としのすけのワインハウス

としのすけのワインハウス

2008年01月

ベンティスケーロ・カベルネ・ソーヴィニヨン・グラン・レゼルヴァ(2003)
2008/01/01 自宅にて

思い返せば10/31、「自宅でワイン」復活第一弾が、ベンティスケーロ・カベルネ・ソーヴィニヨン・グラン・レゼルヴァ(2003)でありました。
何かとしのすけとの因縁でもあるのでしょうか?(笑)

以前も書いたとおり、ベンティスケーロ・ワイナリーは、チリ、アグロスーパー・グループの新しい挑戦とし て1998年に創設されたワイナリーで、カサブランカ、マイポ、コルチャグアに自社畑を所有、ブドウの栽培からボトル詰めまで100%自社で行っています。

変形重量級ボトルに長め(5センチ級)のコルク、上げ底もしっかり。
モンテスアルファを重くして赤土の香りを無くしたような、チリの力強さとソフィスティケートされた上品さを併せ持つの優良銘柄であります。
樽・チョコ・ガッツンのお味は、お節にはちょっと強烈過ぎますが、気分転換の激辛カレーにはなかなかの相性でした。(^^;)

HP:8+


★ネット販売はファインワインクラブだけ!★[2003] ベンティスケーロ・カベルネ・ソーヴィニヨン・グラン・レゼルヴァ

今年も、楽しみながらワインを飲んでいこうと決意。
新春第一本目は、大変結構なお味でございました。(笑)
パイパー・エドシック・ブリュット(NV)
2008/01/02 Y亭(母屋)にて

近しい親族が集まっての夕飯、お節の残りやらなんやらで楽しい夜の宴が開催されました。
で、とりいだしましたのがパイパー・エドシック・ブリュット(NV)でございます。
この銘柄のシャンパーニュは初めてでしたが、お正月のおめでたい席ではやはり泡が良かろうということで、味見もなしでいきなりの本番登場でございます。

このシャンパン、「カンヌ映画祭の指定シャンパン!」という触れ込みであちこちに紹介されていますね。
マリリン・モンローが愛したシャンパーニュとして有名なのだそうです。
1785年、フロレンス・ルイ・エドシックにより創業され、フランス王室をはじめ 14の王室御用達シャンパンとして名をはせているのだそうです。

エチケットが結構安っぽい派手な赤。
確かに目立ちますが・・・どうかなぁ・・・(^^;)
味わいは、フレッシュで酸味が印象的。
柑橘の中でも、レモンに近い酸味があります。
少し温度が高めだったのと、グラスが普通の「コップ」だったので、やや味がボケボケになってしまいましたが、それでもお節とともに美味しく飲めました。(笑)

HP:8


【ワイン・スペクテイタ4年連続の高得点!】パイパー・エドシック・ブリュット 正規 750ml

なんだか最近、ちょっと泡が多いみたい。
決して好んでいるわけではないのですが、やはりお目出度い席とか、カッコつけなければならない席では泡は重宝しますね。
パイパー・エドシック・ブリュット(NV)、「これって、ちょっと酸っぱいんだけどさぁ・・・爽やかで良いかと思って」みたく知ったかぶりをしてチョイスすると宜しいかと。(笑)
シャトー・レ・ルイユ(2005)
2008/01/04 自宅にて

タカムラ厳選金賞6本セットの中の1本です。
グラン・ヴァン・ダキテーヌ・ボルドー2006金賞とのこと。

コルクが集積の安っぽいものなのに少しガッカリ。
でも、色合いがしっかり濃い紫なのと、赤系果実の香りがしっかりたっているので、まあ合格かなと。(^^;)
ブラックベリーやカシスのニュアンスもあります。
タンニンは意外なほどにまろやか。

HP:7


シャトー レ・ルイユ 2005

普段飲みのボルドーとしては申し分ないと思います。
果実味で飲ませる比較的シンプルなタイプですので、いろいろな料理にも合いそう。
ラ・フルール・ド・ブアール(1999)
2008/01/09 自宅にて

今日は久しぶりに奮発してラ・フルール・ド・ブアールを開けてみました。
本当に久しぶり・・・って言うか、過日ワインセラーを掃除?していて見つけ、虎視眈々と狙っておりました。(笑)


アンジェリュスのオーナーが所有パーカーポイント90点![2004]シャトー・ラ・フルール・ド・ブアール750ml[2004]Chateau La Fleur de Bouard

