~ jungle diary ~

~ jungle diary ~

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2003.01.22
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どうもお待たせ?しました。


午後1時。いよいよ手術開始・・・。
水抜以来、体が硬直したようで、動かすとあちこちが痛い。
その体に麻酔注射がグサッと刺さり、痛みはさらに激化。
腰から下がビリビリと痛い。 筋肉痛が百倍になった感じかな?
とにかく例えようの無い痛みが走る。 聞いてないよ、なんなんだ、この痛みは(ーー;)!

局部麻酔のため、皮膚が左右、上下、斜め・・・と、
力強くひっぱられているのが何となくわかる。

今、思い返しても、あの感触がフラッシュバックしてくる。

顎を引けば手術してるところが見えるかな?と思ったが、
下半身の痛みと怖さで目が開けられない。
とにかく手術室中に響きわたる、赤ちゃんの心音が止まらないように、、、、と
ただ、それだけを祈りながら、まな板の上の鯉状態が続く。

約一時間あまりで摘出手術は無事終了。
先生の話によると、
正常の状態でコブシくらいの大きさの卵巣が、私の場合、膨れて、それも内臓中のあらゆる場所に、もう行き場がないほどにまで広がっていたらしい。
卵巣も手術室の測量器では測りきれず、別室で測られ、
 (そういえば、バケツをかかえて先生が戻ってきたなぁ)
気になるその総重量(水などを含む)は、

赤ちゃん二人分じゃない!! どうりで寝苦しかったはずだわ。

手術後、数日間は個室で絶対安静。
妊婦なのに断食。その上、管を通しての排尿。
辛かったけど、寝苦しかったお腹はびっくりするほどすっきり、ペッチャンコ。 赤ちゃん、ホントにいるのかな?と心配したほど。
縫い目はおへその上から下向けて・・二十数針・・かな?


幸い、腫瘍は良性、快復はすこぶる良好で、一ヶ月ほどで退院したけど、摘出手術も、赤ちゃんが五ヶ月を過ぎていたら不可能だったらしい。 ギリギリの選択だったみたいだわ^_^;

もちろん、私も担当医に異常を発見してもらわなければ、お腹が破裂し、、、多分、二人とも命を落としていた・・・
そう、看護婦さんからも言われた。 ぞっ。。。

だけど・・・
それまで生死について、話には聞いてたけど、深刻に考えたことはなかった。 
死ぬなんて年取ってからのこと・・・と思ってたから。
でも、いつ何時、寿命が来るか判らない。。。
人間、生きているのではなく、生かされている・・・、
だから毎日、今日を限りと思って悔いのないように過ごさなきゃ
いけないのかもしれないね。。。
子供にももっと優しく接してやらねば・・。反省。

それにしても、摘出した私の卵巣には
結局、会わずじまいだったけど、
ひょっとして標本として今も病院に残ってるのかしら??

                     END





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Last updated  2003.01.23 01:37:58


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