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悪の殺し文句向谷匡史幻冬舎われわれは「人間関係」の中で生きていかなければならない。ビジネスであれ、恋愛であれ、人の心を絡めとる技術なくして勝ち組にはなれないのだ。この本は、ホストやヤクザなどの、「殺し文句」の実例と実践心理術について紹介されている。気になったことばは「自分の中の引っかかり」に記載するが、あまりきれいではないことばであっても、人間の心理の的を得ているような言葉が数多く書かれているので、結構勉強になる。自分が使えない、もしくは使わない言葉だとしても知っているだけで、相手とのやりとりで気持ち的にゆとりをもって対応できる気がする。こういう見方も知っておいては損しないだろうなと思わせてくれる本。自分の中の引っかかり・感謝の言葉でコロリと殺す 「あなたと出会えて、この仕事をしてよかった」・客観的な視点でヨイショする 「人から、やさしいといわれませんか?」・漠然としたメッセージでタネをまき、発芽させて刈り取る 「この次は仕事抜きでお会いしたいですね」・責めずに、救いの言葉で信者にする 「あなたが悪いんじゃない」・答えにならない言葉で、逃げ道をつくる 「全力を尽くします」・将来をチラつかせてトドメを刺す 「損して得取れ」・後ろ盾をつくって力を蓄え、出る杭になる 「私には荷が重いので、ご指導をお願いします」・気持ちよくしゃべらせ、最後に真意を問う 「要するに何が言いたいんだ」・期待をかけて、相手を精神的に縛る 「あんたのこと、信じてるよ」
2009.04.15
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眼力齋藤 孝大和書房カリスマと呼ばれる人間たちは自分たちだけの確固たる判断基準を持っている。その基準に則って人をふるいにかけている。それは広く世間に流布されているような、受け売りの判定基準ではなく自分の経験知で得た基準だ。この独自のものさしを持つことが、仕事や人間関係でいかに強力な武器となるかはいうまでもない。この本ではカリスマたちの「眼力」の基準を紹介している。実際に読んでみて、なるほどなあと思えることがいくつかあったが、その中でも、カリスマ眼力者とは、具体的かつシンプルな基準を示すことができる人のことであり、かつ、その基準は実際に検証可能でなければならない。ということが響いた。著者のいうとおり、物事を単純な形で示して、それが結果として目に見えるのであれば人はついてくるだろうなと思う。目指すべきところはそこであり、そのためには自分が何をやっているということをちゃんと意識した上でひたすら量をこなしていく。そうすることで、自分の中に揺るがない基準がつくられ、その基準で生きてくことで充実した人生を送っていく・・どの分野で量をこなしていくかということは自分の判断になるが、今後の人生において「自分の基準をつくる」という方向に意識付けをもらえた本だった。自分の中のひっかかり・「明晰な意識で数をこなす」集中力が一流のプロになる条件・自分の中に原点を作るのが、プロの、否、プロに限らずすべての 上達のコツである。 そうした内なる基準を作るためには、必ず条件を一定にしてトレーニング することだ。 ゴルフで言えば、フォームやグリップなどをころころ変えていると、 身体の中に基準ができない。・人が伸びていくときに必要な資質として私が真っ先に挙げたいのは、 「自分を肯定できること」である。どんな状況でも、 「自分はやり遂げられる」と思えることが、伸びる資質としては、 大変重要だ。 だが、・・客観性というものがまったくない中で自信だけがヒートアップ していくのは苦しい。 ・・自己客観性というのは、ある領域の中で、自分はいったいどこの ポジションにいるのかを認識する力である。 自信を持つと同時に、冷静な客観性で自分のポジションを把握することが 必要だ。・リーダーには使命感や倫理観はもちろん必要だが、最大の条件は、 企業を正しい方向に導く目標設定能力があることだという。・化けさせるには、待つか、それとも追い込むかという選択が必要だ。 個人的な意見としては、私は、化けさせるには追い込むのがベストだと 思っている。・いまだ当の競技者が実現していないスタイルが見えて、 その人の持っている最良の資質を発揮させるための通り道になるコメント が言えれば、その人は眼力があるということになる。
2009.04.14
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先週の話になるが今年も千鳥ヶ淵の桜を見に行くことができた。 毎年行っているから行くたびに一年がたったんだなあと感じる。 今年はこれまでとは違って公園の道が整備され、広くなっていたのでより多くの人が桜を楽しめるようになっていた。 柵が新しくなっていたり、今まで何もなかった場所にベンチができたりとより観光客向けにいろんなところが新しい。 新しくなることは悪いことではないが個人的には昨年までの、狭くて昔ながらの道がよかったなあと思う。 自分的にはこれまでと変わらない風景を期待していただけにちょっぴり悲しい気持ちになった。 とはいえ世の中のすべてのものは移り変わっていくもので、こういう中で楽しく生きて行くにはこちら側が柔軟に受け入れていかなきゃなのかなって思う。 同じ場所なのに毎年感じることは違う。来年もまた行ってみようっと。 P.S.自分の感じたことばかりで桜の話はしてなかったけどもちろんすばらしかったです。
2009.04.11