このワインは、ラランド・ド・ポムロールという新興のアパラシオンにある蔵で、1999年から元アンジェラスのユベール・ド・ブアール氏が完全に管理するようになったファーストヴィンテージです。
以前これを好んで飲んでおりましたが、それが2003年くらいだったかと思うので・・・ずいぶんセラーの中で寝ていてくれたもの。
そう言えば、その昔某西麻布界隈で、ル・パンと飲み比べしたなぁ・・・

オシャレなシルバーのキャップシールが素敵です。
一方のエチケットはイマイチ?(^^;)
コルクは5センチ級ながら大変上等です。
最近、こういう上等なコルクをなかなか見なくなってきたなぁ・・・
染み付きも殆どないので・・・これは30年は持ちますね。

色は濃いのですが、エッジが少し赤茶けてきており、ゆっくりながら熟成が進んでいるものと思われます。
そして香りがなかなかに素晴らしい!
上等なメルローの香りです。(笑)
具体的には、濃厚なリキュール漬けの乾燥フルーツがタップリ入ったフルーツケーキ。
甘さを抑えたイチゴジャム、ブルーベリーやカシス、上品な樽、チョコレート、スミレ等々、香りの宝石箱や~。
グリセリンを感じさせる甘みと樽から来るヴァニラが、少しミルキーを感じさせる瞬間もあります。
そして、特徴的なのがフィニッシュにくる酸味。
顎に絡みつくような長いフィニッシュで、タンニンと酸味のコンビネーションが絶妙です。

HP:9

いいワインですね。
もう少し厩の香りが出て、タンニンが丸まって、果実味が枯れてきたら、それこそ素晴らしいワインになると思います。
10年後くらいにまた飲んでみたい!
まだ手に入るのかなぁ?(^^;)

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1999年はもうないみたいですが、若いビンテージなら手に入るようですね。
シャトー・ラリー(2005)
2008/01/14 自宅にて

今日は、シャトー・ラリー(2005)。
パリ農業コンクール2006金賞ワインです。
AOCはボルドー。


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コルクは4.5センチでなかなか上等です。
上げ底は中くらい。
ボトルの重さも普通です。
開栓すると、やや酢酸臭があり、その後赤系を中心とした果実の香りがします。
色は、若々しいルビーレッドで、ミディアムボディーを予感させる濃さです。
グラスからの香りは、やはり酢酸臭が気になりますねぇ・・・
これはちょっといただけない。
それをやり過ごせば、ブルーベリー、酸味のある果実(何だろう?)の香りです。
口に含んだ第一印象は「酸味」の強さ。
これはかなり特徴がありますね。
スモモとか、ユスラウメとか・・・酸味の強い赤い果実系統のニュアンスが支配的です。
タンニンはかなり暴れているのですが、しっかりしていて、強烈な酸味と辛うじてバランスしています。

HP:7

美味しいワインとは言い難いかもしれませんが、酸味の好きな方には良いかもしれません。
開栓してしばらくは酢酸臭が強いので、早めの開栓&デキャンタージュをお勧めします。
べンティスケーロ・カベルネ・ソーヴィニヨン・グラン・レゼルヴァ(2003)
2008/01/18 自宅にて

今日も、最近のとしのすけ邸ハウスワイン?べンティスケーロ・カベルネ・ソーヴィニヨン・グラン・レゼルヴァ(2003)でございます。


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以前のモンテス・アルファのような頻繁な飲みっぷり。(笑)


モンテス アルファ・カベルネ・ソーヴィニヨン 2005

変形重量級ボトル
5センチ級上等なコルク
上げ底もしっかり。
お味はもちろん、洗練されたチリの力強いカベルネ・ソーヴィニョン。
樽もチョコも赤・黒の果実もちゃんと自己を主張し、繊細で甘み・酸味のバランスのとれた収斂感が長く持続するフィニッシュ・・・
大変シアワセであります。(笑)

HP:8+

このワイン、チリとかアルゼンチンのワインを「イマイチ」と感じていらっしゃるカベルネ・ファンの方には是非一度飲んでみていただきたいですね。

チリのカベルネ(チリカベ)を探す
アルゼンチンのカベルネ(アルカベ?)を探す
ペインター・ブリッジ・ジンファンデル(2006)
2008/01/23 自宅にて

美味しいワイン発見!
ペインター・ブリッジ・ジンファンデル(2006)です。


ペインター・ブリッジ ジン ジンファンデル [2006]年

「究極のお値打ちワインNo.1」
「ワイン王国』で最高賞五ツ星☆☆☆☆☆を獲得」
と胡散臭い褒められ方をしているのですが・・・マジ旨いかも。(笑)

ボトルは、ブルゴーニュ型の上げ底のしっかりあるタイプ。
コルクは4.5センチの集積ながら、しっかり「PAINTER BRIDGE」と刻印がなされています。
そんなに悪いワインではなさそう。

開栓直後の香りに僅かに酢酸臭があります。
最近、しばしば感じる香りなのですが・・・何か醸造方法のトレンドとかあるのでしょうか?
でも、この酢酸臭はすぐ消える軽微なものです。
あと、僅かですが樽香も?!
このクラスとしては秀逸と言ってよい香りです。

色は、ジンファンデルにしては濃いめ。
僅かに紫のニュアンスがあるものの、カベルネ・メルローといったボルドータイプのセパージュを連想させる色合いですね。

口に含むと、カリフォルニアらしからぬ(笑)上品な味わい。
控えめな甘みの黒系果実を中心に、赤いベリー系のニュアンス・柑橘のニュアンスと、なかなかの「複雑味」です。
そして驚くべきは・・・ほのかな樽を思わせるヴァニラのフレーヴァー、湿った腐葉土を思わせる熟成香さえ漂います。
フィニッシュも、雑味の全くない、クリーンな甘酸っぱさが長く楽しめます。
タンニンが弱いので「ジンファンデル(カリフォルニア・ジンファンデルと表記されています)」で納得ですが、ブラインドだったら・・・シラーとかメルローとかが入っていると言ってしまいそうです。(^^;)

HP:8+

上質のジンファンデルとして十分通用しそうなワイン。
リッジと比べるのは酷かもしれませんが、「リッジのセカンド」とか言われたら「ちょっと薄いし甘いねぇ~」とか言いつつも素直に信じてしまいそうな勢いの素晴らしいワインでした。
「パスタやグリルした肉と一緒にお楽しみください」と書かれているのですが、まさにそう思います。

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セ・モンプレジール(2005)
2008/01/28 自宅にて

「あのシャトーマルゴーのセラーマスターを3代に渡り務めあげたグランジュール家がマルゴーの隣接地区で醸す大人気ボルドーワイン」との触れ込みに少し興味をそそられたので飲んでみました。
セ・モンプレジール(2005)でございます。


【元シャトー・マルゴーのセラーマスター一族のデイリーボルドー】[2005] セ・モンプレジール / ボルドー【バレンタイン特集2008】

セ・モンプレジールは、シャトー・マルゴー造りの指揮を取った曽祖父、祖父、父の伝統を受け継いだ、エリック・グランジュルーの醸すデイリークラスのワインで2005年がファーストリリースなのだそうです。

エリック・グランジュルーはマルゴー村に5ha所有する“シャトー・デゼラン”のワインを造るほか、醸造コンサルタントのオリヴィエ・ドーガ(元ソシアンド・マレの醸造家)とともに“クリュ・モンプレジール”という、RP先生が87-88点をつけるようなワインを創りだしていることでも知られていますが、そのクリュ・モンプレジールのセカンド・ラインがこのセ・モンプレジールのようですね。
ちなみにアパラシオンはボルドーです。

ボトルは標準的なボルドー型で、シンプルで清潔感のあるエチケットです。
コルクは4.5センチの集積。
この辺り、やはりデイリークラスっぽい作りですね。

開栓すると、若干の重たい醸造香(廉価版のボルドーにありがちの香り)はあるものの、なかなかしっかりした果実香がします。
樽は弱いですね。
色は結構な濃さの艶やかなもので、AOCボルドーにしては優秀な方ではないでしょうか。
口に含むと、若干発泡感があり、少しザラザラっとしたテクスチャも感じられます。
ブラインドなら「ペサック・レオニャン?」
そのくせ、黒系の果実味とピーマン、杉っぽいニュアンスは「サンジュリアン?」
タンニンがマイルドなのは「マルゴー?」
真剣にテイスティングすればするほど訳がわからないワインかも。(^^;)

HP:8-

良く言えばバランスが良いのですが、逆に言うと「個性の中途半端な」ワインです。
決してマズくはないのですが、「廉価版のAOCボルドー」なのか「それなりに拘ったマルゴー・モドキ」なのか、はたまた「次世代シンデレラ狙い」なのか・・・将来構想をはっきり示して欲しい!
デイリーにしては高いし、スペシャルなオケージョンに供するにはやや力不足が否めません。

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