Akky my love

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安静命令。つくしと実家へ…


                   診察代  3020円(健保・本人)
                   点滴    400円

翌日は仕事は代休をもらって休みだった。
6月29日(日)も7月6日(日)も発表会だったので出勤。
その休みがとれた。

病院に行き、診察。いつもの内診。

つくしは、ちゃんと生きていた。
「4.7ミリの私の赤ちゃん」
嬉しかった。ほっとした。

でも、先生に注意された。
どうして無理をしたの?

ごめんなさい。
先生、つくし、ダー介。
誰にともなく謝った。

そして、そのまま点滴。

ダー介に連絡をとり、迎えに来てもらうことになった。
先生には一人で帰ると言ったのだが、
「ご主人に迎えに来てもらいなさい」と言われた。
ダー介は仕事だったが、迎えに来てくれた。

その時、ダー介は迎えに来てほしいという電話を受けた時
ドキっとしたらしい。

つくしは大丈夫だったよ。
その言葉を聞いてほっとしたと言っていた。
私は前日から、「つくしは大丈夫に決まってる」と思っていたから
ダー介に電話した時、すぐにそれを言わなかったらしい。
(よく覚えてない)
頭の中にはケーキのことがあった。
バースデ-ケーキ。

ダー介の誕生日は1週間ほど前だったけれど
仕事や体のことがあり、お祝いできないでいた。
そして、代休の今日の夕方、バースデーケーキを受け取ることになっていた。

点滴をうって、ダー介の迎えを待ってたら
ケーキ屋さんは閉まっちゃう。
電話でダー介に「○○でケーキを受け取って」とお願いした。

そしてダー介は婦人科(当時私が通院していたのは産婦人科でなく婦人科)へ
ケーキ片手にやって来たのだった。

病室で、ダー介の姿を見たO先生。
「ご主人、あきあきさんはケーキは食べられないな、きっと」
軽く注意(?)されてた。
お見舞いだと思われた?ふふ。

さて、この日、O先生から安静命令が出た。

仕事は絶対休みなさい、と。
いつも、私が病院からそのまま職場に行っているのを
O先生は知っていた。
「休めない仕事なの?休みづらいの?
休めないなら診断書、カード書くよ」とO先生。

ご存知かもしれないが、診断書のほかに
母体保護のために「母性健康管理指導事項連絡カード」というものがある。
妊婦の母体保護のために、医師から妊婦の職場(カードでは事業主とある)へ
休業や勤務時間の短縮を促すカードだ。

それは私も知っていた。

でも、それは断った。
「自分で言えます」と。
私の勤めていた会社は小さな会社。
常務も私の言うことを(言い争いもしたが)よく聞いてくれた。
小さな会社ゆえに休みづらかったりすることもあった。
しかし、カードを出すのでなく、自分の言葉で言いたい。
それは 私の会社への 私なりのけじめというか
付き合い方だった。

(でも、このカードは活用するとよいと思います。
私はカードより自分の口が達者だから、そう返事しただけです。
それに、私の場合はもう退職が決まっていましたから。
仕事を続ける意志の方は、制度を上手く利用することをおすすめします。)

そして、社員や教室スタッフが居るうちに会社に電話したほうが良いと思い
会社へ電話。

ダー介は私が休みにくくなったりしないようにと
そして、変に強がったりしないようにと、
俺から電話する、と言ってくれた。
その方がもうあきあきに無理させないだろうからって。

ダー介は会社の人とも面識あるし、
これは つくし のためだから、
素直に甘えた。

(あれ?私からダー介にお願いしたのかも 笑)

私は14日まで休むことにした。
1週間。
その時点でまだ回復していなかったらその時考えることに。

O先生は 入院施設のある病院で入院するか、
あるいは実家に帰ることをすすめた。

迷わず実家を選んだ。

入院しなくても 実家で過ごせば大丈夫。
つくしを実家に連れて行ってあげよう。
歩けたら海を見せてあげよう。

2日後から実家に帰る事にした。
住んでいたのは大田区。実家は藤沢市。
車で1時間ちょっとだ。

もしも次に出血したらすぐ病院に電話するようにと
O先生に言われた。
O先生は、自分の名刺に自宅と携帯の電話番号を書いて
私にくれた。

病院のやっていない時間だったら、
何時でもいいから遠慮なく電話するように。

嬉しかった。

でも、そんなに危険なことなの?と思った。
身のひきしまる思いはした。

しかし
帰り道、
「O先生の携帯番号ゲットしたよ~。優しいね~」と
相変わらず 明るいあきあきだった。





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