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2007.05.03
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カテゴリ: 感銘を受けた本
痛快!憲法学

集英社インターナショナル

日本国憲法についての話。
憲法が成立までにはどういう経緯があったのか
ということをヨーロッパの歴史からひも解いている。

この本はかなり影響を受けた。
またいつか読み返そうと思う。

内容が多くて、

まずは、

憲法が成立するまでにまず、民主主義と資本主義の考え方
が必要になってくるのだが、
それはキリスト教の予定説からすべて始まっている
ということ。

予定説が生まれるまでにも事件やらいろんな歴史があったが、
世界史ががらりと変わるのは予定説がでてきてかららしい。

中世ヨーロッパでキリスト教の予定説とは、
一言で言うと、人間は最初からすべてが予定されている
という考え方で、そこから、すべては神様の決めたことである、と
王や貴族たちを恐れなくなり、革命を起こしていく。


始まっていているので、キリスト教がベースになっている
ヨーロッパ人は「契約」ということを特に重視している。

それらの考え方が浸透していくにつれて民主主義、資本主義
の国ができあがっていき、
そして国家権力をしばりつける契約として憲法がつくられた。



自分の中のひっかかり
・私の見るところ、日本国憲法はすでに死んでいます。もはや現代日本には民主主義
 もなければ、それどころか資本主義もない。日本国には憲法はない。
  したがって、すべての改憲論、護憲論は現状においては無意味であるというのが
 私の結論。

・カルヴァンはキリスト教の唯一にして最高の聖典、聖書を徹底的に研究し、そこに
 書かれていることを元に思索を深めていき、ついに1つの結論に達した。

 その結論とは、「予定説」なるものです。
 この予定説こそが、絶対王権にとどめを刺し、そればかりか民主主義を生み出すこと
 にもなった。まさに世界史を変えた思想です。

・予定説の考えによればそもそも人間はどんなことをしようとも、絶対に救われない
 存在なのです。

・予定説の論理でいけば、人間の一生はすでに神に定められています。
  ということは、今、自分が予定説に出会って、それを信じている
 というのも、神が定めたことであるに違いない。

 だから、予定説を信じてプロテスタントになることだけでも、
 あの絶対にして万能の神様のお導きがあったればこそ。

 そこに「神の予定」を感じるではありませんか。

 「自分はひょっとしたら神から選ばれた人間なのかもしれない」
 そう考えると、あまりの光栄に体も震えてくるというものでしょう。

 だからこそ、カルヴァンの予定説を信じたプロテスタントは
 熱狂的に神を信じました。

 しかも、その信仰心はどんどん篤くなる一方。決して信仰心が
 冷めることがないし、加速度的に信仰心は増していく。

 これが予定説を信じている人の特徴です。

・日本人がいつまで経っても、ヨーロッパ文明を理解できない
 のは、キリスト教の存在をあまりに軽視しているからです。

・旧約聖書とは要するに、神様との契約を破ったら、どんな
 ひどい目に遭うかという、その実例が「これでもか、これでもか」
 と書いてある本なのです。

 したがって旧約聖書の教えというのは、「こんな目に遭いたくなけ
 れば、神様との契約を守りなさい」という1点、ただそれだけ
 なのです。

・イエスは十字架にかかることで、神様との契約を改訂して新しい宗教
 、つまりキリスト教をうちたてます。それにともなって、新しい
 聖典が作られた。それが新約聖書です。

 「新約」というのは、新しい契約と言う意味です。

 従って、旧約聖書を聖典にするユダヤ教も「契約の宗教」ですが、
 キリスト教も「契約の宗教」。

・イスラム教は、マホメッドがユダヤ教やキリスト教の欠点を徹底的に
 研究してつくり上げた宗教ですから、その意味で、非常によくできた
 宗教だといえます。

 世界的に見ると、イスラム教の信者が今、もっとも増えている
 のだそうですがそれも当然のことです。

 しかし、そのイスラム教を信じている限りは「人間同士の契約も
 絶対である」と言う観念はうまれない。

 したがって、近代資本主義も近代民主主義も成立しない。

 そこが現代イスラム世界の抱えている最大の問題と言えるでしょう。

→イスラムの神様は旧約の神様ほど、契約違反に対して厳しく
 ないし、短気でもない。イスラムの神様は寛容なのです。

・・イスラム教徒が何か悪いことをして反省する際には、
 同時に「アッラーの思し召しによって」、どうぞお許しいただけ
 ませんかと神様のお慈悲を願う。

 するとアッラーはまことに寛大な神様ですから、「これから
 は気をつけろよ」と許してくださる。






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Last updated  2007.05.03 10:03:48
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