タイムカプセル ~みんなと共に~

入院&手術

2004/06/29~2004/07/12 入院&手術

私は、2004年7月1日の朝に温存(1/4部分切除術)手術を受けました。
外科医はDr.K。入院中に田宮二郎に似ていると話題になった先生でした。
そしてDr.Kについている研修医のDr.Kajiにもお世話になりました。


入院&手術の経過を簡単に記載します。

06/29(火) 午前中にがんセンター受付で入院の手続きを済ます。
午後より、指定された病室に行き荷物整理などを行う。
病室には、昨日手術されたばかりの70歳のHさん、私と同じく今日入院されたNさん、もうじき退院予定の20代の方がいました。
みなさん、とても話しやすい方たちですぐに打ち解けることができました。
06/30(水) 今日は13:00からリンパシンチ(センチネル)をするために、1-5mCiの99mTc Sn colloidを注射しました。
この日は、同室のNさんの手術でした。私が検査からもどるとNさんは手術室から戻ってきていて眠っていました。
いよいよ明日は私の番と思うと、夜も眠れませんでした。

*リンパシンチ・・・手術前3~18時間前に1-5mCiの99mTc Sn colloidを局注し、手術前にリンパシンチを行う。リンパ転移がある場合、リンパ節に反応がでる。
07/01(木) 手術当日

昨晩はあまり眠れないまま朝を迎える。私の手術は10時開始である。
9時から手術服に着替える。
9時半に手術台であろうか?が運ばれてきて、この上に寝るように言われ横になると「今から手術室に向かいます」と言われ移動。
手術室に着くとDr.Kajiが「頑張ってね」と声をかけてくれたのを最後に麻酔を打たれた為か眠りにつく。

しばらくして眠りからさめるとDr.Kajiの顔が目に入ってきた。
「トマトさん、もう癌はすべて取りましたからね。手術中の検査では、リンパ転移はありませんでしたよ。」と言ってくれ、私は術前化学療法でリンパ転移が消えたんだと実感した。
その後は、病室に戻されるが尿管が入っているし、起き上がることも出来ないので本当に辛かった。
傷は痛み止めの点滴をしている為か全く痛みを感じなかったが、今後傷を見るのが怖いと思っていた。

後で知った事だが、私は手術が終わってから30分で目覚めてDr.Kajiと話しをしたらしかった。
07/02(金) 手術翌日をむかえる。
朝、Dr.Kがガーゼ交換に来てくれた。
Dr.Kは私のところに来るなり、「昨日はお疲れ様!腕も上がるよ」って言って手術した右腕を上げたのだ。
私は、手術後しばらくは腕は上がらないと思っていたので驚きを隠せなかったが、不思議と腕が上がり痛くはなかった。

そして、新しいガーゼにしてもらうために手術した胸を見ることになる。
胸は貼れている様だった、そして乳首が没落していたのである。私の傷は脇の下だけにある。これはDr.Kに注文したためであるが、それにしても乳首の没落のショックは大きかった。
その後尿管をぬいてもらいすっきりしたが、歩いてみると胸の傷がヒリヒリと歩く度に痛んだ。

*乳首の没落は手術後だけのことで、一ヶ月後にもとに戻りました。
07/03(土)~07/06(火) 入院生活はお見舞いの人が来ない時は、本当に暇暇です。
手術後2日でシャワーが許されたので、部屋についているシャワーを午後使用していましたが、それ以外の時間はインターネットとテレビを見ていました。
がんセンターは入院患者用のHPがあるので、そこで食事のメニューをチェックしたりもしました。

あんまり暇だったので、07/03の午後から病棟を少し歩きました。
その事で、今もお付き合いのあるユカリさん、T田さん、I岡さんと出会うことになります。
ユカリさん、T田さんは隣の病室に入院していましたから、出会ってからは隣の部屋がたまり場になりました。
みんな明るくてとても優しい人で、多少の年齢の違いがあっても、そんなもの関係なく何でも話せる仲間でした。
07/07(水) ドレーンが抜ける。
朝10:00より腕の上げ伸ばし運動がはじまりました。(退院の前日まで参加です)


チャイさんとつるさん、そしてあ○ぼので知り合った中村さんがお見舞いに来てくれる。
3人で19Fのレストランでお茶をして楽しく過ごしました。
中村さんは、メールのやり取りしか交流がなかったので本当にお会いできて嬉しかった。
みんなからお菓子とエプロンをもらいました。
「07/14に中華街オフ会があるので参加してね。」とチャイさんにお誘い頂き、退院後の楽しみも出来た。
07/08(木) この日は、私にとって待ちわびた日だった。みかちゃんと会える日だったからだ。
みかちゃんとはあ○ぼの会がきっかけで知り合う事ができた。患者会の名簿を見て私が電話をしたのだ。
その後も、メールをしていたが、とても前向きな子だと思っていた。
4時近くに来てくれたみかちゃんは、モデルさんのように綺麗な子だった。(その後、病室で綺麗と話題になる。)
19Fのレストランでお茶をして、彼女の話しを聞くことも出来た。
みかちゃんの様な子に会った時、乳がんになった人は希望がもてると思う。綺麗になれる、女らしくいられるって。
私も退院したら彼女のようになりたいと思った。楽しい時間をすごせた。
07/08(木) この日は、私にとって待ちわびた日だった。みかちゃんと会える日だったからだ。
みかちゃんとはあ○ぼの会がきっかけで知り合う事ができた。患者会の名簿を見て私が電話をしたのだ。
その後も、メールをしていたが、とても前向きな子だと思っていた。
4時近くに来てくれたみかちゃんは、モデルさんのように綺麗な子だった。(その後、病室で綺麗と話題になる。)
19Fのレストランでお茶をして、彼女の話しを聞くことも出来た。
みかちゃんの様な子に会った時、乳がんになった人は希望がもてると思う。綺麗になれる、女らしくいられるって。
私も退院したら彼女のようになりたいと思った。楽しい時間をすごせた。
07/09(金) がんセンターには乳がんの患者会がある。
私もそこで何人かの方々と交流することができたが、その中でもとくに仲良くしてくれた植田さんが顔を見にきてくれた。
美味しいかりんとうを持ってきてくれて、雑誌も持ってきてくれた。
雑誌は、Hさんと入れ替わりで入院してきたKonさんのモノとなってしまう(笑)
Konさんは30代の女性で4歳のお子さんのママでもある。早期乳がんであったが、抗がん剤治療を考えているという。
入院中の暇な時間を利用して、とても勉強されていた。
かりんとうは隣の病室の仲間とありがたく頂いた。
07/10(土)~07/11(日) Dr.Kに外出許可を頂き、銀座に遊びに行きました。
ずっと、病院に閉じこもっていた事、そして夏という事もあり外に出たら立ちくらみにあいました。

でも、病院から1歩出ると開放された気持ちになり嬉しかったです。
日曜日はいよいよ退院。入院生活も終わりです。
07/12(月) 退院
2週間後にDr.Kに病理結果を聞きに病院に来ることになりました。
(けど、実際病理が出たのは一ヶ月くらい後です。)




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