こんばんは。ともに歩こうです
今夜は前々から親友Mと約束していた 落語会 に行ってきました。
柳家花緑 さんという方の独演会です。
Mが大好きな落語家さんです
私は仕事の終わりが遅かったので,40分ほど遅刻。
3話のうちの1話目の途中から入りましたが,それでも面白かったです。
演目は以下。

(毎度の如く,写りが悪くて恐縮です・・・。)
演目の1番最初のものは,前座の方がお話されたらしい。
で,何が 泣けた って,中入り後の最後のお話。
簡単に言うと,吉原の一番人気の おいらん 高尾 に一目惚れをした
真正直な きゅうぞう という男が,おいらんを嫁にしたいと思い立つ。
職場の親分に話すと,お前の身分でありえないと言われるが,
あまりにも肩を落としたきゅうぞうを見て,「金を払えば会える」 と言う。
そしてきゅうぞうは,18両という金を3年間働きに働きぬいて貯め,
周囲の協力もあって運良く会いに行き,一晩ともに過ごすわけです。
で,朝方,おいらんに 「今度はいつ会いに来てくれるの?」 と訊かれ,
きゅうぞうは 「3年後だ」 と言う。
きゅうぞうは,再び会うためにまた3年働いてくると言う。
おいらんは最初,きゅうぞうがお金のない人間だとは思わなかったので
信じない。そこできゅうぞうは今までのことをすっかり話した。
すると,おいらんは心を打たれて,年季が明ける来年の3月に
きゅうぞうの嫁になると言い,めでたくその約束は果たされた。
というお話。
もうね,いつ会いに来るかと尋ねられたきゅうぞうが,
「3年後」 って答えたときには,本当に泣けた
こいつはたった一晩会いたいがために,3年費やすのか,と。
どれほどの情熱なんだと。
3年経ってやっと会えて,また3年後に来るって,凄いなと思った。
それに,なんだか きゅうぞう に,自分の姿を重ねてしまって,
3年も待たなきゃならないのか,という 悲しみ と,
待てるのだろうか,また,相手はどうなっているだろう,という 不安 と
願いが叶ったときの 喜び が重なって,更に泣けた
こうして日記を書いている今も泣ける。
初めて生で見た落語でこんな話とは,タイミング的に気になった
M曰く,何の話をやるかは当日まで分からない,だそうだ。
確かに,今日の演目も全然知らなかった。
演目を訊いたところで分かるのは 「じゅげむ」 ぐらいのものだけど(笑)
そうそう,花緑さんは写真で見るより男前だったし,
話も上手で,とても面白かった
それにしても,「紺屋高尾」 は,本当に泣けたお話だった
Yにはいつ会えるのだろう・・・。
Sちゃんと科学未来館へ 2010年05月03日 コメント(3)
とうとう決めたぜぃ♪ 2010年03月05日 コメント(5)
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