三人寄れば文殊の知恵

三人寄れば文殊の知恵

蓮は泥の中に咲く


インタビューをしていると

「あのおとなしい人が」
「事件を起こすようには見えなかった」
「近所の(職場の)評判はいいのに」

などと答えているのを聞きます。

「真面目な人ほど怖い」
「おとなしい人ほど切れると怖い」

とも言いますが、そうではないでしょう。

犯罪を起こした人の見えている姿からは想像できなかっただけで、
その人の性格が変わったわけではありません。
もともとその人が持っている性格なのです。

それが普段人に見せないようにしていたのか?
それとも見えていなかっただけなのか?
あるいはある条件化で現れたのか?

そもそも一緒に住んでいる家族ですら、
そのすべてを私たちは知っているわけではありません。

すなわち、ある人の一部だけを見て、
その人のすべてだと思い込んでいるのです。

ですから、同じ人の評価が善悪両極端に
分かれることもあるわけです。

また、たとえ極悪人のように思われる人であっても
泥の中から美しい蓮が咲くように
すべてが悪い人など存在しません。


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