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2009年11月19日

『身代金を３つのバイオリンケースに入れさせた誘拐犯は、
　なぜ誘拐した子供にタコヤキを食べさせたのか？』
“京都～大阪、２つの誘拐事件に試された父子の絆！！

内容
空き巣の現場検証が終わったあと、チャイムを鳴らす男がいた。。。
警察の方からやって来たという佐藤修平（蟹江一平）は、ガラスを修理すると。
が、、、そこに、池永副署長（船越英一郎）が現れる。
警察では斡旋をしていないことを告げ、“かたり商法”だと河原町署へ連行。
近藤警務課長（本田博太郎）とともに注意する池永だったが、

そんななか、河原町署管内で事件が発生する。
小学生の八木沼勇斗（西村天翔）が、誘拐されたのだ。
本部捜査１課特殊犯からも喜多川（中根徹）が応援にやってきて、池永に告げる。
バイオリンケースを３つ用意しろ。。。それが、犯人の要求だった。
指定捜査員として、池永佳子（田中美里）が指定。
八木沼家に捜査員が駆けつけ、身代金受け渡しの準備が進む。
ケースに二千万ずつ分割。。。指定の公園に持って来いということだった。
父・仁（冨家規政）と母・彩子（松岡由美）が持っていくと犯人から新しい指示。
父は車を運転して山の方へ、、母はショッピングセンターへ。。
そして公園に１つ。。ケースは分割された。
それぞれ捜査員が、追跡。。。すると母の方に現れたのは、佐藤修平！？

そのメールを見て池永は、奇妙に感じる。なぜ、、修ではなく“脩”なのか？
そのうえ、母は、犬探しで佐藤を利用したことがあり知っていた。。。。

一方、父は犯人の指示により、橋の上から投げ落とし金は強奪だれてしまった。
公園は無事。
どうも犯人の意図が理解できない。。

公開捜査はしていないが、ＳＡＴＯ貿易という大会社社長。
上層部からの連絡でやって来たという。。。。その明彦は、妙なことを話し出す。
なんと、、佐藤修平もまた、子供の頃、誘拐事件に被害にあっていた！！！

その後釈放された佐藤修平。。

数日後。。塚原秀樹（山内としお）という男が、撲殺死体で見つかる。
現場には“さとうしゅうへい”の名札。。。そして、誘拐事件のバイク。
犯人グループのひとりだと捜査本部は判断する。

そのころ、勇斗のズボンのポケットから、なぜか爪楊枝。
タコヤキを食べさせてもらったのか？
佳子が聞くと、食べたのは認めたが様子がおかしい。。

名前の字の違いが気になる池永が、父・明彦に話を聞くと。
修平は妻の連れ子であり、元々。。脩平だった。。
そして、実の父の名は、成田脩治（深水三章）だと分かってくる。
その顔写真は、、、、、２１年前修平が誘拐されたときの似顔絵と酷似。。。。。

池永の頭の中で、全てがつながる！

敬称略

浮かび上がる、、、お助けマン。
だが、、お助けマンも誘拐されたことがあった。。。。２１年前に。

何か、繋がりがあるのか？？？

というお話である。

離婚が生んだ、２つの家族。
新しい家族からの疎外感からか、誘拐事件に発展してしまう。
そこにあった、、優しさ。。。

それは、大人になり、、いつの間にか誤解へと変わっていく。

そして、、再び誘拐事件。。。
やはり犯人は、。。。
だが、実際は違った、ふたたび現れた優しいおじさん。。。

ほんと、ここまで２つの事件をうまく組み合わせましたよね。
過去と現在を混ぜるというのは、難しいものですが、

そこに、２人の人間の気持ちが描かれているからこそ
繋がりが明確になった感じだ。

親として子を想う。。
その一方で、親を憎む子ども

そして誘拐事件だからね！
感情の盛り上がりが重なっていき、最終的な結末は
涙ものですよね。。。

ひとりのゲストを中心にした２つの親子の物語。

感情の起伏も付け方も抜群でしたし！

前回は、演出的に傑作物語でしたが、
今回は、物語自体が、傑作だったと思います。

このドラマ。。
。。。。そっか、いくつかの部分のネタを消したことで、
第３シーズンになり、本当に良いドラマになってきましたね。

思い切った英断が、上手く回っているようだ。

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