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あれから・・二日と二時間。





勝 ち た く な い ゲ ー ム 2





ずっと話してない。



たえられない。



気持ちが今にもあふれ出しそうで。



二日と二時間。


短いようで、僕にはとてもながい。

ただのプライドなのは分かってる。

だけど言い出せない僕がいた。

情けない・・。






廊下を歩いていると、途中で彩とあった。

声をかける仕草さえせず、とおりすぎようとしていた。

が・・その時・・。



「あーちょうど良かった。星輝君、彩さん。」



と、手を招かれる。


図書室の先生だ。



ちょうど、僕と彩は同じ図書委員で日にちが違う。
なんて不都合なんだ。


「なんですか?」

たずねてみる。



「ちょうど、今日の当番二人とも休んじゃって!かわり頼むわね・・!」


そういい残して、かぎを僕にわたし、パタパタと走りどこかへいった。


沈黙が起きる。

その沈黙を破って・・




図書室へと急ぎ足で言った。



シン・・・。


図書室なんて、誰も来ないのにどのように当番をしろとゆうのだろうか。

とにかく、カウンターへ入った。


イスに座る。





シン・・・。




ただ静まり返る。

そして、本を読む。

足をカウンターの上で、交差させて。











いつまでこうしてるつもりなんだ・・?



自分のプライドなんかで


このままなんて、絶対嫌だ。



こんなにも気持ちあふれそうなのに・・。


キミは、強がりだから。

やっぱり気づいてあげなくちゃ・・

いけないんだよな。


こんな、ゲーム僕は勝ちたくないから。

キミがスキだから。



拳を握り締め・・
手に汗をかきながら・・

喉のくから

そっと声をだした。




「僕は・・・。」

二人しか居ない大きな図書室には、小さくても僕の声が響く。



「僕は、こんな勝負勝ちたくない・・。」


そうしゃべりかけた。

プライドなんかすてて・・君を好きとゆう気持ちだけで。

君の強がりも、分かってあげたいから。




もう、僕の負けだろ・・?

なんでこっち向かないんだろう・・・?


心配になり、彩を後ろから抱きしめた。


「彩・・・っ?」


ビクッと肩が一度だけ震えた。



そして、ポツポツと腕におちてくる生ぬるい物・・。




泪・・・?





僕は、彩を正面に向かい合わせるように抱き変えた。


やっぱり・・。


目は真っ赤だ。


「ずっと・・ずっとまってた・・。」


震える声で今にも切れそうな小声で言う、彩。


「ずっと星輝から・・・そうっ、いってくれるの待ってた・・。」


泪をこぼしながら・・。


僕は強くギュッと、彩を抱きしめた。



「彩が好きだ。」


「だから、こんな勝負には勝ちたくない。」


誰も居ない二人きりの図書室に、彩の泣き声と僕の声が

ただシン・・と響く。




「私も、・・・・好きだよ。」


「強がりばかり言って・・・御免なさい・・。でも・・・ずっと好きだった。星輝のこと。」

そういって、抱きしめ返した。



「うん・・。僕も御免。ずっと傍にいてくれますか・・?」


彩は、顔を上げて・・


「うん・・。」



これから描いてく、二人の未来。


ずっと・・もう強がりなんていわないように


一途に、好きでいたい。


そして強がりな君を抱きしめて、風にどばされないように・・



僕が守るから。














お ま け



「でもあれって結局負けたのって、星輝だよね。」

「そうだね。」

すると彩はキョトンとした顔をした。

「悔しがらないの・・?」

「僕は彩みたいに子供じゃないから。」

すると頬をふくらまして・・

「ふんっだ・・!」

とそっぽを向いた。

「そんなとこも、僕は好きだけど?」

って言ったら・・。

ちょっと照れた顔で、彩はこういった。

「ズルイ・・。」









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ノブチンさんの詩から、作り出した文です。

われながら、自分は文才ないなと自分で本当に思いました。

恋愛物は難しい!

だって、私にはいシュンが来ないですから><

でも、詩で文を書かせてもらうと本当嬉しいです。

今後共々よろしくお願いします。














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