もらった言葉?いつだろ?大昔



あたしがあたしを許せなくなったとしても

どうか軽蔑しないでください

足跡を消しながら歩いているのだから

もう二度と戻れないようにと

小石もパン屑も捨ててしまったのだから

あたしの歩みが遅いのも

 進むべき路で迷うのも

可笑しな事だと笑わないでください

濡れたままの髪の毛を

そうやって暖かい手で

撫でたりなんかしないでください

だってあたしは泣きたくなるのよ

 大声で声が涸れるまで

この鼓動が壊れるまで

他に術が無いままに

ただひたすらに泣くしかないのよ

あたしの存在がこの世界から

最期の最期の一欠片まで消えてしまうように

悔しかったら、そうすればいいのに

あなたの手で、そうすればいいのに


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