とと姉ちゃん第５５回 | レベル999のマニアな講義

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2016.06.06

『常子、プロポーズされる』

タイピストとして、ようやく安定した収入を得た常子（高畑充希）は、
“月一度のおでかけ”という家訓を復活させる。
が、鞠子（相楽樹）美子（杉咲花）は、あまり乗り気ではなく。。。

敬称略

“今作って、何を描きたいんだろ？？？”

最近、そればかりが、頭をよぎります。

連ドラとして破綻しているだけで無く、

とりあえず、その破綻問題を、横に置いておくとするが。

次に感じるのが、

“何を描きたいんだろ？？？”

“朝ドラ”は、基本的に女性が主人公であることが多いため、

ひとりの女性の人生を描こうとしている可能性はある。

実際、最近の“朝ドラ”は、完全なオリジナルが少なく、

実在の人物をモチーフにしていることが多くなっている。

正直、だれを主人公にしようが、どうだって良いのだが。

問題なのは、それを描くことが出来ているのかどうか？である。

今作の場合、

なんとなく、描いているように見せているが、

完全な、群像劇。。。というワケでは無いが。

無理矢理、アレコレと描くだけで無く、無駄なエピソードが多く、

結果的に、主人公の影が薄くなり。

“主”どころか、“登場人物のひとり”状態になってしまっている。

本来“主”を置くことで、テーマがブレなくなるのだが。

アレコレと描きすぎて、何がテーマか分からない状態だ。

で。なんとなく、エピソードだけを紡ぐ。

だから、何を描いているのかが、サッパリ分からない。

主人公を目立たせろ。。。ってことではない。

活躍させろ。。。ってことでもない。

ただ単純に、主人公を物語の中心に据えて欲しい。。。

そして、主人公のキャラをハッキリと見せて欲しい。

ただ、それだけのことなのだ。

ただ、それだけで、“朝ドラ”は、必要十分。

所詮“朝ドラ”だしね。

でも、今作は、その程度のことさえ、全く出来ていない。

あくまでも

“ドラマ”としては、数字を取り続けている今作。。。“朝ドラ”ではあるが。

でも、作品としては、一番。．．．酷い。。。

酷評に値する状態になってしまっている。

ほんと、こんなの、よく放送するよ。

ＴＢは以下のミラーへお願いします

http://blog.goo.ne.jp/maxexp99/e/d6090436d7c9c5d6e9a16d2f77adeba5

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