豚の広場

豚の広場

リラックスと身体のコントロール


これは、いわゆる泳げるという人々の中にも本当に身体をコントロールできない人を見つけることがあり、水泳指導者として、もっともっときを付けなければならないことに気付き、そして、生徒さんに申し訳なく思う。(結局、指導が悪いから身体のコントロールを出来ないがクロールは泳げる<形だけは>というような結果になる・指導者は心しなければならない.!)

けのびで浮く 両手を前に伸ばし、身体を水面に水平に浮かせる。
その後身体を浮かせた状態で身体を180度向きをかえる。うつぶせのまま前向きに進んでいる状態から進行方向の逆に身体を移動させる。(こまのように回る)

結構出来ない人が多い。
一番多いのが両手を右にかくと同時に頭を右に持っていく人。
これは明らかにおかしい。がっ 多い! 水の流れと自分の身体の感覚がわかっていないのである。本来水が流れた方向と反対側に身体は進む。だから手を描いたほうと反対側に頭を持っていったほうが身体は反転しやすいのだ!

また。バタ足を打つ人も多い。その場で回る場合バタ足を打つと回る円が大きくなってしまう。これは怖い→とにかく前に進む→立つ場所にいけるという今までの指導の問題点を浮き彫りにする。
怖いけどバタ足を打つと前に進み、とにかくまっすぐ泳ぐという指導においては身体をコントロールするのではなく、早く前に行くことだけに終始し、身体のコントロールを覚えるのではなく、とにかく前に進んで今の泳げないという現状に背を向けるだけの結果に他ならない。

身体を回すという行為をする時にあなたの身体はどうなっていますか?
小さく身体を丸めているでしょうか?
出来ない人は身体を伸ばしたまま回ろうとします。これも明らかに身体をどうすれば動きやすい。抵抗をどう受けるということを自分の身体で覚えていないんです。
これでは困ります。何をか?

じゃ
イメージしてください。
あなたは湖のほとりを散歩しています。突然突風が~
というまもなくあなたは湖に転落してしまいました。
浮いてきたら向こう岸がはるか向こうに見えます。
こんな時あなたはどうしますか?
向こう岸まで泳げはいいのですか?
普通は状況を判断して一番近い場所にたどり着いて上がれなくても岸に近くつかまり、助けを求めるべきでしょう。
でも 方向転換が前述のように出来なかったらどうします。
まだ長い時間浮けるようになってれば良いですが・・・・
今までの指導で、とにかくバタ足を打つこと。それもリラックスして打つのではなく、とにかく溺れたくない!早く立ちたい!ということでキックを打っていた人は多分パニックになるでしょう。

身体をコントロールできない(方向転換できない)人は向こう岸まで泳ぐしかないのです。でも自然の水はプールの用に浅くありません。波があるかもしれません。流れが・・・・・25mでもありません。下手するとアメリカまで泳がなければならないかも知れないのです。

あなたは方向転換できますか?本当にリラックスしていますか?
本当に泳げますか?



© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: