先日他界した父は,ある宗教をやっていた。
生前父は,母と私にもやるように勧めていた。
だけど,母も私もやらなかった。
母が断る理由はよく分からないが,私は面倒だった。
定期的に集まって,お経を唱えたり,勉強したり。
恐らく,良い教えなんだと思う。
だから大きい団体にも発展したと思うし。
だけど,私はそういう縛りみたいなものが嫌だったのだと思う。
それに,仏の教えを純粋にちゃんと体得している人は,
お坊さんでも少ないのだろうと思う。
宗派間で他宗教を否定する言葉が出るからだ。
相手の悪い部分を否定するのは誰でもできる。
その悪い部分を,どう理解していくか,
私は,そこに 仏の慈悲 を思って考えていく宗教家がいるなら
会ってみたい。
父が入るお墓のあるお寺の住職さんは,
金取り主義ではなく,理解ある良いお坊様だと思う。
だけど,やっぱり 『人間』 という限界 を持っていると感じた。
だからあの人は,
お釈迦様とか仏様の教えを伝える専門家であっても,
自ら実行していくことは難しい人なんだと思った。
お経を唱えて魂を鎮めてくれるのは凄いことだし,
一般人よりは,慈悲のある人なのかもしれないが・・・。
(ちなみに,父はこのお寺の宗派とは違う団体だった。)
だから結局, 宗教や宗派ってなんだ?? と思う。
「心が大事だ。」
なんて言ったとしても, 言うは易し 。
心が大事なら,どこの教えが一番だなんて
あまり関係ないように思う。
宗教は,悪くないと思う。
(悪徳商法を行なうようなのは別として)
その人が生きていく上で,支えになるものだろうと思う。
人の社会性に良い影響を与えていることもあると思う。
だから,宗教を否定しない。
どの宗教宗派にも,大切な役割がある,教えがある,と思う。
でも,それを行なっていく,伝えていく人間たちは,
やっぱり 「人間」 という限界を超えられないように感じる。
だから,私は 神仏を大切に思いたい し,
教えを伝えてくれる お坊様等の宗教家の方をとても有難く思う が,
特定の宗派に所属しようとはあまり思わない。
Sちゃんと科学未来館へ 2010年05月03日 コメント(3)
とうとう決めたぜぃ♪ 2010年03月05日 コメント(5)
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