.



強く心へとふりそぞく

言葉



無数の傷と

あざ

苦笑いが痛いくらい



覚せい剤で

狂ったかのように

見下し

指をさして

笑い続け



人形のように

髪の毛をもたれ

皮膚がちぎれそう


油断などなく

黄色いアルコールをかけられ

気持ち悪い



髪が少しづつぬけおち

あざが目立つ


閉じ込められた空間で

羽を伸ばすことなく

広げることもなく


なびくカーテンごしに

閉じこめている

窓、を

睨み



赤ちゃんのように

大きな声で泣きじゃくる

母の声をきき



口に入れたものも

喉にととおったものも

分からない

死なないように満たすだけ



また一つ

飛んでいく

ふわ、ふわ、ふわ、ふわ

風船が


笑顔とゆう

日々は

風船のように軽く


すぐ


割れた


© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: