に対して、このほど武田幸作東京学芸大学名誉教授らが解明したという記事をご紹介します。この悩ませてきた難問とは、青いバラは存在しないのに、バラと同じ型の色素を持ちながらヤグルマギクはなぜ青い花を咲かせることができるのか、ということについてだそうです。植物は色素の結晶構造に単独でアントシアニンを持ち、アントシアニンは植物の種類によって赤、紫、青などの色を出すそうです。そして、ヤグルマギクのアントシアニンはバラと同じ型で、単独では赤い色だそうです。今までは、色が変わる理由として、花びらが酸性かアルカリ性かの違い(pH説)とか、色素に結合する金属イオンの違い(金属錯体説)などの説があり、90年近く議論が割れていたというのです。そこで、武田名誉教授らのグループは、ヤグルマギクの色素の結晶構造を調べて、単独では赤いアントシアニンという色素が金属イオンなどと複雑に絡み合い、青い色を出していたことがわかったということです。そしてバラにはこの複合体がないと考えられるそうで、この結果は11日付の英科学誌ネイチャーに発表しました。 まず、武田名誉教授らは、アントシアニンの色素を純粋な結晶にすることに成功し、そこにX線をあてて構造を詳しく分析したところ、アントシアニンに鉄、マグネシウム、カルシウムの3種類の金属イオンとフラボンと呼ばれる有機物が結合して、青い色を出すことを突き止めたということです。そして、バラは、何らかの要因で同じ複合体ができない可能性が高いのではということです。分かれていた議論に終止符を打った武田名誉教授は「金属イオンが色の変化に絡んでいるとの説は、もともと日本の研究者が提唱していた。これを証明できてうれしい」と話しているそうです。矢車菊は古代エジプトのツタンカーメン王の墓からも発見され、古代エジプトでは青い花が魔除けとされたそうですね♪(^^) [写真提供:ネイチャー](↑矢車菊の押し花です☆)
2005.08.11
こんにちは。野口聡一宇宙飛行士(40)ら7人のクルーを乗せたスペースシャトル・ディスカバリーが、米太平洋時間9日午前5時11分(日本時間9日午後9時11分)、代替帰還地であるカリフォルニア州エドワーズ空軍基地に無事帰還し、13日と21時間32分にわたるミッションを終えました。(^-^)//ぱちぱち シャトル発着基地となっている米航空宇宙局(NASA)ケネディ宇宙センター(フロリダ州)への帰還を目指しましたが、着陸を試みた8、9日とも天候が悪かったため断念となりました。エドワーズ空軍基地への着陸は今回を含めてシャトルが無事帰還した計112回の飛行のうち、50回目となるそうです。地上に降りた野口飛行士らは機体点検後、基地内で医学検査を受けたそうで、その後、エドワーズ空軍基地で9日午後(日本時間10日未明)、野口飛行士(40)ら5人が記者会見に応じました。野口飛行士は地球に着陸した瞬間の感想を聞かれ、「明日にも(国際宇宙)ステーションに帰りたいと思いました」と答えて、周囲の笑いを誘ったということです。また、 最も印象的だったことについては、3回目の船外活動で、相棒のロビンソン飛行士による初の船外修理を目の当たりにしたことを挙げ、「最初から最後まで、宇宙飛行を楽しみました」と繰り返したそうです。 さらに、忙しいスケジュールのなか、国際宇宙ステーションに滞在する2人とクルー全員を合わせた9人で、カレーライス、ラーメン、ようかんなどの日本食を食べたことも、「ほっとする思い出」だったと話したとのことです。一方、大気圏再突入後に空中分解したコロンビア事故後の初飛行とあって、「再突入は怖くなかったか」という質問が相次いだそうですが、野口飛行士は「コロンビアのクルーのことはいつも心にある。ただ、再突入の際は、自分の任務に集中し、カリフォルニアに着陸するまで、幸せな気分だった」と打ち明けたということです。そして、ディスカバリーのデッキにはコロンビアのクルーの写真が飾られているそうで、野口飛行士も亡くなった同期生飛行士が好きだった大リーガーのサインボールを持ち込んでいたということです。さらに、アイリーン・コリンズ船長(48)は「亡くなったクルーに思いをはせることで、かえって、我々は飛行をやり遂げ、今後も続けるぞという意思につながった」と話したそうです。 今回も断熱材がはがれる事故があり、シャトル打ち上げは当面中止されることになりましたが、4回目の飛行を無事終えたベテランのコリンズ船長は「命をかけた宇宙飛行などやめろ、という声もあるが、宇宙飛行は人類のためになる。飛行士はリスクを受け入れたうえ、挑戦する日を心待ちにしている」と、シャトル計画への支持を訴えたということです。クルーらは10日にテキサス州へ向かい、家族と再会する予定だと言うことです。また、ディスカバリーは16日にケネディ宇宙センターへ空輸される予定となっているそうです。NASAでは、次回以降のシャトル打ち上げを凍結していますが、グリフィン長官は、ディスカバリー帰還後の会見で、年内再開を目指すことを明らかにしました。無事に帰還出来て本当におめでとうございます♪そして、宇宙へ夢と希望を与えてくれた野口飛行士、「ありがとう ! 」そして、「お疲れさまでした !」 [写真提供:NASA]
2005.08.10
こんにちは。米航空宇宙局(NASA)は8日、野口聡一飛行士(40)が乗り組んでいるスペースシャトル・ディスカバリーの地球への帰還が、天候不良のため1日延期すると発表しました。そして、着陸予定地は8日と同じケネディ宇宙センターで、米東部時間9日午前5時7分(日本時間9日午後6時7分)に下り立つことになりました。ケネディ宇宙センター周辺は8日未明から雲が低く垂れ込めたそうで、着陸時の視界不良や降雨が予想され、NASAは1度目の着陸機会を見送り、シャトルは地球をもう1周しました。しかし、不安定な天候が続いたため、離着陸担当のリロイ・ケイン飛行管制責任者が8日午前5時(日本時間8日午後6時)過ぎ、延期をアイリーン・コリンズ船長(48)に伝えたそうです。9日はケネディ宇宙センターへの着陸機会が2度あるそうですが、難しい場合は、カリフォルニア州のエドワーズ空軍基地への着陸も検討するということですが、次の飛行に向けた点検と整備などがあるため、代替地に降りるとなると、ボーイング747型機で運ぶことになるそうで、輸送経費の節減のため、NASAでは可能な限りケネディ宇宙センターへの着陸を目指しているということです。ディスカバリーは宇宙に約12日間滞在する計画でしたが、国際宇宙ステーションへの物資の追加補給などのため、滞在を1日延長していました。また、シャトルは、大気圏再突入後はグライダーのように滑空飛行するため、地球への帰還は天候を慎重に見極めて判断するということです。ただ、燃料電池の寿命などから算出した予備日は8日時点で2日しかないそうで、10日までに帰還する必要があるということです。帰還が延期になりました。野口宇宙飛行士をはじめ、クルー全員がどうか無事に地球に戻ってきて元気な姿で笑顔を見せて欲しいですね♪
2005.08.09
こんにちは。アメリカのサンディエゴ動物園で2日深夜、パンダのベイユン(白雲、14歳)が赤ちゃんを出産したという記事をご紹介します。赤ちゃんの体重は約110グラムで、性別はまだ判明していないそうです。今年アメリカでの、パンダの赤ちゃんが誕生したのは、ワシントン国立動物園に続いて2頭目となりました。ベイユンは1996年からサンディエゴ動物園で飼育されているそうですが、出産は1999年のホアメイ(華美、雌)と2003年のメイシェン(美生、雄)に続き、3度目ということです。ベイユンは今年4月、つがい相手のガウガウ(高高、14歳)との自然交配に成功していたそうです。妊娠中の超音波検査で双子だと判明したそうですが、先月末の検診では1頭の心音しか確認できず、もう1頭は胎内で死亡したと見られるとのことです。専門家によりますと、パンダが双子を妊娠して、1頭が胎内で死亡して1頭しか出産しないのは、よくあることだそうで、ベイユンが2003年にメイシェンをうんだ際も、当初は双子の妊娠が確認されていたそうです。アメリカでは、サンディエゴ動物園のほか、ワシントン国立動物園とアトランタ動物園でもパンダが飼育されており、ワシントン国立動物園では7月9日に、メイシアン(美香、6歳)が雄パンダを出産したばかりです。また、アトランタ動物園では3月に、ルンルン(倫倫、7歳)が人工授精を受け、7月に妊娠の兆候を見せたと発表していたそうですが、擬妊娠だったことが判明したそうです。この赤ちゃんパンダの名前も100日後に中国が付けるのでしょうね♪(^^)
2005.08.08
こんばんは。スペースシャトル・ディスカバリーに搭乗している野口聡一宇宙飛行士(40)は米中部時間7日午前0時15分(日本時間7日午後2時15分)、折り紙やあやとり遊びなどを船内で撮影した約5分間のビデオを地上に送信したということです。そして、ビデオの中で野口飛行士は、日本人大リーガー7人のサイン入り野球ボールや折り紙のまりを投げた後、オレンジ色の折り紙で鶴を折ったり、ピンク色のあやとり糸で橋を作ったそうで、微小重力の船内で折り紙や糸がぷかぷかと浮かんでいる様子が映し出されたそうです。さらに、野口飛行士が電子ピアノを弾く様子も映されたそうですが、音声は流れなかったそうです。そして、ビデオ送信の終了後、白いワイシャツ姿の野口飛行士は「今、日本は夏休みですよね。特に日本の子ども達に将来、夏休みにどんな遊びができるのかなというのをちょっと考えてもらいたくて、こういうビデオを作ってみました。夏休みはまだ続きますけれど、宇宙のこと、それから皆さんの未来のこと、自分の持っている夢のことを考えて、楽しく過ごしてください」と日本語で子ども達に呼びかけたそうです。さらに、50年前に発射実験が行われた日本の宇宙ロケットの元祖であるペンシルロケットを取り出して、「50年前に打ち上げられたロケットをお借りして、国際宇宙ステーションに持ち込みました。大きな夢というのは実現するまでに、すごく長く時間がかかることがあります。このロケットも50年前初めて打ち上げられてから、ずいぶん長い時間かけてついに宇宙ステーションまで来たわけですけれど、皆さんの夢も長い時間をかけていつか実現するよう祈っています。それでは近い将来皆さんと直接日本でお話できることを楽しみにしています。さようなら」と結んだということです。ディスカバリーは米東部時間8日午前4時46分(日本時間8日午後5時46分)にフロリダ州のケネディ宇宙センターへ帰還する予定です。折り紙やあやとりで子供達に遊びから未来の夢を創造させていく野口飛行士の人柄がでていますね♪そして、糸川博士が作られたペンシルロケットの夢も実現されましたね♪
2005.08.07
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