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見抜かれないウソのつき方酒井 和夫インデックス・コミュニケーションズ精神科医の著者がウソは決して悪いものではなく、人間が生きていくために不可欠なものであるということについて具体的な場面など例を挙げながら説明している。古くから日本では、「ウソつきは泥棒のはじまり」とか「ウソをつくとエンマさまに舌を抜かれる」などと言われ、日本人はウソをつくことを極端に嫌う民族である。しかし、「ウソは悪いこと」と考える一方で「建前と本音」という伝統もある。だからウソと真実はどちらも必要なものであって、両方をうまく使うことで、よりラクな気持ちで人生を送りましょう。というようなことをこの本で言っている。ウソは悪いというイメージが定着しているのもあって、なかなか受け入れるのは難しいかもしれないが、自分のことを振り返ってみると誰かを守る、傷つけないためのやさしいウソということもあるのを感じているし、むしろウソはよくないと思い込むことで、自分に重荷を課しているような気がする。この本を読んで、少しだけでも真実とウソは両方必要と思えるとだいぶ気持ちは軽くなるのではないかと思う。勉強になった本。自分の中のひっかかり・ほめる、強く信じてる・・で夢は実現する。・遅刻したら必ず「言い訳」が必要。・終わりよければすべてよし。・過去や現在の顧客ではなく、未来の顧客に目を向けられる企業 にしか将来性はありません。あなたは現在の顧客にウソをつく 必要があるのです。・「あなたと同じ」というウソで安心する。・「いつも正直」には挫折が待っている。・儲け話は必ずウソである。・ウソも1000回言えば真実になる。
2009.04.10
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プロフェッショナル仕事の流儀(13)茂木健一郎&NHK「プロフェッショナル」制作版編NHK出版弁護士 村松謙一、漫画家 浦沢直樹、コンピュータ研究者 石井 裕のインタビュー番組を編集して本にしたもの。タイトルに「仕事の流儀」とあるように、その分野の第一人者たちの仕事への取り組み姿勢や生き方について本人たちの言葉を交えながら書かれている。やはりプロと呼ばれる人たちは自分の言葉、ものさしをもっておりカッコいい。その中でも自分が感じたこととして、この本で登場している3人は一般的にみるとみな充分成功しているのに、走り続けていることが気になった。石井さんの言葉で、「実現させたい夢はいっぱいある。でも本当に仕事をできる時間はあまり残されていない。だから走るんです。」という言葉があって、結局自分が実現させたいことがあるから走っているわけで、本人からすると苦痛ではないのだなと、自分の意志とはかけはなれたところで無理しているわけではないのだなと思った。それってやっぱり自分が何が好きで、何にはまっているのかをちゃんとわかったからこそなのかな。今の自分もだんだんと進みたいと思う道が見えてきているのもあり、その先にいる人たちの言葉にわくわくしてくる自分がいる。彼らの世界に少しでも近づけるように自分なりに突き進んでいこうと思わせてくれた本だった。自分の中のひっかかり・窮地を救うのは「正直」。・気を抜いたらいつでも転げ落ちてしまうという恐怖から逃れるために、 仕事をこなしているのかもしれません。 ・飢餓感と屈辱感を体験してもらい、それをポジティブなエネルギーに 換えるエンジンをいっしょにつくり上げる。・自分に対して劣等感を持つことが、最も危険。 自分を信じて闘うことが大事なんです・プロフェッショナルとは、 「困りきって私どもを頼ってきた方々を見捨てない。 守りきる。何としてでも守りきるという強い使命感、 これが一番大事な部分だと思っています。」(村松謙一) 「締め切りがあること。そして、その締め切りまでに最善の努力を する人のことではないでしょうか」(浦沢直樹) 「自分がこの世からいなくなったあと、その未来の世界にどういう いい影響を与えられるか、インパクトを残せるか。そこまで真剣に 考えられる人」(石井裕)
2009.04.09
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100%人に好かれる聞く力齋藤 孝三笠書房「聞く力」をつけることで「生きる力」をアップさせていこうという趣旨のもと「聞く力」とはどういうものなのか、「聞く力」を鍛えるには何を意識してどのように行動していけばいいかということについて書かれた本。「聞く力」がつけば好感度はあがり、人間関係がよくなっていくだろうというのはタイトルからして何となくわかったが、自分的には、・「気づき」をプレゼントするということと、・相手に言葉を拾わせるということが印象に残った。自分が相手のいいところに気がついたとき、なるべく言葉にしたいという気持ちはあるが、それを「気づきをプレゼントする」という表現に短い言葉で的確に示してあって自分もこの言葉は使いたいと思ってかなり印象に残った。あとは、「聞く」という姿勢を示すうえで、相手がまったく入り込めないような話をするのではなくて、相手に言葉を拾わせるというスタンスも持つのも大事だということが、なるほどなと自分的に響いた。年を重ねるごとに人と会う機会がどんどん増えているので、「聞く」ということに対して意識しようというきっかけになった。自分の中のひっかかり・聞き出す力とは相手の能力を引き出して、幸せにする力である。・「聞き上手」ということは、拒絶しない、受ける感覚が優れていることだ。 合気道という武道では、相手の力を受け、技をかけていくが、 聞くときも同じである。相手の文脈に添って話を受け、そして 方向をずらしていく。・聞く「構え」の基本は、「添いつつずらす」・会話で地雷を踏まないためには、人の心のこだわりを見抜くことは、 大変重要である。だから寄り添うときには、その人の劣等感や優越感の 所在を、まず最初にはっきりと意識することだ。・「気づいた」というプレゼントを贈る ・・気づくということは、相手から贈られた知識のプレゼントである。 気づいてくれる人がいたということで、自分の知識や経験が無駄に ならなかったという感覚が持てる。・本当に話のうまい人はあいてに言葉を拾わせに来る技術があるように思う。
2009.04.08
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100%人に好かれる聞く力齋藤 孝三笠書房眼力齋藤 孝大和書房見抜かれないウソのつき方酒井 和夫インデックス・コミュニケーションズ悪の殺し文句向谷匡史幻冬舎プロフェッショナル仕事の流儀(13)茂木健一郎&NHK「プロフェッショナル」制作版編NHK出版
2009.04.07
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