ユンタ(^-^)の気付き日記

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牛乳は何が問題なの? その2




よく
「カルシウムが豊富で骨粗鬆症の予防に飲んでいます」
という年配の方も多いですね。

完全栄養食と言われることもありますが

成分分析表でいくらいい数値を出していても
それが身体の中で吸収できるもので無ければ
意味が無いということもありますね。

カルシウムが多いといっても、
それはカルシウムイオンがほかのイオンと結びついた
結晶状の ○○カルシウムというものなんです。




身体に吸収されるときには
カルシウムイオンとしてでなければ
カルシウムは吸収されないんですね。

ですからそれが吸収されるかどうかの方が
現実的には大事になってくるということなんです。



吸収のしにくさは
消化物の中に脂肪酸がどれほど含まれているか
ということなんだそうです。


これが大量に含まれた食事をしていると
カルシウムを含むものでもイオン化することが非常に難しくて
結局吸収できないまま体外に出て行ってしまうんです。


しかも、実は牛乳はリンも大量に含有しているんです。

よく、
「リンは身体のカルシウムを外に出してしまう働きをするから
 摂取には気をつけましょうね。
 インスタントものばかり摂っちゃダメですよ。」

なんて事を聞きますが

何のことは無い
カルシウムが豊富といわれているこの牛乳にもとても多いんです。


すると、吸収のしにくいカルシウムが摂取されずに
リンがカルシウムを外に一緒に連れ去ってしまうんです。


連れ去る血中のカルシウムが足りないと
身体は不安定ですから
骨のカルシウムを溶かして血中に放出して補います。

そのため、
骨粗鬆症を防ぐために飲んでいた牛乳のために
反対に骨粗鬆症になるという
・・・わけの判らない笑い話のようなことになります。


反感を買うかもしれませんが、あえて言えば

日本の食事の洋風化と牛乳の多飲は
骨粗鬆症を助長しているということになるとも言えますね。

事実、骨粗鬆症の若年化が進んでいますよね。

(これは以前お話した砂糖類の大量摂取とか
 他にも色々理由はあるんでしょうけれどもね)


カルシウムの吸収を高めるのに役立つことは

先ほどいっていた
脂肪酸が少ない状態で摂るということになるんです。


まぁこれもほどほどでしょうけれども。


よく牛乳といえば洋風の食事に合いますよね。

最近は和食でも何でも牛乳という人も増えましたが(笑)
あれは学校給食の影響でしょうね。。。きっと。。。
う~ん。


・・・まぁとにかく、一応洋食向きですよね。

バターたっぷりのトーストとか、
どちらかというと脂っぽいものが多い食事などは

牛乳に限らずカルシウムの多いものを食べても
吸収能力は落ちてしまうんですね。


よく日本の粗食が一番いいという話を聞きますが

これは野菜・海藻中心の低脂肪食で、
しかもカルシウムの吸収能力を高めてくれる殿粉を
しっかりと摂る穀物中心の食事なので

とっても理に適っているんです。

海藻などはミネラルがとても豊富ですよね。
海苔、ひじき、昆布などはとてもカルシウムも豊富です。

こういったものを穀物と一緒にとっていると
安定してカルシウムも摂取できるということですね。


大陸性の地域と比べて土のミネラル含有量が少ないから
作物もカルシウムが少ないとか言いますが

カルシウムが多くても吸収能力が高まる食事でないと
意味がないということを知ったら
少しは安心できるんじゃないかなという気がします。



・・・ここにも日本の人はやはり昔からの食文化
「和食が一番合っているよね」
という理由があるような気がします。





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